【採用動画】完全ガイド!パターン別の事例集から制作・活用のポイント、効果など詳しく紹介

更新日 2023.11.28

企業の採用活動の活発化と動画活用の増加によって「採用動画」の制作が増えてきています。

ただ、残念ながら”なんとなく”で制作し、効果的に活用できていない企業も多いように見受けます。広告などの動画と同じで採用動画もしっかりと目的から設計し効果的な企画をすることが重要です。

また、採用動画の事例を探している方が多いですが、採用動画と言ってもインタビュー形式や密着、座談会など様々なパターンがあり、また企業の業界や職種によっても効果的な要素は大きく異なり、参考にすべき事例は様々です。

本記事では、数多くの採用動画の制作をおこなってきたkey MOVIEが、パターンや業界別の採用動画事例から、そもそも採用動画を制作するメリットや効果、制作、活用のコツ~おすすめの制作会社まで紹介していきます。

是非、自社の採用動画に活かしてください!

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Contents

採用動画が必要な理由

まずは、そもそも採用動画が”なぜ”必要なのかから整理します。

採用活動をとりまく環境の変化

昨今は採用における売り手市場が続いています。また採用のオンライン化も進み、学生が触れる求人数は相当な数になっています。

もちろん、そうなると学生に自社のことを”知ってもらうこと”のハードルが高くなり、今までのように求人サイトに求人情報を掲載しておくだけでは応募が集まりづらかったり、応募があっても他社を選ばれてしまうことが多くなってしまいます。

弊社の調査では約90%の学生が興味をもったのに説明会もしくは選考に参加しなかった経験がありました。

出展:for,Freelance株式会社_就職活動での学生動向と動画に関する調査(https://key-movie.forfreelance.co.jp/blog/video-production/recruitment-video-research)

伝えられる情報の量と質を上げる必要がある

そこで、他社よりも自社を”知ってもらい・理解してもらい・魅力を感じて貰う”ために、採用活動は如何に学生に伝えられる情報の量と質を上げるかが重要になってきます。

動画は、伝えられる情報の量と質が高いことが特徴のため、この課題にぴったりなのです。

採用動画の効果・メリット

採用動画を制作することで具体的にどのような効果・メリットがあるのか紹介します。

①学生の不安を軽減できる

こちら一番重要かと思います。就職活動において学生が一番感じることは”不安”ではないでしょうか?

この会社は、仕事は、自分に合うのか?

職場や先輩社員の方の雰囲気はどうだろう?

など様々な不安を学生は抱えると思います。この不安を少しでも軽減することで応募に踏み出しやすくなり、実際に入社をする選択もされやすくなります。

不安を軽減するには、学生に自社のことをよく理解してもらうことが重要です。

採用動画を制作することで、伝えられる情報量が増えたり、雰囲気などのテキストで伝えづらいことも伝える効果があります。

弊社の調査では、学生が一番調べることを難しく感じているのも「職場の雰囲気」でした。

出展:for,Freelance株式会社_就職活動での学生動向と動画に関する調査(https://key-movie.forfreelance.co.jp/blog/video-production/recruitment-video-research)

②学生が実際に働くイメージをもちやすい

学生にとって世の中の仕事のほとんどはイメージが付かないものです。

実際の職場や仕事の様子を動画にすることで、学生が実際に働くイメージをもちやすくなり、興味をもってもらいやすくなる効果があります。

③採用工数が削減できる

採用動画は2つの点で採用活動の工数削減につながる効果があります。

ミスマッチの削減

応募が集まっても自社に合わない人材が多いと意味が無いですし、対応する工数の無駄も多くなってしまいます。 応募前に採用動画で学生に自社に対する理解度を深めてもらうことで、ミスマッチを減らす効果があります。

採用担当者が自社の説明を簡略化することができる

採用動画で自社の基本的なことは学生に把握してもらい、採用担当者が接する際には基本的な自社の説明は削減し、より深かったり具体的な話しをすることができます。

④自社社員がPRしやすくなる

採用活動においてリファラル(紹介)の活用は最近のトレンドかと思います。

信頼の置ける自社社員に採用活動に協力してもらうことはとても効果的ですが、もちろん各々の本来の仕事で忙しく簡単ではありません。

そこで採用動画があると社員も自社の紹介がしやすくなりますし、動画がかっこよければ進んで拡散してくれるかもしれません。

⑤求人媒体の中で目立ち・訴求力を高められる

求人媒体は採用活動において重要なチャネルです。学生にとって多くの企業を横並びで探せることとても便利な反面、企業からすると画一的なフォーマットで埋もれてしまいがちです。そのような時に求人媒体に動画も掲載することで、目立ちやすくなったり、求人媒体上で動画を視聴してもらうことで訴求力が高くなります。

採用動画のパターンと事例

”採用動画”とひとくくりに言っても、下記のように様々なパターンがあります。

ここでは、採用動画のパターンとその事例を紹介します。

  • 社員インタビュー
  • 社員密着
  • 座談会
  • 社長メッセージ
  • コンセプトムービー
  • オフィスツアー
  • 会社紹介
  • インタラクティブ動画
  • 会社説明会の代用
  • YouTube採用チャンネル
  • 番外編:アニメーション

社員インタビュー動画

採用動画で一番多いパターンで王道かと思います。

社員へのインタビューを通して自社の紹介をしてく採用動画です。仕事内容や、やりがい、大変なことなど、実際の社員に語ってもらうことで、よりリアルで信憑性のある情報を伝える効果があります。

生の声というのは想像以上に人に届きます。たまにインタビュー動画なのに説明的な話しになっている採用動画を見ますが、そうなると、ただの下手な紹介動画になってしまうので、なるべく社員の方の生の話しを引き出すようにすることがコツです。

社員インタビュータイプの採用動画事例

Amazon japanの社員インタビュータイプの採用動画です。

各分野の様々なプロフェッショナル社員へのインタビューをまとめることで色々な角度や価値観から仕事内容や職場の雰囲気、やりがいなどを伝えています。

社員インタビュータイプの採用動画を制作する際によく相談いただくことに、「何を質問すればいいかわからない」「どのような質問をすれば学生に伝えたいことを伝えられるのかわからない」といったものをいただきます。

社員インタビューでの質問例を学生に伝えたい項目毎に下記記事にまとめています。こちらを参考にすると検討しやすいかと思います。

社員密着動画

社員の1日や仕事に密着し、1日や仕事の流れを通して会社のことや業務内容を知ってもらう採用動画です。

仕事だけでなく、出社や休憩時間、仕事終わりなどまで密着することで会社や社員の方達の人となりまでリアルな雰囲気を伝えるこができ、業務への理解度が高くなるのはもちろん、親近感もわきやすくなります。

社員密着タイプの採用動画事例

葵交通の社員密着タイプの採用動画です。

新人女子社員の方に密着しています。出社前の家から休憩時間などプライベートな部分も入れることで、就職した後の仕事を含めた生活イメージの解像度をとても高めることができる動画になっています。

座談会動画

複数名の社員に集まっていただきテーマに対する座談会を通して会社や仕事内容の紹介をするタイプの採用動画です。

複数の社員同士の会話のため台本的になりづらく、社員インタビュー動画よりもリアルな情報に感じます。また、実際の社員同士の会話のため社内の人間関係などの雰囲気も感じやすいです。

座談会タイプの採用動画事例

愛知銀行の座談会タイプの採用動画です。

近い世代の社員同士で話しているため自然と各話しが深ぼられていき、見ていると理解が深まります。また、こちらの事例は金融業界ですがあえて私服にカジュアルなスタジオで実施されていることで親しみやすい雰囲気も演出できています。

社長メッセージ動画

会社の紹介やこれから社会で活躍しようとする学生に向けたメッセージを社長に話していただくタイプの採用動画です。

会社のトップである社長の示すメッセージは、確実性が高く学生が会社を判断する際に重視しやすいと思います。特に中小企業など社内の縦関係が近い会社では、社長の印象の重要度が高いため重要な採用動画になります。

社長メッセージタイプの採用動画事例

豊友工業の社長メッセージタイプの採用動画です。

社長メッセージ動画の中で筆者が最も印象が良かった動画です。社長の方針、考えをはっきりしており、また力強く端的にきっぱりと話されています。若者みんなに好かれたいのではなく、同じような価値観、志をもつ若者に興味をもってもらいたいことがとても伝わる社長メッセージタイプの採用動画になっています。

コンセプトムービー

学生にとって最初に入社する企業の選択は非常に重要な決断です。

もちろん、業務内容や条件面も重要ですが、人生の大半を共にする企業の選択は感覚的な主観的なイメージも大いに影響するでしょう。

企業や仕事の存在意義、働くことで得られるやりがいや感動など情緒的な訴求を動画にすることで、同じ価値観をもつ素質のある学生に強く印象づける効果があります。

規模の大きい企業などは、採用広告としてコンセプトムービーを活用するのも効果的です。

コンセプトムービータイプの採用動画事例

朝日建設のコンセプトムービータイプの採用動画です。

「ふるさと富山の暮らしを豊かに」をコンセプトにした動画で、自社の仕事だけでなく地域の目指す豊かな風景や思いを動画にしており、自社の目指す世界のコンセプトを伝えています。

オフィスツアー動画

オフィス内を紹介していくタイプの採用動画です。

近年の若者にとって働く環境はとても重要です。特におしゃれな環境で働きたいといったニーズが高くあるためオフィスがおしゃれだったり、かっこいい会社は是非制作をおススメします。

オフィスツアータイプの採用動画事例

ノースサンドのオフィスツアータイプの採用動画です。

単調になってしまいがちなオフィスツアー動画ですが、人が紹介しながら回っていくことで飽きづらく興味をもちやすくなっています。

この動画では社員の方が出社されていませんが、実際に社員の方が出社されているオフィスもよりイメージができ見ごたえがでます。

オフィスツアータイプの採用動画事例は下記記事でまとめています。様々なオフィスツアー動画事例をご覧いただけます。

会社紹介動画

自社のことや、業務内容などを紹介する会社紹介タイプの採用動画です。

主に下記の要素を入れることが多いです。

  • 自社の歴史
  • 自社の企業情報
  • 自社の将来性/ビジョン
  • 自社の社会の中での位置づけ
  • 業務内容/風景
  • 業務のやりがい等

実際の業務風景を撮影したり、インフォグラフィックス化することで、これらをわかりやすく、魅力的に伝える効果があります。

会社紹介タイプの採用動画事例

株式会社エーリンクサービスの会社紹介タイプの採用動画です。

会社の一通りの情報をナレーションにして、映像は職場や社員、仕事風景など様々シーンを入れて見ごたえをつけています。

インタラクティブ動画

採用動画のトレンドとして取り上げられることが多くなってきたのがインタラクティブ動画です。インタラクティブ動画とは、視聴者が動画とやりとりできる双方向性のある動画で、具体的には、動画内にクリックなどの視聴者がアクションできる仕様になっています。

複数の職種で募集する際に、学生に希望する職種を選択してもらうなどができます。

インタラクティブ動画は実際に体感するのが一番わかりやすいと思います。

下記記事にてインタラクティブ動画の体験ができます。

https://blog.mil.movie/about/

筆者個人的には採用動画にインタラクティブ動画はtoo Muchだと思いますが、、、

会社説明会の代用

採用期間の長期化、デジタルシフトによって会社説明会をオンライン実施にする企業がとても増えました。さらに、オンラインでも会社説明会の実施回数が増えるにつれて全て動画化してしまうパターンも増えてきました。

動画内に会社の説明から採用要項、選考フローの説明などまで入れてしまい、採用担当者は質疑応答だけ対応することで大きく工数削減を図れます。まさに、業務効率化を目的とした採用のdx化dです。

会社説明会タイプの採用動画事例

戸田市役所の会社説明会タイプの採用動画です。

一般的な会社説明会の流れを全て動画内で説明しています。

業務内容は実写で、概要などはアニメーションで、と上手く使い分けて伝わりやすい動画になっています。

YouTube採用チャンネル

採用動画のタイプというより、採用活動での動画活用方法ですが、近年、特に効果を上げている方法です。

採用用に企業がYouTubeチャンネルを作り学生向けに複数の動画を発信します。

一般的に競争の激しい採用メディア以外のタッチポイントができるのはもちろん、視聴した学生に親近感や会社への理解度を上げてもらうことができます。

ただ注意点が1つあります。よくあるミスとして、事業のマーケティング目的で既にYouTubeチャンネルがある企業が、そのチャンネルで採用向けの動画も投稿してしまう例です。YouTubeは基本的にアルゴリズムによってターゲットデータを活用しています。普段の事業ターゲットが学生でない場合は、採用向け動画を投稿することでターゲットデータが狂ってしまいアルゴリズム的に不利なチャンネルになってしまいます。

YouTube採用チャンネルの事例

JCBのYouTube採用チャンネルの動画です。

この動画単体というよりはチャンネルを通して様々な情報を学生向けに発信しています。動画編集もYouTubeのトンマナに合わせ気軽に視聴できる工夫が感じられます。

番外編:アニメーションでの採用動画

採用動画を検討されている会社で、よくいただくご相談に「社員が動画に出たがらない」というものがあります。

もちろん、採用動画のメリットをふまえると社員の方に出演いただくことが理想的ですが、社員の方の意向や業務内容によってはどうしようもないこともあると思います。そのような際は、アニメーションでの採用動画も検討してみてください。ここまで紹介したパターンによってはアニメーションでも十分効果的な採用動画を制作することが可能です。

アニメーションでの採用動画事例

横浜市役所の会社紹介パターンの採用動画です。

横浜市役所の仕事や職場環境に関して、インフォグラフィックスでのアニメーションを活用してわかりやすく紹介しています。社員の声などはどうしても実写のインタビュー動画などのようにはいきませんが、概要や情報などはインフォグラフィックスなどを活用することで、実写よりも効果的に伝えることが可能です。

他にもアニメーションでの採用動画事例は下記記事にてまとめています。

動画雰囲気のタイプ別事例

採用動画をご相談いただく際に、よく「かっこいい採用動画がいい」「おしゃれに」「親しみやすく」などの様々な雰囲気でのリクエストをいただきます。

ここからは下記の雰囲気別の採用動画事例を紹介します。

  • かっこいい採用動画
  • おしゃれな採用動画
  • 面白い採用動画
  • 親しみやすい採用動画

かっこいい採用動画事例

株式会社村山土建の採用動画です。

社員インタビューを基本とした動画ですが、社員の方が話されている内容に合わせて豊富な現場の映像をあわせていてかっこよくなっています。また、あえて質問を動画内では表示させずに構成されていることで、テンポよく、連続的にかっこいいシーンを見れるのもかっこいいポイントになっています。

他にも「かっこいい採用動画」の事例は下記記事にまとめています。

おしゃれな採用動画事例

株式会社イデアルディレクションズの採用動画です。

採用コンセプトムービーとして、イメージシーンや職場のシーンにメッセージ性の強く動きの豊富なアニメーションが入っていておしゃれな動画になっています。

「女性の人生を、価値ある美しい人生へ」という強いメッセージに負けず、社員の方達のイメージシーンの演技力・被写体としての自然さも高くおしゃれな仕上がりになっています。

他にも「おしゃれな採用動画」の事例は下記記事にまとめています。

面白い採用動画事例

株式会社信光物流の採用動画です。

イラストアニメーションと実写の組合わせで面白いストーリーになっています。構成・台本自体にも工夫があり、若者言葉のセリフや有名コンテンツのパロディなどシンプルに面白い採用動画の事例です。

親しみやすい採用動画事例

株式会社Dirbatoの採用動画です。

新オフィスでのオフィスツアータイプの採用動画ですが、若手社員2名が仲良く楽しそうに紹介しており、編集もYouTubeチャンネルの動画のようなカジュアルな感じになっており、とても親しみやすい採用動画になっています。

業界別の採用動画事例

採用動画は業界によっても特徴が異なります。今回は特に採用動画の活用が活発な下記業界の事例を紹介いたします。

  • 建設業界
  • 医療業界
  • 金融業界
  • IT業界
  • 行政

建設業界の採用動画事例

兵庫県にある川嶋建設の新卒者に向けた採用動画です。

かっこいいBGMと、タイムラプス動画、テンポの良いカット、転調などなど、多彩なギミックや編集を加えつつ、実際の現場で働く新入社員に、どんな仕事をしているのか、なぜ川嶋建設に入社したのかという思いを聞き、語ってもらいつつ、後ろでどんな仕事をしているのかがわかるような映像を挿入しています。

実際に働く従業員が、やりがいや熱意、モチベーションを伝え、ここで働くことはかっこいいというイメージを描けるような動画になっています。

他に建設業界の採用動画事例は下記にてまとめています。

医療業界の採用動画事例

亀田総合病院 呼吸器内科の採用ムービーです。

ドローンによる遠景と、建物全体を映した引きの映像を挿入し、静かな音楽を流して、壮大な雰囲気を演出して、冒頭から続きが気になるような工夫がされていてかっこいい採用動画になっています。

あなたに向けた動画であると思ってもらえるような動画つくりになっているのが特徴で、新入社員にも真摯に向き合ってくれるというイメージがわくような採用動画です。

他に医療業界の採用動画事例は下記にてまとめています。

金融業界の採用動画事例

静岡銀行の採用動画です。

若手社員のプライベート含めた密着タイプ採用動画にて静岡銀行で働く人生をかなり解像度高くイメージできます。金融業界は固い印象を持たれがちですが、このように採用動画で親しみやすさを演出すると興味をもつ学生も広がりやすいと思います。

IT業界の採用動画事例

株式会社トヨタシステムズの採用動画です。

採用動画でよくある社員インタビュー形式の動画ですが、オープニングやシーンの切り替わり時のアニメーションや、各シーンの装飾など、デザイン性が高くかっこよくなっています。

また、IT業界はパソコン仕事が大半のため実写映像として単調になりやすいですが、こちらの採用動画は、社員の方の映像の画角も話している内容に合わせて様々なアングルがあり、真剣に仕事に取り組んでいる雰囲気が伝わってきます。

行政の採用動画事例

長野県塩尻市役所の採用動画です。

よくある質問パターンや定型的な仕事や職場の説明ではなく、職員の方の仕事に関する話しがオリジナリティが高い採用動画になっています。よく採用動画では、採用に関するあれを伝えたい、これを伝えたいと伝えたいことが多く1つ1つが薄くなってしまうことがあるのですが、こちらは社員の方の考えがそのまままとまっていて興味を引かれやすい構成になっているかと思います。

行政の仕事は地味に思われることもあるかと思いますが、反面、ビジョナリーな面も多くあったりします。「やりがい」などは特に採用動画が得意とするポイントなので、行政の採用動画は特におすすめです。

採用動画の効果を上げる活用のコツ

採用動画の効果を最大化するための活用のコツを紹介します。

コツ1:採用フロー毎に適した動画を使う

採用活動にはエントリーの母集団形成から選考~内定とフローがあります。

各フロー毎に学生が求める情報は異なるため採用動画も各フローに適したものを使用すると効果的です。

例えば、企業説明動画などは既に選考を進んでいる学生に見せても効果はあまり期待できませんが、社員インタビュー動画などはより志望度を高めるのに効果的でしょう。

コツ2:学生の待機時間に視聴してもらう

採用活動において学生に待機してもらう時間がどうしても生まれがちです。

説明会や面接での開始までや順番待ちなど、オフラインの場合は会場のスクリーンやモニター、オンラインであればそのまま画面共有などで動画を表示させることができます。

動画で伝えたいことができるだけでなく、緊張している学生の気を紛らわせてあげることができ雰囲気をよくすることも期待できます。

コツ3:社員にSNS投稿してもらう

若手社員など学生とのつながりが多い社員に動画をSNS投稿してもらうことで学生に対して効果的なリーチが期待できます。

※抵抗を感じる社員も多いため決して強要はNGです。

採用動画の効果を上げる制作のコツ

コツ1:ターゲットを明確にする

ここでのターゲットとは、ずばり”採用したい人物像”です。

成長性や成果報酬などを求めるバイタリティーの高い学生か、落着き知的な安定した環境を求める学生かなど、ターゲットを明確にして動画の企画や演出を考えましょう。

扱っている商材の広告が落ち着いたトンマナだからといって、採用動画も落ち着いたトンマナにするのは効果的でないケースがあります。例えば、安心を売りにしたウォーターサーバーを扱う企業でも成果報酬の多い営業職の募集をするのであれば、採用動画は勢いのあるトンマナが効果的です。

コツ2:使用目的を具体的に考える

求人サイトや企業サイトに掲載するのか、会社説明会で流すのか、広告を配信するのか等、採用動画に限ったことではありませんが使用目的から逆算して制作することで動画に入れるべき要素が整理されます。

例えば求人サイトや広告で使用するのであれば、動画の尺は長く細かくならないよう情報を絞ることが効果的です。

コツ3:自社ならではの魅力を動画に入れる

採用動画を制作する企業はとても多くなっており、学生が視聴する数も多くなっています。

そのため、平凡な内容では印象に残りづらいです。自社ならではの雰囲気のトンマナや、自社ならではのアピールポイントを入れると印象に残りやすいです。

コツ4:社員の起用はなるべくリアルに

社員インタビューや業務紹介動画など社員の方が出演されるケースが多いですが、その際にはなるべく社員の方にリアルに振舞ってもらい、リアルに語ってもらった方が好ましいです。ブラック企業などに敏感なように学生は”やらされている”、”言わされている”動画は敏感に感じネガティブな感情をもちます。

社員の方を起用する意味はあくまで会社のリアルを感じてもらうためです。このことを忘れずに制作しましょう。

採用動画のトレンド

近年、多くの様々な企業が採用動画の制作・活用をしていますが、直近のトレンドがあるので紹介します。うまく参考にして自社の採用活動にも活かしてください。

YouTubeチャンネル運営

近年、マーケティングなど様々な目的で企業の活用が増えているYouTubeチャンネルですが、採用目的での活用も増えてきています。また、高い成果を上げたとの話しもよく聞きます。

採用施策として注目を集めるYouTubeの活用ですが、まだまだ本格的に実施している企業は多くはないので、まさにトレンドとして今のうちに始めることがおすすめです。

採用でのYouTube活用ポイントは下記記事にてまとめていますので、詳細はこちらご覧ください。

会社説明会の代用

事例パートでも紹介しましたが、採用活動のデジタルシフト、採用環境の変化による担当者の負荷増加によって、会社説明会を動画に代用してしまうことがトレンドになってきています。

・インタラクティブ動画

採用動画のおすすめ制作会社

採用動画の依頼におすすめの制作会社を紹介します。

採用動画の制作は増えたとはいえ、プロモーションに比べて予算は中々確保しづらいのが実情だと思います。そこで制作予算を抑えやすいという点もポイントに選定しています。

①key MOVIE

制作費用が低いながらもマーケティング業界や人材業界出身のコンサルタントが企画することで効果的な採用動画を制作できます。

また、全国に制作のネットワークがあるため全国の企業に遠方費をかけずに撮影することが可能です。

②クレボ

実績が豊富で幅広いジャンルの動画を制作することができます。動画のクオリティを重視したい時に適しています。

また、独自の制作管理ツール「Crevo Base」を使って動画制作をするため、コミュニケーションやスケジュール管理、動画制作の進行などをまとめて一括管理することができます。

③ヒューマンセントリックス

ヒューマンセントリックスの特徴は、制作だけでなく配信までサポートしてくれる点です。オンライン説明会での動画セッティングや動画管理の独自ツールを提供しており、採用動画の活用まで支援しています。

まとめ

採用動画の制作~活用のコツ、効果・メリット・事例などを紹介しました。

年々対応領域や忙しい期間が広がり追われている採用担当者の方に少しでも参考にしていただけますと幸いです。

今回の記事の他に採用における課題毎にどのように動画を活用すべきかをまとめた資料も無料配布中です。ご興味をお持ちいただけましたら是非ご覧いただけますと幸いです。

資料は下記ページからダウンロードできます。

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この記事の監修者
小林 稜介
動画マーケティングコンサルタント

広告代理店のクレオとデジタルアイデンティティにて幅広いマーケティング支援に従事した後、key MOVIEに参画。サイト改善や広告運用など動画の活用面から逆算した動画企画の提案・制作をしています。

Key MOVIE

動画・映像制作サービス
『key MOVIE』とは

key MOVIEは、マーケティング成果の出る動画・映像を低予算で制作します。 全国の豊富なフリーランスクリエイターを案件毎にアサインすることで、様々なジャンルの動画を低単価で制作しています。 また、マーケターがプランニング・ディレクションをおこなうことで、マーケティング目的にしっかりと効く効果的な動画制作をおこないます。