ブランディング動画とは?制作すべき理由やメリット・事例を解説
「ブランディング動画って聞いたことがあるけど、実際どんな効果があるの?」
「ブランディング動画ってどんなことを考えて作ればいいの?」
こんな疑問から、ブランディング動画に中々着手できずにいる方もいるのではないでしょうか。
YouTubeが世間一般に浸透している現代において、動画はより身近なものになっています。
そんな時代において、ブランディング動画は企業の宣伝に欠かせない存在です。
本記事では動画制作会社であるKEY-MOVIEが、なぜブランディング動画を作るのか、そのメリットや事例を解説します。
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Contents
ブランディング動画とは、自社の商品や自社に対して良いイメージを持ってもらうための動画です。
CM動画と混同されがちですが、商品の販促が主な目的であるCM動画とは対照的に、特定の商品やサービスと言うよりも企業のイメージの向上を狙います。
そのため、「商品を買ってもらうための動画」ではありません。
なので、ブランディング動画の表現方法は自由度が非常に高く、視聴者にどんなイメージを持ってほしいか、どんなイメージを付けをしたいかによって、動画の内容は大きく異なります。
こう聞くと「有名な企業じゃないと意味がないんじゃない?」と思うかもしれませんが、YouTube広告などでよりピンポイントで広告を流すことができるようになった現代では、小さな企業でも効果を十分に発揮できる環境が整っています。
では、具体的にブランディング動画を制作する理由は何でしょうか。
それは「価格競争からの脱却」です。
独自の路線を作り上げ、「安いから買う」ではなく「この会社の商品だから買う」という状態を目指すのが企業にとって一番良い状態であり、業績を伸ばすために欠かせないためです。
価格競争からの脱却をはかるため
ブランドと言えばファッションブランドの「ルイ・ヴィトン」や「グッチ」「プラダ」などが思い浮かぶ人が多いのではないでしょうか。
財布やバッグ自体は数千円もあれば購入できる物ではありますが、その何十倍、何百倍もする値段の財布が「ブランド物」として次々と売れています。
その理由は、その財布やバッグを持っていること自体にステータス(価値)があるからです。
購入する理由が、値段から値段以外のポイントが重視されるため、「少しでも安く値段を抑える」という価格競争に巻き込まれなくなり、消耗戦を避けることができます。
ブランディング動画を制作するメリットは
- 複数の媒体に掲載が可能
- 様々なステークホルダーに効果を与えられる
- 時間問わず動画が活動してくれる
の3つです。
それぞれ1つずつ解説します。
複数の媒体に掲載が可能
ブランディング動画は一本作ることで様々な媒体で利用できます。
- 自社サイトのトップページ
- YouTubeチャンネル
- YouTube広告
- Twitterの固定ツイート
- ランディングページ(LP)
など、様々なところで活用できます。
制作は大変ですが、利用できる範囲の広さを考えると、ブランディング動画を制作するメリットは大きいといえるでしょう。
様々なステークホルダーに効果を与えられる
ステークホルダーとは、企業に利害関係にある人達を指します。
- 株主
- 取引先
- 顧客
- 銀行(金融機関)
などの、直接金銭のやり取りをしている人や、自社の従業員なども含まれ、利益や損失を問わず、その関係に影響を及ぼす存在はステークホルダーに分類されます。
ブランディング動画を作ることで、そのステークホルダーに影響を与えられるのがメリットです。
- 記憶への定着
- 信頼獲得
- 認知獲得
- ブランディング動画を制作する余裕
- 従業員のモチベーションアップ
などなど、良い影響を与えやすいでしょう。
時間問わず動画が活動してくれる
YouTubeで広告出した動画は、24時間誰かしらの目に触れる可能性があります。
時間や日にちを問わず、動画が自社の知名度アップをしてくれるため、365日働く広告塔として活動してくれます。
1度作れば半永久的に認知度向上の武器として利用可能です。
ブランディング動画を制作するには、
- 現状分析(ファクト情報を整理する)
- 中核価値 / Core Valueの設計
- 表現方法の選定
- コンテの作成
- ブランディング動画・映像の制作・編集
の手順があります。
それぞれ1つずつ解説するので、参考にしてみてください。
現状分析(ファクト情報を整理する)
まず、
- 現状の課題
- 自社の強み/弱みの分析
を、聞き込み、インタビュー、アンケートなどによって探ります。
ファクトの意味は「事実」で、現状の会社の状態を過不足なく評価して分析する必要があります。
動画を作るうえで、どんな動画をつくるかに注力してしまいがちですが、現状分析がおざなりになってしまうと、効果的な動画を作ることが難しくなります。
中核価値 / Core Valueの設計
分析内容から、中核となる価値を設計します。
中核価値とは、その会社における「一番重要な価値観」です。
日々の活動の指標として定めるものであり、社員の業務における「考え方」の基準となります。
コンセプトや理念を表現し、どのような商品やサービスを提供しているのか分かりやすく伝える言葉(タグライン) を作り、人の心を掴んだり、共感を呼べるようなブランディング動画を発信できるようにしましょう。
表現方法の選定
中核価値を定めたら、今度はどのように動画を活用して伝達するべきなのかを設計します。
動画といっても
- 実写
- アニメ
- CG
などの種類があり、「実写」というくくりでも、
- ストーリ―風
- 映画風
- CM風
- コマ送り風(ストップアニメーション)
などなど、表現方法は多岐にわたります。
この中から、より企業の価値観を伝えられるような表現方法を選定しましょう。
コンテの作成
表現したい内容と方法が決まったら、動画の骨子となる「コンテ」を作成します。
大掛かりな動画撮影であればあるほど、やり直しがきかないケースも多いため、”なんとなく”で撮影するのは危険です。
どんなテンポや編集で、どんな映像を作るのかなどを落とし込み、実際の制作イメージを作成しましょう。
ブランディング動画・映像の制作・編集
企画が固まり、どんな映像を作成するかが決まったら、ブランディング動画の撮影、編集をします。
動画編集には知識や、経験が必要であり時間もかかるため、自社で担当できる人物がいない場合は、外注も検討しましょう。
動画編集の外注については、こちらの記事でも紹介しています。
また、これらの一連の流れをそのまま外注化することも可能です。
動画制作にかかる費用については、こちらの記事でも紹介しています。
これらの記事も参考にしてみてください。
ブランディング動画の制作の流れについて解説しました。
動画を作るにあたって、想像以上に考えなくてはいけない事が多いと感じたのではないでしょうか。
どんな動画を作るかを考える時、「どんな表現方法があるのか」を1つでも多く知っておくことで表現の幅が広がります。
そこで、実際にブランディングを目的として制作された動画の事例を紹介します。
ブランディング動画事例:ルイ・ヴィトン
冒頭の例でも出したルイ・ヴィトンの動画です。
外国の女性がルイヴィトンのバッグを持ち、様々なポーズを取っています。
変に凝った編集はせず、お洒落で洗練された動画であり、スタイリッシュなイメージを作り上げています。
ブランディング動画事例:Apple
iPhoneなどで知られるAppleのApple Watchのブランディング動画です。
先述したルイ・ヴィトンの動画のように、ブランディング動画はイメージ優先のため、具体的に何が良いポイントなのかを具体的に示すことはありません。
ですが、この動画では登場人物が起きた時に睡眠時間を表したり、電話に出るなどの表現で、どんなことができるのかを表現しています。
ブランディング動画事例:macaroni
レシピ動画やニュースなどを配信するアプリmacaroniのブランディング動画です。
友人との楽しい食事会や、家族に料理をふるまう時に活用できるというイメージを作り、タグラインである「#毎日をもっとおいしく」という言葉で印象付けています。
ブランディング動画事例:川崎市
商品や、サービス以外のブランディング動画も存在します。
この動画は川崎市が「地域包括ケアシステム」という、力を入れているポイントをアピールするブランディング動画です。
このように、商品を扱っていない団体でも「私たちの取り組みを知ってもらう」という意味で使われる場合もあります。
ブランディングの動画の活用事例について紹介しました。
ひとえにブランディング動画といっても、様々な表現方法があることが分かったかと思います。
次に、ブランディング動画を制作する際に注意をしなくてはいけないポイントを解説します。
ビジネスモデルによって手法が異なる
ブランディング動画は、会社のイメージや思いを表現する動画です。
そのため、
- B to C(企業→一般消費者)
- B to B(企業→企業)
によって、作るべき動画の方向性が大きく異なります。
BtoC型はプロダクト(サービス・商品)主体のブランディング
一般消費者を対象にしたBtoCでは、「サービス」「商品」にフォーカスをしたブランディングが効果的です。
理由は、商品「この会社の商品を購入したい、試してみたい」と思ってもらえるような動画にすることが重要なためです。
BtoB型はビジョン・リーダー主体のブランディング
反対に、BtoBにおいては、「会社が果たすべきミッション」「社長の思い」など、どんな思いで仕事に向き合っているかを伝えるブランディングが有効です。
商品を売るというよりは、
「同じような理念を持つ会社に仕事を依頼したい」
「信頼できそうなところと一緒に仕事をしたい」
と企業の人に思ってもらう必要があるからです。
ブランディング動画を制作するべき理由、メリット、事例について解説しました。
「別に高級志向じゃないから」
「特に会社独自の特徴らしい特徴ってないから」
と、ブランディング動画を作らないのは機会の損失といえるでしょう。
ですが、動画制作には人員や時間のリソースを割く必要があります。
普段の業務に加えて「企画立案」「動画撮影」「動画編集」を行うのは、あまり現実的ではありません。
そんな方には、動画制作の代行会社がおすすめです。
KEY-MOVIEでは、「ベルエポック美容専門学校」のブランディング動画を作成するなど、動画制作におけるノウハウや実績が多数あります。
そのノウハウを生かし、より効果的なブランディング動画を制作可能です。
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また、ブランディング動画以外にも動画制作でお悩みのことがありましたら、ぜひお気軽にKEY-MOVIEにお問い合わせください。
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