SNSによる企業の動画広告事例を紹介【2022年最新版】
YouTubeを見ている際、動画の最初や途中に広告動画が流れるのを見たことがあるのではないでしょうか。
個人の広告の場合もありますが、その多くは企業が主導となった広告動画です。中にはテレビCMでおなじみの企業も、動画広告を配信しています。
「動画広告なんてどれも同じ」
「動画広告ってとりあえず動画を1本作ればいいんでしょ?」
実はそんなことありません!
広告動画にも色々な種類があり、目的やブランディングの仕方によっても動画の種類は大きく異なります。
動画制作会社であるKEY-MOVIEが、SNSによる企業の動画広告の種類や事例について紹介します。
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Contents
そもそもなぜ、企業がSNSにて動画広告を用いるのでしょうか。その理由は、主に以下のような理由があります。
利用者が多く、広告の効果が大きい
関心の高いユーザーに向けて広告を流せる
話題になりやすい
それぞれ1つずつ説明します。
利用者が多く、広告の効果が大きい
平成初期のころは、映像の娯楽と言えばテレビでした。ですが現在は特に20~30代の若年層を中心に、YouTubeの利用者は急激に増えています。
2020年9月にはコロナ禍の巣ごもり需要もあり、YouTube月間利用者数は6,500万人を超えました。これだけの人数がいるため、広告が届く人数も多く広告効果が見込みやすいです。
関心の高いユーザーに向けて広告を流せる
よくサイトの広告で「検索していた商品」や「興味のあるジャンルの商品」になっているのを見たことが無いでしょうか。
YouTubeではユーザーの性別、年齢、見ている動画の傾向に合わせて、おすすめの動画を表示する機能があります。
また、そのデータを利用して、脱毛サロンのCMで「〇〇駅にお住まいの皆様!」と、最寄り駅に住んでいるユーザーに対しての動画が流れます。
よりピンポイントな広告を流すことができるのは、テレビCM等とは大きく異なるポイントです。
話題になりやすい
YouTubeの広告動画は、比較的面白い動画が多い傾向にあります。
理由としては、キャッチーな内容だと「このCMはなんだ」「面白い」とSNSで拡散されるので話題になりやすいです。
有名な所で言えば、TikTokのCMでは有名なインフルエンサーのショート動画をCMに引用しているのも「これは誰だ」と話題になるのを狙ったものと言えるでしょう。
SNSの市場規模は計り知れないほど大きいといえます。
理由は「インターネット」の利用者が性別問わず、幅広い年代、特に若年層はほぼ全員インターネットを活用しているからです。
総務省が発表したデータによれば、インターネットの利用率はおよそ90%近くあり10代~60代までは各世代別利用率が90%を超えるなど、どんな世代にも多くの人数にアプローチできます。
そのあまりの市場規模の大きさから、YouTuberが手がける10代~20代に向けたアパレルブランドで、数億円単位の売り上げを上げる人物も出てきています。
SNSの市場規模は、非常に大きいと言えるでしょう。
動画広告のメリットについて紹介しました。
メリットのインパクトが大きいため、デメリットに浮かびづらいかもしれません。
ですが、動画広告という形式である以上、避けられないデメリットも存在します。
スキップされてしまう可能性がある
動画を見る前に流れてくる広告動画は、いわば「見たいものが別にあるのに、強制的に見せられている」という状態です。
そのため、大半はすぐにスキップされてしまいます。
スキップができないテレビCMと違い、じっくりと見てもらううのはかなり難しいでしょう。
制作費用がかかる
動画広告は、動画の制作費用が掛かります。当然ですが、静止画やテキスト広告よりも多くの費用がかかり、制作にもかかる時間が長いです。
スケジュール的にも金銭的にも余裕が必要なので、リソースに余裕がないと制作は困難でしょう。
動画制作の外注については以下で解説していますのでぜひご覧ください。
イメージを下げてしまうリスクがある
目を引くような面白い動画広告なら、好意的に受け止められます。
ですが、動画の内容が「怪しい」「つまらない」「差別的」などと言ったネガティブな印象をうけるような動画だと逆に購買意欲や利用意欲の低下につながったり、悪い印象だけが残って、ブランドのイメージを損なうリスクもあります。
YouTube動画広告の特徴は、多くのユーザーに見てもらいやすいことです。
先述した通り、巣ごもり需要でYouTubeを見ているユーザーは6,500万人程度といわれています。
この数字は驚異的で、日本人口の半数以上です。
その多くのユーザーから、年齢や性別の広告を配信するユーザーを絞り込み、自社の商品やサービスをピンポイントで宣伝できるのが最大の特徴と言えるでしょう。
YouTube広告動画広告の種類大きく6種類に分けられます。
TrueViewインストリーム広告
TrueViewディスカバリー広告
バンパー広告
アウトストリーム広告
マストヘッド広告
オーバーレイ広告
TrueViewインストリーム広告
「TrueViewインストリーム広告」は、動画を再生する前、再生の最中、最後に広告が流れるタイプの広告で、YouTube広告といえばこれというほどイメージが強い広告です。
動画視聴5秒後にスキップ可能な「スキッパブル広告」と、15秒以下の短い広告の代わりにスキップできない「ノンスキッパブル広告」の2種類があります。
再生する前の広告を「プレロール」
途中に挟まる広告が「ミッドロール」
再生後の広告を「ポストロール」
と呼ばれます。
TrueViewディスカバリー広告
YouTubeの右側(スマートフォンなら下側)にある関連動画や検索結果一覧に表示されるタイプの広告です。
動画内では配信されず、広告をクリックすることで再生されます。
動画一覧のサムネイルで興味を惹かれてクリックする
バンパー広告
6秒以内ののスキップできない短い広告のことです。
インストリーム広告と同様、動画の再生前、再生中、または再生後に流れます。
アウトストリーム広告
アウトストリーム広告とは、YouTube内ではなくYouTubeのパートナー認定を受けたWebサイトやアプリで配信されるモバイル専用の動画広告です。
表示された際、音声がないミュートの状態で動画が再生され、タップするとミュートが解除、音声つきで動画を視聴することができます。
画面固定ではないため、スクロールで動画を飛ばしたり、好きなタイミングで視聴をやめることができるため、強制的に見てもらうことはできません。
マストヘッド広告
マストヘッド広告とは、YouTubeのホーム画面最上部に掲載される動画広告です。
TrueView広告のようにターゲティングはできませんが、国単位で配信エリアを指定できます。
YouTubeのトップページの最も目立つ場所に広告が表示されるため、最大限にYouTubeユーザーへのリーチができる広告とも言えるでしょう。
オーバーレイ広告
オーバーレイ広告は動画の下部に表示される広告です。
画像を表示するものとテキストのみ表示する2種類の表示方法があります。
またSNSでは広告という形以外にも、アカウントを取得し公式動画としてアップロードすることで広告とすることもできます。
より効果的にYouTubeを運用する場合は、
- 目標の設定
- 動画の継続的アップロード
- VSEO(動画の最適化)
この3つを意識する必要があります。
目標の設定
まず、何が目的なのかを明確にしましょう。
知名度の向上が目的なら、「表示回数」
サイトへの流入が目的なら「クリック数」
ユーザー獲得なら「コンバージョン(CV)率」
の数字を見る必要があります。
この数字を基に分析、ABテストなどといった検証を行いましょう。
動画の継続的アップロード
どの媒体でも言えることですが、動画は継続して認識してもらうことで、ユーザーの記憶に定着する必要があります。
そのため、一度上げたら終わりではなく継続して動画をアップロードして認知してもらいましょう。
VSEO(動画の最適化)
VSEOとは(Video Search Engine Optimizaition)の略で、「動画の検索エンジン最適化」という意味です。
SEOの映像版という認識で問題ありません。
動画を検索結果上位に表示させる「VSEO対策」として、 タイトルやサムネイル、ハッシュタグ、説明文を工夫しましょう。
YouTubeの特徴、運用について解説しました。
文面だけの説明ではわかりづらいと思うので、具体的な例を紹介します。
YouTubeの運用事例 Go Pro
YouTuber御用達のカメラ「Go Pro」
本来はアウトドアやスポーツをする際に、頭や自転車などに固定して映すためのカメラです。
そのため、普通のカメラよりも動きの激しい映像に強く、頭に固定しやすいように小型かつ軽量で、防水性も高いのが特徴です。
GoProのYouTubeの場合、その特徴をダイレクトに伝えられるよう、実際に「自転車で山を走る」「サーフィン」「スノーボード」などの臨場感がある映像をスタイリッシュに編集しているのが特徴です。
ブランディングの一環として「スタイリッシュ」「クール」なイメージのシンプルな映像と、万人が見て楽しい映像をかけ合わせてGoProの購買意欲を掻き立てられるような雰囲気をだしています。
また、撮影している機材の名前をタイトルに含め、このカメラが気になったら概要欄から購入ページに移行できます。
このようにブランディング~導線まで綺麗に作りこまれたチャンネルは、きっと良いお手本になるでしょう。
YouTubeの運用事例 Sony (THE FIRST TAKE)
大人気のアーティストを多数起用し「一発録り」という条件で、どこまでの実力を発揮できるかというアーティストにフォーカスしたサイトです。
運営を公表していませんが、商標は「ソニー・ミュージックレーベルズ」が出願しています。
アーティストが使用している製品はソニーのヘッドホンやマイクであり、素晴らしいパフォーマンスと同時に、その機材の性能の良さをアピールする方法を取っています。
一見、広告感覚が無く普通の動画に見えます。
自然と気になる嫌らしくない形の広告で、理想的なブランディングができています。
商品のリンクなどを貼ったりはしていませんが、ライブへの誘導、所属しているアーティストの知名度や人気の向上など、様々な宣伝効果を得ることができている成功例と言えるでしょう。
YouTubeの運用事例 片付けトントン(株式会社 中西)
より、業務に根付いた広告事例もご紹介します。
広告と言っても、動画を再生する前に流れるものが全てではありません。
「企業の魅力が伝えられるような動画を上げてYouTubeチャンネルを運用すること」これも広義で動画広告と言えます。
その良い例として有名なのは、片付けトントンという清掃業者が運営する「見るとスッキリする」「思わず片付けたくなっちゃう」動画をアップしているYouTubeアカウントです。
散らかっているものを綺麗にするという動画は、1つのジャンルとして根付いており、受けているジャンルと自社事業をミックスした画期的な広告です。
「見ていて楽しい」「自分の家もこの業者に依頼しようかな」と思える動画であり、動画広告費を多く割けない、掃除の中小企業のお手本のような運用事例と言えるでしょう。
事実動画のみの収益のみならず、お問い合わせ数、依頼数も急激に伸ばしているため、本業の売上に大きく貢献しています。
Instagramの動画広告における特徴と運用方法手段・方法
InstagramはYouTubeと大きく動画内容が異なります。
理由としては、ユーザーが若い女性が多く、「インスタ映え」という言葉が生まれるほど、見た目の良さにこだわった投稿が数多くされている文化があるからです。
SNSの中でも特に、オシャレさにこだわった動画が多く見受けられます。
さらにInstagramは動画広告の中にも3種類あります。
- フィード広告
- ストーリーズ広告
- ディスカバリー広告
それぞれ簡単に解説します。
フィード広告
タイムラインに流れてくる広告です。
ユーザーの投稿と同じように表示されるため、自然に見てもらうことができます。
ストーリーズ広告
Instagramの機能であるストーリーズ内で表示される広告です。
ストーリーズとは24時間で消える投稿のことで、プロフィールページに残らない気軽さから、ストーリーズを中心に使うユーザーもいます。
ディスカバリー広告
ユーザーの関心のありそうな投稿を表示する「発見タブ」という機能で、ユーザーに合わせたコンテンツが表示されます。その閲覧の際に表示される広告です。
このように、Instagramの広告は比較的、自然に投稿と一緒に混ぜられているというイメージです。
具体的な広告事例を見てみましょう。
Instagramの動画広告運用事例 ブルガリ
ブルガリは、高級人気ブランドで世代を超えて人気があります。
そんなブルガリは、子どもたちの自然災害時の緊急支援や、戦争などからの保護を目的とした「セーブ・ザ・チルドレン」とコラボレーションして動画広告を制作しました。
コラボレーション商品を購入すると、その一部が寄付されるという訴えを短時間で伝えるシンプルかつスタイリッシュな動画でブランド力を大きく生かした作りになっています。
この動画の経済効果は4000万円ほどとも言われ、Instagramの広告の中でも屈指の成功事例と言えるでしょう。
Instagramの動画広告運用事例 花王
柔軟剤などのテレビCMで有名な企業で、ヘアケアブランド「PYUAN」のプロモーションの一貫で制作されました。
ブランドのメインターゲットである20代女性はテレビ離れを起こしている世代であり、テレビCMの訴求からSNSを活用した方法にシフトチェンジし、ブランドの認知度向上に大きく貢献しました。
Instagramの動画広告運用事例 Dear, Klairs
Dear, Klairsは韓国の美容ブランドで、動物実験を行わない、ビーガン向け敏感肌用スキンケア化粧品を制作しています。
ターゲットに合わせた明快なメッセージで、売上と認知度を高めることに成功し、高い広告費用対効果を実現しました。
Facebookの動画広告における特徴と運用方法
Facebookは全世界で利用されている最大級のSNSですが、日本では若年層の利用率が低めで、アクティブユーザーは年齢層が高く、本名での投稿が原則なのが最大の特徴です。
そのため、ユーモアというよりも、日常生活についての投稿、子供や家族、旅行などといったライフイベントにまつわる投稿が多くなります。
FaceBookは日本国内ではアクティブユーザー数が比較的少なく、他のSNSなどが人気です。ですが、海外では人気が非常に高いため、海外のユーザーに対し訴求できるのが強みです。
Facebook動画広告は大きく
- フィード広告
- インストリーム広告
- ストーリーズ広告
この3種類に分かれています。
広告の種類は、YouTubeやInstagramなどと同じです。
こちらも、企業の事例を紹介します。
Facebookの動画広告運用事例 京都やまちや
京都やまちやは、健康食品ブランドで有名です。オンラインの売上を増やしつつ、関心の高い海外の顧客にもリーチするため、Facebookで動画広告を運用。
動画広告により、ユーザーのセールスコンバージョンが45%増加するなど、大きな結果を出すことができました。
Facebookの動画広告運用事例 リノベ不動産
近年日本でも広まりつつある中古住宅のリノベーションに着目し、安く家を買いリノベーションをするという、新しい選択肢を提供しています。
自社の強みを最大限に伝える、効果的な訴求をすることでお問い合わせ件数の増加実現しました。
Facebookの動画広告運用事例 Moonton
モバイル向けマルチプレイヤーオンラインゲームを展開する企業。
インフルエンサーを起用したプレイ動画を広告に使用。
世界中で新たなプレイヤーを獲得し、35%のコンバージョン率上昇を実現しました。
Twitterの動画広告における特徴と運用方法
Twitterは世界で利用されており、国内でも幅広い年代で人気のSNSです。
気になった投稿を、リツイートできる機能があるため拡散が期待できます。(通称:バズる)
比較的ユーモラスなネタや動物などと言った内容がウケる傾向が強いです。
Twitter動画広告には以下の6種類に分類されます。
- プロモビデオ広告
- プレロール広告
- スポンサーシップビデオ広告
- ビデオカンバーセーショナル広告
- ビデオアプリカード広告
- プロモライブビデオ広告
今まで紹介したSNSと比べても、比較的動画広告の種類が違い、数も多いです。
プロモビデオ広告
プロモビデオ広告は、タイムラインにインフィード表示される自動再生動画です。
通常の投稿と同じようにタイムライン上に表示されることで、ユーザーの視覚に入りやすく、商品やサービス認知度が高いことが特徴です。
特に、Twitterは文字数に140文字という制限があるため、動画付きのツイートは画像付きのツイートよりも多くの情報を伝えられます。
プレロール広告
動画コンテンツの前に流れる動画広告のことを指します。
YouTubeのインストリーム広告などと同じです。
カテゴリを選択し、複数の企業の動画コンテンツからランダムで動画広告が配信されます。
スポンサーシップビデオ広告
プレロール広告と同様に動画コンテンツの冒頭に流れる動画広告のことを指します。
スポンサーシップビデオ広告では、特定のコンテンツパートナーの動画にプレロール広告を配信することが可能です。
ビデオカンバーセーショナル広告
動画に独自のハッシュタグをつけて、アクション誘導ボタンをつけたツイートのことを指します。
例として、マクドナルドの投稿がわかりやすいでしょう。
ブッチぎりで #ハミダブチ 🍔↔️
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) October 16, 2020
飛び出したビーフパティを見て、思わず木村さんが本音をポロリ😁👍
気になる本音は動画でチェック❗️
10/21(水)から販売開始です🎉#ヤベェよダブチhttps://t.co/TDCe4Hzkwa pic.twitter.com/oGBjCIXgO7
ビデオアプリカード広告
タイムライン上で自動再生され、認知度の向上やアプリのインストールを促すことができる動画広告です。
ユーザーに対してアプリをインストールする前に内容がわかり、興味を持ったユーザーにはそこから、インストール画面へ誘導できるためインストール率が比較的高くなるという特徴があります。
プロモライブビデオ広告
ライブコンテンツの配信中・配信前後を活用した動画広告です。
iPhoneの新作発表会などが有名です。
ライブに誘導して興味を引き、その延長で製品の興味をつなげることができます。
種類が多く、アプローチの仕方が豊富、ユーザーとの距離感が近いのが他のSNSとの以外と言えるでしょう。
Twitterの事例を紹介します。
Twitterの動画広告運用事例 マクドナルド
先ほども紹介したマクドナルドです。
人気があり、当時は解散などで話題だった木村拓哉氏を起用し、インパクトがありました
ブッチぎりで #ハミダブチ 🍔↔️
— マクドナルド (@McDonaldsJapan) October 16, 2020
飛び出したビーフパティを見て、思わず木村さんが本音をポロリ😁👍
気になる本音は動画でチェック❗️
10/21(水)から販売開始です🎉#ヤベェよダブチhttps://t.co/TDCe4Hzkwa pic.twitter.com/oGBjCIXgO7
マクドナルドは芸能人を多数起用し、CMにインパクトを持たせたり新商品の紹介、商品の割引キャンペーンなどを前面に押し出しています。
短時間でインパクトがある動画の良い例でしょう。
Twitterの動画広告運用事例 任天堂
任天堂は新作ゲームの発表動画や更新内容などををTwitterで流しています。
Twitterではゲームの人気が高いです。
大学一年生が初めて一人暮らしする部屋
— わんこ (@wancorl123) November 30, 2021
ワンルーム木造アパートの築浅物件です
#ハッピーホームパラダイス #ハピパラ
#どうぶつの森 #AnimalCrossing pic.twitter.com/KX4sQN9H3H
ハッシュタグを利用して他のユーザーも動画を投稿できるようにするという仕組みを作り、知名度の貢献や、プレイヤーの友人を巻き込めるような仕組みづくりを作っています。
[任天堂HP]「Nintendo Switch 2021-2022 冬」TVCMを公開しました。#NintendoSwitch
— 任天堂株式会社 (@Nintendo) November 19, 2021
また、高品質な動画を制作して広告でも気にならないクオリティを実現しています。
Twitterの動画広告運用事例 SHARP
日本の人気メーカーSHARPは、人気アニメ「アイドルマスター」とのコラボ商品の動画をアップロードするなど、目を引く内容の動画を投稿しています。
どのへんが夢のホットクックなのかは、こちらの夢の概要をご覧ください。もしあなたがプロデューサーさんなら、そこに夢しかないことがご理解いただけると思う。 https://t.co/7wpzcfvnoA
— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) June 7, 2021
また、普段のTwitterの投稿もフレンドリーな内容になっており企業の公式アカウントという感じではありません。
キドキ感がすごい。— SHARP シャープ株式会社 (@SHARP_JP) January 13, 2016よりユーザーに寄り添うようなコンテンツでの広告をしています。
LINEは日本国内でトップのシェアを誇るSNSです。ここでも多くの動画広告が活用されています。
Smart Channel (Talk Head View)
LINEのトークリスト最上部に配信される広告です。
トークリストの上部に静止画や動画を掲載することができ、静止画広告をクリックしたユーザーに対して動画クリエイティブが表示されます。
タイムライン
LINEのタイムライン上に表示される広告で、通常のタイムライン投稿と同じ形式で配信されるため、より自然な形でユーザーに広告を見せることが可能です。
タイムラインの月間利用者数6,800万人のうち、4,900万人が月に一回以上タイムライン広告に接触しています。
LINE公式アカウントをブロックしている・していないに関わらず、タイムラインを利用する全ユーザーにリーチ可能です。 ユーザーの属性は、男女比率は女性のほうが多く、幅広い年代に利用されています。
LINEの動画広告運用事例 waqoo
スキンケアブランド「肌ナチュール」を展開する株式会社Waqooは動画配信で高い効果を出しています。
「クレンジング系の商品の場合、動画のほうが肌の質感や使用後の爽快感が伝わりやすい」
という分析の元、静止画と動画を組み合わせて使用することで目を引き、LPへの繊維率が静止画の2倍になったという実績を出しています。
LINEの動画広告運用事例 エーザイ
日本の大手製薬会社、エーザイは商品の新規定期購入者を増やす目的で「LINE広告」を活用。
動画広告の活用し、より目を引きやすいよう分析を重ね、売り出したかった商品「美 チョコラ」の新規定期購入者と売り上げが増加。
月間の新規定期購入者が2倍以上にまで増加。動画広告による売り上げが広告配信前と比較すると5倍以上まで増加しました。
LINEの動画広告運用事例 大川
多種多様なアイテムを扱うmaxplusというサイトを運営している大川は、コロナ禍で来店が厳しくなったのを皮切りに、オリジナル商品のPRの動画を作成して配信。
LINE公式アカウントで配信した動画の再生数は、他社SNSと比べて6倍も多く、売り上げ増加に貢献しています。
TikTokとは、15秒〜60秒程度の短い動画を投稿/閲覧できるSNSです。
ダンスや・口パクなどのライトなコンテンツが多数を占めており、若年層にウケています。
またSNSの中でも広告やノリも独自の文化があり、かなり異質な存在です。
特に、後述するチャレンジ広告ではハッシュタグを用意し、動画はユーザーが作るため動画制作や拡散にかかる労力や金額は不要。
若者世代にリーチしたい企業にとってかなり有効な広告形態です。
TikTokだと動画広告に以下のようなものがあります。
- 起動画面広告
- チャレンジ広告
- インフィード広告
TikTok独自の広告を解説します。
起動画面広告
その名の通り、TikTokを起動した際に表示される広告のことを指します。
強制的に見せられるため、ユーザーに敬遠される傾向にあります。
チャレンジ広告
チャレンジ広告とは、TikTok独自の広告動画となっています。
企業がテーマとなるハッシュタグを用意し、そのハッシュタグに沿った動画をユーザーが投稿するという、ユーザーを巻き込んだ参加型の広告です。
このチャレンジ広告を上手く活用した企業の事例を見てみましょう。
TikTokの運用事例 楽天
「貯めるなら、ラララ楽天ポイント」というフレーズを一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。
実際にCMにも使われた楽曲やパンダの動きはキャッチーであり、TikTokにも相性がよく、ユーザーの心を掴みました。
このバズにより、楽天もアカウントを開設し、楽天とお買い物パンダの認知度を大きく高めることに成功しています。
TikTokの運用事例 グリコ
日本の人気お菓子メーカーグリコは、人気の自社製品ポッキーを使用して「#ポッキー何本分体操」というチャレンジ広告を実施。
インフルエンサーを起用し、若者へのリーチをしています。
認知度の向上や売上の増加に貢献しました。
TikTokの運用事例 サントリー
人気飲料メーカーのサントリーは、新商品だったクラフトボス TEAシリーズのクリエィティブコンテストを開催。
優秀作品はサントリー公式のTikTok広告として採用、優秀作品を手掛けたTikTokクリエイターは、サントリー公式の広告動画を制作するクリエイターとして起用されるということで注目を浴びました。
TikTokクリエイターの新たな人材の発見、そして新商品の知名度アップにも貢献しました。
各SNSの特徴と様々な動画広告事例を紹介しました。
どのSNSにも特徴があり、受け入れられる広告にも差があることがわかったと思います。
「じゃあどんな広告を作ればいいのかな」
「バズる広告を作りたい」
と事例を見て思った方も多いのではないでしょうか。
そこで、効果的な広告を作るうえで大切なポイントを紹介します。
インストリーム広告とバンパー広告を決める
動画広告の特徴の時に解説しましたが大まかに、もう一度インストリーム広告とバンパー広告をおさらいしてみましょう。
種類 | 長さ | スキップ | 特徴 |
インストリーム広告 | 15秒以上 | できる | 時間が自由なので、表現したい内容で、ブランディングがしやすい。 |
バンパー広告 | 6秒以下 | できない | 最後まで見てもらえるが、伝えられる情報に限りがある。 |
この特徴を踏まえて、どちらを選ぶべきかを考える必要があります。
「商品の紹介をちゃんとしたい。ブランディングをしたい」という目的であればインストリーム広告。
「とにかくブランド名や商品を知ってほしい」という目的であれば、バンパー広告がいいでしょう。
最初の2秒で掴む
動画広告の大半はスキップされます。
理由は、見たい動画の前に流れる広告はユーザーにとって邪魔でしかないからです。
最初の2秒で引き込み、「気になる」と思ってもらう必要があります。
インパクト重視、人気タレントを使う、お得さをアピールなど。
様々な角度でアプローチしましょう。
ターゲット層を明確にする
商品購入やサービスの利用が見込めるターゲット層を明確にしましょう。
「とにかく誰でもいいから見てほしい」では作るべき動画や、方針が定まりません。
また後述する、活用するSNSの選定もできなくなってしまいます。
活用するSNSの媒体を選定する
各SNSによっても特徴が異なります。
SNS名 | 年齢層 | 特徴 |
YouTube | 10代~60代 | ユーザー数が圧倒的。ジャンルも幅広い。 |
10代~30代 | 女性メイン。おしゃれな投稿が多い。 | |
10代~40代 | 年齢層が広くユーモア系の投稿が多い。比較的男性メイン。 | |
30代~60代 | 本名での投稿。年齢層が高く家族にまつわる話題が多い。 | |
TikTok | 10代~20代 | 特に若年層メイン。短い動画を多く見るスタイル。 |
例えば、化粧品を売りたいならInstagram。結婚などのライフイベントにまつわるものはFaceBook。若者の流行に乗せて知名度を上げたいならTikTok。
このように、訴求したいものによって適しているSNSは変わってきます。
より効果の出るSNSを選定しましょう。
SNSによる企業の動画広告の事例について紹介しました。
各SNSにも特徴があり、文化やユーザー層、受けやすいジャンルも大きく異なるということがわかりましたね。
とりあえず迷った、どんなユーザーにアクセスされやすいかを調べるには、YouTubeがおすすめです。
そして、そのデータを基にしてSNSの選定に役立てるというやり方も1つの戦略と言えるでしょう。
本記事を参考に、SNS向け動画広告の制作にお役立てください。
弊社では、完全外注体制でのリソースを奪われない動画広告の運用プランなど、様々な状況に合わせて広告の掲載をご支援させていただいております。
詳細は無料で配布しているこちらのホワイトペーパーをご覧ください。
また、SNS広告動画以外にも、動画制作の相場についての資料など動画にまつわるお役立ち情報を多数配信しています。
こちらもぜひご覧ください。