魅力が伝わる学校紹介動画の作り方とは?制作のポイントや事例を紹介

更新日 2023.11.28

少子化が進む昨今、「この先も今まで通り学生を集められるか不安」と思っている学校関係者の方も多いでしょう。

そこでおすすめなのが、学校紹介動画で学校の魅力や特色をアピールすることです。

今回は幅広いジャンルの動画制作をおこなってきたkey MOVIEが、学校紹介動画のメリットや作り方、制作時のポイントについて解説します。

「多くの学生に学校の魅力を知って欲しい」「効果的な生徒募集の方法を探している」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

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学校紹介動画のメリット

学校紹介動画のメリットは以下の4点です。

  • 学校の雰囲気を伝えやすい
  • 多くの情報をわかりやすく伝えられる
  • ブランディングにつながる
  • 多くの生徒・保護者に見てもらえる

それぞれについて詳しく解説します。

学校の雰囲気を伝えやすい

パンフレットやポスターなどの紙媒体では、偏差値やカリキュラムなどの情報は伝えられますが、学校の雰囲気は十分に伝えられません。

一方で動画は、文字や写真では伝えきれないリアルな雰囲気を伝えやすく、学生に入学後をイメージしてもらいやすいというメリットがあります。

数十秒や1分といった短い動画でも、学校生活や部活動の様子をうまく見せられれば、学校の雰囲気をポジティブに伝えられます。

多くの情報をわかりやすく伝えられる

動画は文字や写真に比べ、多くの情報を短時間でわかりやすく伝えることができます。

具体的には、1分の動画は単語180万語、一般的なWebページ3,600ページ分の情報量に相当するといわれています。

学校紹介においても、学校の特色や雰囲気、施設の紹介、卒業後の進路など、多岐にわたる情報をコンパクトに伝えられます。

グラフやイラストなどを追加すれば、さらにわかりやすくなるでしょう。

ブランディングにつながる

魅力的な動画を制作できれば、学校のブランディングにつながります。

その理由は、「楽しい学生生活が過ごせそう!」「将来の夢を叶えられそう!」など、学生にポジティブなイメージを抱いてもらいやすくなるからです。

加えて、現代の学生の多くはSNSを活用して情報収集をしています。

そのため、SNSで動画が拡散されれば、より大きなブランディング効果が得られます。

学生の共感を得られるような、魅力的な動画を制作できるかがポイントです。

多くの生徒・保護者に見てもらえる

動画は時間や場所を問わず見ることができるため、学校紹介動画をホームページやYouTubeに掲載しておけば、多くの学生や保護者に見てもらえます。

学生や保護者にとっても、自宅で簡単に学校の情報を集められるのは、大きなメリットです。

また、高校や大学の場合、遠方に住んでいる学生や保護者にも情報を届けられるのは、少子化が進む現代において大きな強みといえます。

学校側としても、優秀な学生を見つけられるチャンスが広がるといえるでしょう。

学校紹介動画で紹介すべき内容

学校紹介動画で紹介されることが多い内容は以下の5点です。

  • 学校生活の様子
  • 部活動の様子
  • 教員へのインタビュー
  • 構内の施設・設備の紹介
  • 卒業後の進路

それぞれについて詳しく解説します。

学校生活の様子

まずは学校生活の様子です。

授業や休み時間、放課後の様子などを紹介することで、入学後をイメージしやすくなります。

登校から下校までの様子を順番に紹介したり、学生の声を聞いてみたりすると、よりリアルな様子を伝えられるでしょう。

また、学園祭や修学旅行といった学校行事も交えて多角的に紹介すると、より興味を持ってもらいやすくなります。

学生たちの明るい雰囲気を伝え、「楽しそう」と思ってもらえる動画が理想です。

部活動の様子

学校を決める際に、部活動を重視する学生も多くいます。

そのため、部活動の様子を動画で伝えることもおすすめです。

普段の活動の様子や部員・顧問の紹介、学校ならではの特徴などを紹介しましょう。

部員たちの熱量をうまく表現できれば、志望する学生の共感を得られるはずです。

また、実績を紹介することで、他校との差別化を図ることもできます。

教員へのインタビュー

「どのような先生が教えてくれるか」は、学生と保護者、両者にとって重要なトピックです。

インタビュー形式にして人柄が伝わるようにしておくと、安心してもらいやすくなります。

発言内容を正確に伝えるために、テロップも付けておきましょう。

校内の施設・設備の紹介

校内の施設・設備を紹介することで、保護者の興味を集めやすくなります。

学生よりも保護者の方が、教育環境を重視する傾向があるからです。

教室や図書館、大学であれば研究施設などを紹介することで、前向きな検討につながるでしょう。

グラウンドやトレーニング施設など、部活動に関する施設の紹介もおすすめです。

また、学校独自の施設や伝統的な施設を紹介すると、他校との差別化が図れるうえに、ブランディングにもつながります。

学生にとっても、学校生活のイメージがより明確になるというメリットがあります。

卒業後の進路・就職先のデータ

卒業生の進路・就職先のデータを紹介することで、学校の質をアピールできます。

進学・就職の実績が多ければ、学生や保護者にとってプラスのイメージにつながります。

将来の見通しもわかるため、安心感も芽生えるでしょう。

なお、学校の魅力が伝わるように、知名度の高い進学先・就職先を紹介するのがポイントです。

具体的な数値や図表を使ってわかりやすく伝える工夫も忘れないでください。

学校紹介動画の事例

それではここで、学校紹介動画の事例を3つ紹介します。

取り上げるのは、高校・大学・専門学校の学校紹介動画です。

【高校】立川高等学校

高校の事例として紹介するのは、東京都立立川高等学校の動画です。

約15分と長めの動画ですが、全体を歴史・教育・学校生活・部活・進路の5つの章に分けて紹介しています。

学校生活の様子を丁寧に映しているため、入学してからのイメージがつかみやすいのが特徴です。

【大学】園田学園女子大学

大学の事例として紹介するのは、園田学園女子大学の動画です。

1分程度の短い動画ですが、テンポよくまとまっており、洗礼された印象を受ける動画です。

テンポやBGM、表現方法が参考になるでしょう。

【専門学校】KCS福岡情報専門学校

専門学校の事例として紹介するのは、KCS福岡情報専門学校の動画です。

数字を使った訴求が特徴的で、資格取得率や内定率などの、学校の強みをわかりやすく伝えています。

また、オリジナルキャラクターが学校を紹介するなど、親しみやすくなる工夫も施されています。

学校紹介動画の作り方

学校紹介動画を作るときは、以下の4つの手順で進めるのがおすすめです。

  1. 目的とターゲットを絞る
  2. 構成を練る
  3. 動画を撮影する
  4. 動画を編集する

いきなり撮影に臨むのではなく、事前に戦略を練ることが重要です。

それぞれの手順について、詳しく解説します。

手順①目的とターゲットを絞る

まずは目的とターゲットを絞りましょう。

目的とターゲットを決めなければ、訴求力のある動画を作れません。

新しい学生を募集するために作る場合や、保護者向けに作る場合など、目的によって内容やアプローチが異なります。

また、ターゲットを細かく絞ることで、ターゲットが興味を持ちそうな内容が明確になります。

その結果、以下のように動画の大まかな内容を決めることが可能です。

  • 大学進学を目指す学生向けに進学実績や教育環境を紹介する
  • 部活動を重視している学生向けに、部活動の実績や専用の施設・設備を紹介する
  • 専門性の高い職業への就職を目指す学生向けに、カリキュラムや就職状況を紹介する

他にも、スポーツや芸術活動などに特化している場合は、「それぞれの分野を目指す学生」とターゲットを細かく絞ることで、訴求力の高い動画が作れます。

目的とターゲットを決めることは動画施策の成否を決めると言っても過言ではないため、丁寧に行ってください。

手順②構成を練る

次に情報を整理しながら、具体的な構成を考えます。

構成を練る際は、情報を詰め込みすぎると見る人を飽きさせてしまうので注意しましょう。

最後まで視聴されることを第一に、厳選された情報を盛り込むことが重要です。

なお、構成を考える際は、以下のポイントを意識してください。

  • 動画の時間(時間配分、全体の尺)
  • 動画のスタイル(ナレーションベース、インタビュー形式など)
  • 伝えたいメッセージ
  • ターゲットが知りたい内容
  • 登場人物(学生、教員、オリジナルキャラクターなど)
  • 紹介する内容(学校生活、部活動、進路実績など)

手順③動画を撮影する

構成が決まれば、次はいよいよ動画の撮影に臨みます。

スムーズに撮影を行うためにも、事前に出演者と日時や撮影場所、演出などを確認しておきましょう。

また、機材の準備も忘れないでください。

確認を怠っているとイメージしていた動画を撮影できず、これまでの準備が無駄になってしまいます。

クオリティの高い動画を撮るためにも、入念な準備と確認をしておきましょう。

手順④動画を編集する

最後に撮影した動画を編集して完成させます。

テロップやナレーション、音楽などを加え、学校の魅力が最大限伝わるように工夫しましょう。

特にインタビュー形式の動画の場合、発言内容を確実に伝えるために、テロップは必須です。

また、見る人を飽きさせないために無駄な部分をカットしたり、わかりやすく伝えるために図表やイラストを使うのもおすすめです。

面白い学校紹介動画を作るポイント

学校紹介動画で重要なのは、生徒や保護者に「この学校に行きたい・通わせたい」と思わせることです。

そのためには、以下のポイントを意識して、面白く作ることが求められます。

  • 台本を用意せずありのままを伝える
  • 伝えたいメッセージを絞る
  • アニメーションやイラストを活用する
  • スマートフォンでの視聴を意識する

それぞれのポイントについて、詳しく解説します。

台本を用意せず、ありのままを伝える

学校紹介動画で大切なのは、普段の雰囲気を伝えることです。

台本を用意すると自然な様子を撮影できず、言わされている感が出てしまいます。

そのため、台本を用意せず、ありのままの様子を伝えられるようにしましょう。

普段の授業や部活動の様子、教員とのコミュニケーションなど、自然な様子を見せることで、学校の魅力を伝えることができます。

ただし、何も決めずに撮影に臨むとまとまりがなくなってしまうので、大まかな内容は決めておきましょう。

伝えたいメッセージを絞る

動画を作るときにありがちな失敗が、伝えたい情報をすべて詰め込んでしまうことです。

しかし、あまりにも多くの情報を盛り込んでしまうと、視聴者にとって理解しづらい内容になってしまう場合があります。

そのため、伝えたいメッセージを絞り、コンパクトにまとめることが重要です。

動画の尺も短くなり、視聴途中の離脱率の減少にもつながります。

もし伝えたい内容が多い場合は、「部活動」「学校行事」というように、複数の動画に分けて制作しましょう。

アニメーションやイラストを活用する

アニメーションやイラストを活用することで、複雑な内容も視覚的にわかりやすく伝えることができます。

インパクトや親しみやすさも生まれるため、積極的に活用しましょう。

スマートフォンでの視聴を意識する

近年では、スマートフォンでの情報収集が主流になっています。

そのため、スマートフォンで視聴されることを想定した動画作りが求められます。

具体的には、以下のような工夫が必要です。

  • ミュートで再生されてもわかるようにテロップを入れる
  • 小さな画面でも見やすいように文字などを大きめにする
  • 手軽に見られるように、動画の尺を控えめにする

動画制作に自信がなければ外注するのもおすすめ

ここまで学校紹介動画のメリットや作り方のポイントを解説してきました。

学校紹介動画の重要性がわかった一方で、「そもそも学校紹介動画はどうやって作ればいいの?」と疑問を持たれている方も多いでしょう。

もし自分たちに動画制作のノウハウがない場合は、プロに依頼するのがおすすめです。

動画制作をプロに依頼することで

  • クオリティの高い動画を作ってもらえる
  • 普段の業務に支障が出ない
  • 一から自作するよりコスパが良い

といったメリットがあります。

自分たちだけで中途半端な動画を作ってしまうと、学校の魅力を伝えられません。

そのため、自信がない場合は外注も検討しましょう。

なお、動画制作を依頼する前には、事前の準備が必要です。

以下の記事で動画制作を依頼する前に準備することをまとめているので、ぜひ参考にしてください。

まとめ

学校紹介動画を制作することで、文字や写真だけでは伝えられない、学校のリアルな様子・雰囲気を伝えることができます。

少子化が進む中で効率的に学生を集めるためにも、ぜひ学校紹介動画を作って、学校の魅力をアピールしてみてください。

なお。動画制作に自信がなければ、プロに依頼するのがおすすめです。

弊社では、動画制作に関するお役立ち情報を多数配信しています。

また、緻密な戦略に基づいた動画制作にも取り組んでおりますので、「より多くの人に学校紹介動画を届けたい」という場合は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

資料は下記ページからダウンロードできます。

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この記事の監修者
小林 稜介
動画マーケティングコンサルタント

広告代理店のクレオとデジタルアイデンティティにて幅広いマーケティング支援に従事した後、key MOVIEに参画。サイト改善や広告運用など動画の活用面から逆算した動画企画の提案・制作をしています。

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key MOVIEは、マーケティング成果の出る動画・映像を低予算で制作します。 全国の豊富なフリーランスクリエイターを案件毎にアサインすることで、様々なジャンルの動画を低単価で制作しています。 また、マーケターがプランニング・ディレクションをおこなうことで、マーケティング目的にしっかりと効く効果的な動画制作をおこないます。

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