YouTube企業アカウントの作り方ガイド!開設の注意点や成功事例や費用注意点や広告の付け方
YouTubeや動画コンテンツの需要が増える中、「そろそろ自社でもYouTubに企業アカウント(法人アカウント)が欲しい」という企業も多くいると思います
ただ、YouTubeのアカウントをどう作ればいいのか、どのように運営すればいいのか、費用はどのくらいかかるのかなど、始める前の悩みは多いでしょう。
この記事では、YouTube動画制作や企業アカウントの運用代行を行う動画制作会社key MOVIEが、今まで寄せられてきた質問を参考にYouTubeの企業アカウントの作り方から運営まで徹底解説します。
この記事でわかること
- 個人アカウントとの違い
- 企業アカウントの新規開設から動画投稿までの流れ
- 動画広告により企業アカウントを収益化させる方法
- YouTube企業チャンネル成功事例
- 企業アカウントの運営にかかる費用(料金)
今すぐYouTubeの企業アカウントの運用や企画、何から始めていいのか相談したい人は、YouTubeの企業アカウント代行・マーケティングに実績のあるkey MOVIEへ相談ください。
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Contents
YouTubeの企業アカウント(法人アカウント)とは?個人アカウントとの違い
YouTubeの企業アカウントとは、言葉の通り企業が運営するYouTubeアカウントのことです。
企業アカウントといってもYouTube上の仕組みでは個人やYouTuberが運営するアカウントと同じで、企業が運営しているかどうかの違いのみです。
簡単にそれぞれの違いをまとめてみました。
企業アカウント | 個人アカウント |
・企業が運営している ・企業の認知アップやサービス訴求などが目的 ・広告収入をメインとしていない | ・個人が運営している ・運営目的はさまざま ・広告収入がメイン |
なので、特別申請が必要だったり費用がかかるということは無く、アカウントの作成自体は簡単にすぐできてしまいます。
昨今、このYouTubeアカウントがマーケティング施策の一環として注目を集めており、様々な目的で運営する企業が年々増加しています。
因みに、たまに混乱されている方がいますが、YouTubeアカウント=YouTubeチャンネルの認識で大丈夫です。
YouTube企業アカウントの作り方!アカウント開設から動画投稿までの流れ
YouTubeの企業アカウントを実際に作るとなった場合に、アカウントの開設から動画投稿までの流れを詳しく解説します。
1.企業用のGoogleアカウントを新規開設
YouTubeアカウントを作成するには、その前にGoogleアカウントが必要です。既にGoogleアカウントをお持ちの方は既存のGoogleアカウントからでも作成できますが、企業の場合はその後の運用管理のしやすさのためにも専用のGoogleアカウントを新しく作成することをオススメします。
Googleアカウントは「個人用」と「ビジネス用」の2パターン作成できますが、YouTube用で作成する場合はどちらでも問題ないです。どちらも手間も大して変わりませんし費用もかかりません。悩まれる方は「ビジネス用」で作成が無難かと思います。
2.企業用のGoogleアカウントでYouTubeにログインする
上記で作成したGoogleアカウントでYouTubeを開きます。
YouTubeを開くと右上に「ログイン」ボタンがあるので、そちらからGoogleアカウントの登録内容を入力してログインしてください。
3.YouTubeのマイページからチャンネルを開設する
ログイン後にYouTubeを開くと右上にステップ①で作成したGoogleアカウントのアイコンが表示されます。
こちらをクリックし、「新しくチャンネルを作成」をクリックします。
「新しくチャンネルを作成」をクリックすると下記画像の画面になるのでチャンネル名を入力します。
この段階でチャンネル名が決まっていない場合は、後から変更できるので、ここでは「○○(社名)チャンネル」などで入力しておけば大丈夫です。
入力したら右下の「チャンネルを作成」をクリックしてください。
ここまでで、YouTubeチャンネル自体は作成されます。
因みに、他のフローでもYouTubeチャンネルを作成する方法はあります。色々と調べていると色々な方法が出てくるので混乱されるかもしれませんが最終的な状態は全て同じなので迷わず上記フローで進めてしまって大丈夫です。
4.YouTubeチャンネルの基本情報を設定する
ここからはチャンネルのプロフィールなどの諸設定をおこないます。どの設定も後からいくらでも変更できるので、準備ができていない項目があっても飛ばしてまずは一通り設定を終わらしてしまうのがよろしいかと思います。
ステップ③でチャンネルを作成すると下記画像の管理画面が表示されます。右上の「チャンネルをカスタマイズ」をクリックしてください。
「チャンネルをカスタマイズ」をクリックすると下記画像の画面になります。
赤枠の「基本情報」をクリックしてください。
「基本情報」ではチャンネル名やチャンネルの概要などを設定できます。
色々と設定できるものがありますが、難しければ「チャンネル名」と「チャンネル概要」「リンク」だけ設定すれば十分です。他の項目は実際には機能しないケースがほとんどです。
「リンク」は商材のWEBページや他SNSのURLを設定しましょう。
「チャンネル概要」は迷って手が止まってしまうようであれば、ひとまず下記テンプレを入れておくだけで十分です。
チャンネル概要テンプレ
「○○や○○に関して役立つ(or楽しい)情報を発信するチャンネルです。このチャンネルは○○をしている○○が運営しています。」
次に「基本情報」タブに左にある「ブランディング」タブをクリックします。
「ブランディング」では画像などのチャンネルページの見栄え部分の設定をおこないます。
ここで設定できるのは3項目だけですが、「プロフィール写真」と「バナー画像」は露出が多いのでしっかりとしたものを設定しましょう。「動画の透かし」は設定しても大した効果は無いですし、動画視聴の邪魔になるので筆者は設定しないことを推奨します。
以上でチャンネル自体の設定は完了となります。この状態で皆さんがイメージされるYouTubeチャンネルの状態にはなれているかと思います。
※「レイアウト」タブの設定項目は多くの動画を投稿してから検討するものなので、この段階ではスルーで大丈夫です。
5.YouTubeに動画をアップロードする
YouTube上に自社の動画をアップロードする際には、以下の手順で投稿できます。
- アップロードする動画ファイルをドラッグ&ドロップする
- タイトルや説明、サムネイル画像を設定する
- 終了画面を設定する
- 公開設定を行う
YouTubeの管理画面右上の「作成」ボタンから「動画をアップロード」を選択しましょう。
ドラッグ&ドロップもしくは「ファイルを選択」から動画をアップローできます。
続いて「動画のタイトル」「説明」「サムネイル」を設定します。
動画のタイトルにはユーザーが思わず見たくなるような、キャッチーな文章を設定しましょう。
説明箇所には、SEOを意識してキーワードを盛り込みつつ、自社のwebサイトのURLやサービス申し込みページへの動線などを記載してください。
サムネイル画像もドラッグ&ドロップでアップロードできます。
動画タイトルと同様に、ユーザーの目に留まるようなインパクトの強いサムネイルを作成しましょう。
必要事項を入力すると「終了画面の設定」が行えます。
終了画面とは、動画を視聴していて最後の方になると「次の動画」や「おすすめの動画」、「チャンネル登録ボタン」などを要素として画面に表示できる機能のことを指します。
それぞれ設定しておくことで、他の動画への回遊やチャンネル登録を促すことができるため、設定をしておきましょう。
最後に公開設定を行います。
今すぐ後悔する場合は「公開」を、URLを知っている一部の人にしか見せたくない場合は「限定公開」を、一旦は非公開にしたい場合は「非公開」を選択しましょう。
また、「スケジュールを設定」箇所から日付と日時を指定して予約投稿を行うこともできます。
最初は広告なし?YouTube企業アカウントを収益化させるための方法
YouTubeの企業アカウントを収益化させるための方法について解説します。
YouTube企業アカウントに広告をつけ収益化するための条件
YouTube企業アカウントに広告をつけ収益化するためには、以下の2段階の条件を満たす必要があります。
第一段階の条件
YouTubeで収益化するためには「YouTubeパートナープログラム」に参加する必要があります。
そのためには以下の条件を満たす必要があります。
- 登録者500人
- 18歳以上であること
- YouTubeのポリシーを遵守している
- 直近90日間で3本以上動画を投稿している
- 直近12ヶ月間の総再生時間が3,000時間以上もしくはショート動画の再生回数が90日間で300万回以上
これらの条件を満たすことで、YouTubeパートナープログラムに参加ができます。
ただし、第一段階を突破しただけでは、動画の広告から収入を得ることはできません。
この段階では、YouTubeのチャンネルメンバーシップとスーパーチャット機能による収入のみが利用できます。
動画広告からの収入を得るためには第2段階の審査を突破する必要があります。
第二段階の条件
広告収入を得るためには、以下の条件を追加で満たす必要があります。
- チャンネル登録者数が1,000人以上
- 過去12か月間に累計4,000時間以上の視聴時間を達成
- YouTubeのポリシーやガイドラインに違反していない
- 2段階認証を有効にすることも必要
まず、チャンネル登録者数が1,000人以上であることが基本です。この条件をクリアするためには、ユーザーにとって魅力的なコンテンツを提供し、視聴者との交流を大切にしてチャンネルのファンを増やすことが重要です。
次に、過去12か月間に累計4,000時間以上の視聴時間を達成することが求められます。この目標を達成するためには、定期的な動画投稿が不可欠です。また、質の高いコンテンツを提供することで視聴者が動画を長時間視聴してくれるように工夫することが必要です。
さらに、YouTubeのポリシーやガイドラインに違反していないことも必須条件となります。特に、著作権侵害や不適切なコンテンツに注意する必要があります。これらの問題を避けるために、オリジナルのコンテンツを制作し、他人の著作物を適切に使用するか、使用しないように心がけましょう。
また、2段階認証を有効にすることも必要です。これはアカウントのセキュリティを強化し、不正アクセスを防ぐための重要な措置です。
最後に、YouTubeパートナープログラム(YPP)への申請を行い、承認されることが最終条件となります。承認されれば、広告の掲載が可能となり、収益を得ることができます。
YouTube企業アカウントによる収益の相場
YouTube企業アカウントで得られる収益の相場は、さまざまな要因に左右されます。
要因としては動画の視聴回数や表示される広告の種類、視聴者の地域やチャンネルのジャンルなどが挙げられます。
基本的には、YouTubeの収益は「CPM(Cost Per Mille)」と呼ばれる、1000回の広告表示あたりの収益で計算されます。
YouTube企業アカウントを収益化させるコツ
YouTube企業アカウントを収益化させるためには、以下のコツを押さえておくと効果的です。
まず、動画のクオリティを高めることが重要です。これには、映像の品質だけでなく、内容の充実度や視聴者が求める情報を提供することを含みます。プロフェッショナルな動画編集や高解像度のカメラを使用することで、視聴者の興味を引き付けやすくなります。
次に、視聴者とのエンゲージメントを高めるための工夫が必要です。例えば、動画内で質問を投げかけたり、コメント欄で積極的に回答することで、視聴者との対話を促進します。これにより、ファンベースを築き、リピーターを増やすことができます。
また、定期的な動画投稿を行うことも大切です。不定期な投稿では視聴者に忘れられてしまう可能性がありますので、例えば週に1本の動画を投稿するなどのスケジュールを設定することをおすすめします。
さらに、SEO対策も忘れてはいけません。動画のタイトルや説明欄、タグには関連性の高いキーワードを含めることで、検索エンジンでの露出を増やします。また、動画の内容が視聴者の悩みや質問に答えるものであることが重要です。これにより、検索エンジンからの自然流入を狙うことができます。
最後に、広告収益だけでなく、他の収益化手段も検討することです。例えば、商品やサービスのプロモーション、アフィリエイトリンクの使用、スポンサーシップの獲得などが考えられます。多角的に収益を見込むことで、YouTubeチャンネルの収益性を高めることができます。
YouTubeのアカウント運用を成功させる方法や、収益化をさせる方法を詳しく知りたい方は、YouTubeの企業アカウント代行・マーケティングに実績のあるkey MOVIEへ相談ください。
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YouTubeで企業アカウントを運用するメリット
YouTubeアカウントを企業が運営するメリット6つを紹介します。
企業・ブランドのファンが作れる
もともとYouTubeは、YouTuberの方達がファンをつくっていきチャンネル登録者数を増やしてきた文化があります。そのため、企業のチャンネルであっても動画が応援したい内容であったり、感情的に好感を持つ内容であったりすればチャンネル登録をしてもらいやすくなります。
そして、チャンネル登録をされると定期的に動画に接触されやすくなりファン化を促進できます。
また、CMなどの広告のようにただ接触回数を多くできるだけでなく、YouTubeにはコメント機能や評価機能があるためユーザーと双方向のやりとりやユーザー同士での交流も可能です。これも、ファン化に非常に効果的でYouTubeならではです。
10代から50代以上まで幅広い世代にリーチできる
YouTubeは日本での利用率が約85%もあるメガプラットフォームです。
また、若年層向けのプラットフォームと認識されがちですが、30・40代の利用率は約90%あり、50代で約80%、60代で約60%と幅広い世代へのリーチも可能です。
画像:2021年8月 総務省情報通信政策研究所『令和2年度 情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>』
購買意欲の高いユーザーに接触できる
YouTubeはただ娯楽のため、暇つぶしのためだけで使用されていると思われがちですが、調べ物をする際にGoogle検索をせずにYouTubeから調べたり、YouTubeから影響を受けて購買行動などが生じています。マーケティングにおいて調べ物をしているターゲットに接触できることはとても価値の高いことです。
多くの年代で調べ物をする際にYouTubeが使用されている
出典:LINEリサーチ調べ(2021.07)
20~40代ではYouTubeから影響を受けてお出かけ経験がある人が約5割
出典:kye MOVIE「社会人のYouTube利用に関する調査」
資産性が高く長期に渡ってコンテンツとしての価値を維持できる
CMなどの広告と比較してはもちろん、他SNSなどのオウンドメディアと比較してもYouTubeアカウントの運営は資産性が高いです。
TwitterやInstagramなどのSNSの場合、投稿したコンテンツはその瞬間での接触がほとんどですが、YouTubeの場合、数年たった動画もオススメに表示されたり検索結果に表示されるためストック型のコンテンツとして配信から時間が経つほど費用対効果が高くなります。
YouTube上で「NISA」と検索した結果。1位表示は3年前、2位表示は2年前の動画。
SEO対策としての効果も期待できる
YouTubeアカウントの運営は副次的にSEO対策にもなります。
現在Googleの検索結果に動画も表示されるようになっており、検索内容によっては動画の表示が一番上にくることも多いです。
そして、ここで表示される動画のほとんどはYouTubeにアップロードされている動画です。
これってSEOに取り組まれている方でしたら、「凄っ」と思いませんか?
多くの企業がWEB記事コンテンツを上位に表示させるために多くの社内リソースやコストをかけて競合と熾烈な争いをしている中で、まだ競合度の高くない動画が検索結果の一番上に表示されているのです。
このような観点でSEOに注力されている企業にとっては大きなメリットがあると思います。
Google検索で「サムネイル 作り方」と検索した結果。一番上部に動画が表示されている。
HOW TO系などの動画の方が情報が伝わりやすいと思われる検索は特に動画が表示されやすいです。
人気YouTube企業アカウントの成功事例と参考にしたいポイント
以下もっといいのがあれば差し替えて大丈夫です。
カインズ公式チャンネル
https://www.youtube.com/c/cainztv/videos
DIYやガーデニング、アウトドアなどでのお役立ち情報を発信しています。
自社の製品の紹介ではなく、製品購入後に知りたいであろう情報を発信することで上手くターゲットのニーズを掴み視聴数を伸ばしています。
例えば、ガーデニングで使用する製品の紹介ではなく、植物を上手に育てる方法を企画にするなど。
北欧、暮らしの道具店
https://www.youtube.com/user/infohokuohkurashi
ショートドラマやvlogなどで、商材自体の紹介ではなく「北欧、暮らしの道具店」が目指す豊かな生活を発信しています。落ち着きながらも楽しい世界感の映像に共感や好意をもってもらいブランドのファンを育んでいます。
INPEX採用チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCF1zIvn1fSjBQT-nS5oE0QA/videos
職種毎の紹介動画や社員インタビューなど様々な学生向け動画を切り分けて発信しています。普段接することの無い仕事の具体的な業務内容などがイメージしやすくなっています。
freee(フリー)【公式】
https://www.youtube.com/user/freeejp/videos?view=0&sort=dd&flow=grid
豊富な機能があり、また使用するには税金の知識も一定必要なサービスのためカスタマーサポートが重要なサービスです。税金の仕組みや法律に関する改正動画や、サービスを実際に使用する様子を画面録画で動画にすることで非常にわかりやすく説明しています。
株式会社 明治
https://www.youtube.com/user/meijiokashi/videos
CM、CMメイキング、レシピ動画、食育動画などなど、様々なプロモーションで作成された動画がアップロードされており活用されています。
YouTube企業チャンネルの運営にかかる費用
YouTubeアカウント自体には前述の通り費用はかかりません。
そのためYouTubeアカウントの運営にかかる費用は基本的には動画の制作費用のみとなります。
費用相場の目安を、社内で制作する場合と外注で制作する場合に分けてご紹介します。
社内で動画制作する際の費用相場
企業が動画の制作を社内でおこなう場合は、撮影機材や動画編集ソフトなどの費用が必要になります。また、動画の作成は簡単なものでも結構時間がかかりますので人件費も試算しておいた方が健全な運営になります。
目安として慣れていない人の場合、動画編集1本で丸1-2日以上、慣れている人でも半日以上はかかります。
外注で動画制作する際の費用相場
外注する場合は、動画の撮影・編集のみか、チャンネルの企画運営からだったりと内容や依頼先によって大きく異なります。編集だけでしたら数万円~、企画運営の場合は100万円以上となる会社もあります。
また、動画毎の制作依頼ではなく月額でのチャンネル運営としてサービス化してる会社も多くあります。費用は動画の企画内容によっても大きく左右されるので、そもそも費用のかからない企画作成をする工夫も重要です。
因みに、弊社「key MOVIE」では、単発での制作やコンサルティングもおこなっていますし、月額での運用代行の場合は最低18万円/月~と制作会社の中では非常に安価な価格帯となっておりますので、ご興味お持ちの方は是非お問い合わせください!!
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企業YouTubeアカウント運営の注意点
YouTubeアカウント自体は無料で作成できますし、動画の投稿も難しくありません。
ただ、YouTubeならではのアルゴリズムや傾向などがあり、企業のビジネス目的に対して成果を出すのは簡単なことではありません。
そこで、ここではYouTubeアカウントを運営する上での重要なポイントや注意点をご紹介します。
チャンネルを開設する前にコンセプトや目的をしっかり決める
企業がYouTubeアカウントを運営するにあたって、チャンネルのコンセプトを最初に定めることは非常に重要です。
そもそも何のコンテンツをつくるにしても良いものをつくるにはコンセプトは重要かと思いますが、YouTubeの場合、YouTubeのアルゴリズム(仕組み)的に必須となります。
どうゆうことかというと、コンセプトがしっかりしたチャンネルの動画の方が”YouTubeに優遇”されやすい仕組みになっているのです。
理由となるYouTubeのアルゴリズム(仕組み)をまず説明すると、
YouTube上の動画視聴のほとんどは「YouTubeがユーザーにどの動画を表示させるか」から始まります。オススメ欄、検索結果、関連動画などの動画が表示される場所に対して、動画を表示させるかYouTubeのアルゴリズムが決めているのです。
なので、どんなに価値のある動画をつくってもYouTubeに評価されないと、そもそもターゲットに動画が表示すらされないのです。
そこで、YouTubeがどのように表示させる動画を決めているかというと、
「ラベリング」と「評価」というイメージをもっていただくと理解しやすいかと思います。
まず「ラベリング」は、このチャンネルは”どんな人”が求めているのか?ということです。
デモグラ属性や興味関心毎など、YouTubeはユーザーにも「ラベリング」をしており、このラベルが合う人に動画を表示させるのです。
例えば、キャンプ好きな人にキャンプに関する動画を表示させるといった感じです。
次に「評価」ですが、このチャンネルは”どれくらい”ユーザーにとって有益なのか?ということです。
視聴数はもちろん視聴維持率や高評価、チャンネル登録、コメントなどから動画の質を評価します。この質の高い動画を表示させた方がユーザーがYouTubeを楽しめるようになりYouTube自体への評価も高まるため質の高い動画を積極的にYouTubeは表示させます。
このようなアルゴリズム(仕組み)で、動画の表示をYouTubeが決めているため、チャンネルのコンセプトが定まっていなくバラバラなテーマの動画を投稿していると、YouTubeが上手く「ラベリング」できなく、関心の薄いユーザーに動画が表示され、ユーザーの反応が悪くなり、動画の評価も低くなり表示がほとんどされなくなってしまうのです。
長くなりましたが、、、なので!
コンセプトは必ず定めて、特に運営の初動はYouTubeがラベリングをしやすいようにコンセプトを絞って動画の企画をしましょう。
”キャンプ関連”ではなくて、”キャンプ飯””キャンプでのテクニック””ギア紹介””vlog系”くらい絞った方がよいかと思います。
ターゲットが求めている情報をしっかりリサーチする
こちらも非常に重要な考えです。
企業のYouTubeチャンネル運営はどうしても自社の宣伝的な内容になってしまいがちなのですが、それではそもそも視聴回数もチャンネル登録者も伸びない、つまり視聴されない動画になってしまいます。
まず楽しむためにYouTubeを見ているユーザーが多い中で、情報収集を目的にしている人でも知りたいのは特定の企業のことではなく、カテゴリ自体に関する情報です。そこで特定の企業の情報ばかりではユーザーのニーズが満たされるわけがないのです。
自社の紹介をメインとした動画を上げることがNGではないのですが、そのような動画を視聴してもらうためには、まずは広くユーザーのニーズがある動画でチャンネルに人を集めてからでないと結局意味がなくなってしまうのです。
ユーザーのニーズの大きさを測るためには、YouTube上での検索ボリュームを調査しましょう。
検索ボリュームを計測できるおすすめのツールは以下の通りです。
- おすすめツール①:Ahrefs(エイチレフス)
- おすすめツール②:vidIQ
使い方について詳しく知りたい方は「【最新版】YouTube検索ボリュームの調べ方・おすすめツールの紹介!わかりやすい!」の記事を参考にしてください。
短期で辞めずに長期的な運営を計画する
SEOをやられている方であればイメージつくかと思いますが、YouTubeも運営を始めてから成果が出るまで時間がかかります。動画の投稿頻度にもよりますが半年は評価しづらい状態がほとんどです。
なので、まずはお試しで感覚で初めてしまうとすぐに成果がでないため適切でないタイミングで見切りをつけてしまいチャンネル運営を中止してしまうケースがあり、これは非常にもったいないです。
YouTubeアカウントの運営をするのであれば、しっかりと長期的に運営していくリソースの確保と長期的な評価をすることを計画するようにしましょう。
YouTubeの企業アカウントで成功させたいなら実績のあるkeyMOVIEへの無料相談がおすすめ
YouTubeで企業アカウント(法人アカウント)を運用することは、企業の認知拡大やブランディングにも欠かせません。
ただし、YouTubeマーケティングや動画制作の知識がないと、成功事例で紹介したような効果的な運用や企画が難しく、費用と効果が合わずに広告をつけ収益化するに運用をやめてしまうケースもあります。
この記事では、YouTubeで企業アカウントの作り方から投稿方法、運用の注意点などを詳しく解説してきました。
まずはこの記事を参考に、どのような目的で企業アカウントを運用したいのかを考え、アカウントを作ってみてください。
今すぐYouTubeの企業アカウントの運用や企画、何から始めていいのか相談したい人は、YouTubeの企業アカウント代行・マーケティングに実績のあるkey MOVIEへ相談ください。
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