【社員インタビュー動画】質問例と質問構成のポイントを紹介

更新日 2023.11.28

最近、採用シーンにおいて動画の活用が増加しています。特に社員へのインタビュー動画は制作費もそこまでかからず、かつ学生からのニーズも高いため多くの企業が制作に取り組んでいます。

そこで、採用担当の方が一番考えなければいけないのは「どんな質問をしよう?」ではないでしょうか?

実際に、筆者が採用動画の制作を受ける際もこの部分の相談が一番多いです。

そこで、今回は幅広いジャンルの動画制作をおこなってきたkey MOVIEが、採用における社員インタビュー動画の質問例や、効果的な質問構成の作り方などを紹介します。

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質問パターン毎の質問例

質問パターン毎に、質問例とポイントを紹介します。

業務内容系の質問

インタビュー対象の方に、ご自身の業務に関する話しをしてもらいたい時のポイントです。

ここで学生に伝えたいことは、業務の内容はもちろん、現場のリアルな話しでより業務内容を具体的にイメージしてもらったり、やりがいなどの業務に関する深い話しや魅力です。

①業務の内容

②業務のリアルなイメージ

③業務の深い話し・魅力

この3点を組み合わせることで、社員インタビューだからこそ伝えられる内容になりますし、話しの構成としても聞きやすくなります。

①業務の内容を聞く質問例

Q:現在所属している部署を紹介してください。

Q:○○さんの主な役割は何ですか?

②業務のリアルなイメージを聞く質問例

Q:1日の流れはどのようなタイムスケジュールですか?

Q:○○さんは、業務の中でどんなことを意識していますか?

③業務の深い話し・魅力を聞く質問例

Q:業務の中でどのような瞬間にやりがいを感じますか?

Q:将来的にどのような活躍をしたいと考えていますか?

会社に関する質問

主に会社内の雰囲気など、実際に働く社員が感じてることを伝えることで、より信憑性が高く聞いてもらえます。

ここでのポイントは、いかに”やらせ感”を無くせるかです。

そのため、直接的であったり誘導のように感じる質問はなるべく避けて、自然と社員の方から会社の雰囲気に関して話すことになるような質問が望ましいです。

また、会社のことは主に下記③パターンに分けられるのでそれぞれバランス良く質問を構成できるとよいでしょう。

①社内の人間関係(横)

②社内の人間関係(縦)

③労働環境

①社内の人間関係(横)を聞く質問例

Q:業務以外でよくコミュニケーションをとるのは、どの部署や年次の人が多いですか?

Q:ランチはいつもどこで食べてますか?

②社内の人間関係(縦)を聞く質問例

Q:上司や先輩の凄いなと思うところはありますか?(笑)

Q:上司や先輩のちょっと嫌だなと思うところはありますか?(笑)

★目上の人に関する話しは特に学生も知りたいことかと思いますが、話すことが中々難しい面も多いものです。そこで、笑い話し等にして話しやすい流れをつくる工夫が重要になります。

③労働環境を聞く質問例

Q:業務終了後はどのようにすごしていることが多いですか?

Q:お気に入りの業務スペースなどありますか?

社員自体に関する質問

インタビュー対象の社員の方自体のパーソナライズな話しも適時おこなうことで、インタビュー全体を通して明るいものになったり、視聴しているユーザーも親近感を感じたりと、インタビュー動画の良いアクセントとなります。

Q:休日はどのように過ごすことが多いですか?

Q:趣味はありますか?

総括的な質問

動画の構成的に最後の締まりを良くするための質問です。

ここまでは、なるべくリアルな話しや会社のアピール色の強くない雰囲気が重要でしたが、ここは、ここまでの話しを聞いてくれた学生に向けての最後のメッセージのようなパートになるため、思い切って会社のアピールをすることも有りかと思います。

Q:この会社のいいなと思うところはどこですか?

Q:将来的にどのような活躍をしたいと考えていますか?

Q:学生へのメッセージをお願いします

動画の目的毎の質問の構成例

ここまで質問例を紹介してきましたが、動画としては質問の構成も重要となります。

採用・社員インタビュー動画の構成で特に重要なことは、伝えたいことはなるべく前半にもってくることです。採用・社員インタビューは大体2~4分ほどが一般的ですが、この尺の動画の視聴完了率は一般的に60%と言われています。また、最後まで視聴されたとしても学生の動画への集中力は、動画の後半になればなるほど下がります。

なので、学生の視聴意欲が高い前半になるべく重要な話しをもってくることは非常に重要となります。

上記をふまえつつ、動画で特に何を伝えたいのか?目的ごとに質問の構成パターンを下記にて紹介します。

仕事のやりがいを特に伝えたい場合の質問構成

自己紹介パート

ここは、インタビュー動画の冒頭として基本固定です。

Q1:自己紹介と、所属している部署を紹介してください。

Q2:○○さんの主な役割は何ですか?

Q3:1日の流れはどのようなタイムスケジュールですか?

本題パート

ここで、本題の仕事のやりがいや意欲の高さなどを話してもらいます。

ここは質問の回答に対して更に話しを膨らましたりします。

Q4:○○さんは、業務の中でどんなことを意識していますか?

Q5:業務の中でどのような瞬間にやりがいを感じますか?

因みにパート

ここで一度、他の面も話すことで採用・インタビュー動画として、よりリアル感のあるものになります。

Q6:頑張っていますね!息抜きとして何か意識的におこなっていることはありますか?

Q7:上司or先輩はどのような人ですか?

総括パート

ここまでの繰り返しになるような話しになっても重要なことであれば問題なので、なるべく社員の方に自由に話してもらえるよう広めの質問をすると上手くまとまりやすいです。

Q8:将来的にどのような活躍をしたいと考えていますか?

Q9:最後に、学生へのメッセージをお願いします

会社の雰囲気を特に伝えたい場合の質問構成

自己紹介パート

ここは、インタビュー動画の冒頭として基本固定です。

会社の雰囲気を特に伝えたい場合は、インタビュアーの採用担当の方との会話もなるべく普段通りに会話形式でおこなえると、雰囲気が伝わりやすくなります。

Q1:自己紹介と、所属している部署を紹介してください。

Q2:○○さんの主な役割は何ですか?

Q3:1日の流れはどのようなタイムスケジュールですか?

本題パート

ここで、本題の職場環境や人間関係などを話してもらいます。

会話形式のため質問数も多くなります。

Q4:○○さんは、普段どのような人と一緒に仕事をすることが多いですか?

Q5:お気に入りの業務スペースなどありますか?

Q6:上司or先輩はどのような人ですか?

Q7:上司や先輩の凄いなと思うところはありますか?(笑)

Q8:上司や先輩のちょっと嫌だなと思うところはありますか?(笑)

Q9:業務以外でよくコミュニケーションをとるのは、どの部署や年次の人が多いですか?

因みにパート

ここで一度、他の面も話すことで採用・インタビュー動画として、よりリアル感のあるものになります。

雰囲気を伝えたい場合、どのような人が働いているのかを伝えることも効果的なので、ここでは更にパーソナライズな事も質問していきます。

Q10:業務終了後はどのようにすごしていることが多いですか?

Q11:休日はどのように過ごすことが多いですか?

総括パート

会社の雰囲気をメインとしていると大抵は会社に対してポジティブな感情をもって話してくれます。そのため自然に会社のアピールを社員の方におこなってもらいやすくなっています。

また、ここまで会社の雰囲気などのどちらかというと楽しい話しをしているので、最後だけまじめな仕事の話しを入れてもギャップでかっこいい構成になることもあります。

Q12:この会社のいいなと思うところはどこですか?

Q13:将来的にどのような活躍をしたいと考えていますか?

インタビュー撮影時のポイント

ここまで、インタビュー質問の準備を紹介しました。

後は、この練った質問内容・構成がしっかりと意図通り伝わるよう、インタビュー撮影時のポイントも紹介します。

緊張を解く空気作り

職種によっては人前で話す機会のあまりない方が多くいますし、営業職など普段話し慣れている方でもカメラの前となると急に緊張してしまうことが多くあります。

なるべく撮影前に談笑したり、複数人のインタビューにしたりすることで緊張をほぐせます。また、逆にインタビューに関係無い人に多く見られていると緊張しやすくなってしまうので、なるべくインタビューに関係無い人のいない場所で撮影しましょう。

上司が見に来ている等は絶対NGです(笑)

余裕をもった撮影時間の確保

前述のように出演者は慣れていない社員の方です。緊張してしまって上手く話せなかったり等、撮り直しはよくおきます。時間が足りなくなることで余計焦ったりもしますので、十分過ぎるほど時間は確保しましょう。

話す量にもよりますが、1人あたり1時間は確保しておけると望ましいです。

カンペは絶対NG

最後に、採用・社員インタビュー動画において、カンペは絶対にNGです。

読んでる感、言わされている感が出てしまい、社員インタビュー動画である意味がなくなってしまいます。

インタビューする側の方は、質問項目くらいはメモを見ても良いかもしれませんが、インタビューを受ける側は絶対にカンペなどは見ないようにしましょう。そのために、質問項目や大まかな話す内容は事前に採用担当の方とすり合わせしたりしておくことが望ましいです。

採用・社員インタビュー動画の事例

上手く社員の方の自発的な話しを引き出せているインタビュー動画の事例を紹介します。

トヨタコネクティッド株式会社

【TC社員インタビュー】仲間との新たな挑戦が人生を豊かにする|New challenges with colleagues who share a dream will enrich my life.

個人的にもとても良いなと感じる社員インタビュー動画です。

凄くリアルで独自性のある話しをしつつもインサートなどもあり理解しやすいです。会社の直接的なアピールをほとんどしていないのに、社員の方の思い出話しから自然と会社の雰囲気や人の良さなどが感じられます。

PORTSTYLE株式会社

インタビュー 中村さん 帽子専門店 イチヨンプラス(PORTSTYLE株式会社) 新卒採用 アルバイト アパレル

こちらも話されている社員の方の独自性のある話しがエピソードトークとしてよく伝わってきます。最初は少し固く緊張していたようですが、後半になるにつれて笑顔が出てきたり緊張が少なくなってきている様子もあり、とてもリアルな社員の話しという印象を受けます。

アカカベ薬局

【社員インタビュー】アカカベですべてを手に入れた男!※最後も必見☆

こちらは、YouTubeの企画としてインタビューをおこなうことで、面白く明るく楽しい雰囲気がとても伝わってきます。質問の仕方もその場でランダムで選んでいるため企画としての面白みもあります。採用にYouTubeを活用する企業が増えてきている昨今ならではのトレンドをふまえた動画になっています。

まとめ

採用・社員インタビュー動画の質問例などを紹介しました。

また、インタビュー動画に限らず様々な採用動画のパターンを下記記事で紹介しています。

年々対応領域や忙しい期間が広がり追われている採用担当者の方に少しでも参考にしていただけますと幸いです。

今回の記事の他に採用における課題毎にどのように動画を活用すべきかをまとめた資料も無料配布中です。ご興味をお持ちいただけましたら是非ご覧いただけますと幸いです。

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この記事の監修者
小林 稜介
動画マーケティングコンサルタント

広告代理店のクレオとデジタルアイデンティティにて幅広いマーケティング支援に従事した後、key MOVIEに参画。サイト改善や広告運用など動画の活用面から逆算した動画企画の提案・制作をしています。

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『key MOVIE』とは

key MOVIEは、マーケティング成果の出る動画・映像を低予算で制作します。 全国の豊富なフリーランスクリエイターを案件毎にアサインすることで、様々なジャンルの動画を低単価で制作しています。 また、マーケターがプランニング・ディレクションをおこなうことで、マーケティング目的にしっかりと効く効果的な動画制作をおこないます。