短納期でも失敗せず動画制作するには?進行の工夫や制作会社などを紹介

一般的に、動画制作を外注すると2〜3ヶ月程度かかります。
とはいえ、「できるだけ早く動画を作りたい」と、短納期を希望する方もいるでしょう。
結論を申し上げると、動画制作を短納期で依頼することは可能です。
この記事では、幅広いジャンルの動画制作をおこなってきたkey MOVIEが、短納期で動画制作を依頼するときのポイントや注意点について解説します。
また、短納期での動画制作に対応している制作会社も紹介しています。
「短納期でもクオリティの高い動画を作りたい」「なるべく早く動画を作ってくれる会社を探している」という方は、ぜひ参考にしてください。
動画制作の費用相場が気になっている方は、以下の制作相場ガイドブックをご覧ください。
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まずは、一般的な動画制作の工程と、各工程にかかる時間を紹介します。
問い合わせ(1週間〜2週間)
まずは動画制作を依頼したい企業や個人に、電話やメールで問い合わせをします。
一般的に、依頼先を比較検討して問い合わせ、決定するまでにかかる期間は1〜2週間です。
動画制作の依頼先は動画制作会社、広告代理店、フリーランスの3つです。
それぞれのメリット・デメリットは以下の表の通りです。
依頼先 | メリット | デメリット |
---|---|---|
動画制作会社 | 幅広いニーズに対応できる動画制作を一気貫通で任せられるクオリティが高い | 会社によって得意なジャンルが異なる融通が利きにくい |
広告代理店 | 動画制作を一気貫通で任せられる動画マーケティングのノウハウがあるコンプライアンスやセキュリティへの意識が高い | 動画制作を外注されるとコストが割高になる融通が利きにくい |
フリーランス | 料金が安い細かい融通が利く編集のみ、撮影のみといった部分的な依頼ができる | 人によってクオリティにばらつきがある信頼できる依頼先を見つけるのに苦労する |
自社の希望に合う動画を制作してもらうためには、複数の候補を挙げて、それぞれに問い合わせてみましょう。
そして、見積もりの細かさや担当者との相性などを見ながら、慎重に依頼先を決めましょう。
ヒアリング・打ち合わせ(1週間)
依頼先が決まったら、次に担当者とのヒアリング・打ち合わせを行います。
ヒアリング・打ち合わせにかかる時間は1週間程度です。
以下のような質問を聞かれることが多いので、事前に準備しておくとスムーズです。
- 依頼に至った理由
- 動画制作の目的
- 動画を届けたいターゲット
- 伝えたいメッセージ
- 動画の活用方法
- 予算
- 納期
- 完成イメージ
この中でも、完成イメージはしっかりと共有しておきましょう。
完成イメージにズレがあると、いくら予算をかけても、希望の動画が出来上がる可能性は低くなります。
受け身になるのではなく、「気になる点をすべて解消しよう」という積極的な姿勢で臨んでください。
見積もり・提案(1週間〜2週間)
ヒアリング・打ち合わせの内容を元に、担当者から見積書や提案書が送られてきます。
内容に満足すれば次の段階へと進みますが、気になる点がある場合は最見積・再提案となります。
そのため、必要な期間は1〜2週間です。
なお、見積書や提案書では、次の点を確認しておきましょう。
- 制作費
- スタッフの人数
- スケジュール
- 動画の長さ
- 動画の方向性
- 無料の修正回数
- 納品フォーマット
似たような見積金額でも、制作費の項目が曖昧だったり、提案書の内容が希望から外れていることもあります。
そのため、気になる点がなくなるまで、慎重に確認してください。
企画・構成(1週間〜2週間)
続いて、動画の骨組みを作る企画・構成の段階に移ります。
この段階では、
- 動画制作の目的
- ターゲット層
- 掲載する媒体
- 動画の構成
- 伝えたいメッセージ
を決めて、絵コンテを作成します。
絵コンテとは、動画の具体的な内容を絵や文字で体現した設計図のことです。
絵コンテを作成することで、以下のことが明確になります。
- 必要な動画素材
- 撮影機材
- 必要なBGM・効果音
- スタッフの人数
- 起用したいキャスト
- スケジュール
一般的に、企画から絵コンテを作成するまでにかかる時間は1〜2週間です。
ただし、要望が細かくなればなるほど、制作時間は長くなります。
撮影(1週間〜2週間)
絵コンテが出来たら、いよいよ撮影に臨みます。
撮影自体は半日〜2日程度で終わりますが、撮影準備に時間がかかるため、全体として1〜2週間の時間がかかります。
撮影に必要な準備は以下の通りです。
- 機材の準備
- スタジオ・ロケ地の手配
- スタッフの確保
- キャスティング
この中で制作期間を大きく左右するのがキャスティングです。
自社の社員を起用すれば、スムーズに撮影を進められます。
しかし、プロの役者を起用する場合は、日程調整が必要です。
また、オーディションでキャストを決める場合は、キャスト募集から審査まで2週間程度は必要です。
編集(2週間〜1ヶ月)
撮影が終わったら、絵コンテに沿って編集します。
主な編集作業は以下の通りです。
- 動画素材のカット
- テロップの挿入
- BGMや効果音、ナレーションの挿入
- イラストやアニメーションの作成
編集作業は、オリジナルのBGMやイラストの制作数が多いほど時間がかかります。
また、高精度な3DCGを用いるなど、高度な演出を活用する場合も時間がかかり、場合によっては1ヶ月程度かかることもあります。
修正・納品(1週間程度)
編集が完了して初稿が提出された後、気になる点があれば修正依頼をかけます。
そして、納得のいく動画が提出されれば、この時点で納品となります。
修正の回数にもよりますが、基本的に必要な時間は1週間程度です。
なお、修正依頼は「1回まで無料、2回目以降は有料」など、依頼先によって異なります。
そのため、見積もりの段階で確認しておきましょう。
動画制作の工程・スケジュールに関しては下記記事で詳細を紹介しています。
短納期での動画制作を依頼する際は、以下の点に気をつけてください。
- 動画制作の流れと日数を理解しておく
- 動画の目的やメッセージを決めておく
- 必要な資料を準備しておく
- 役割分担とスケジュールを明確にする
- 依頼先とイメージを共有する
- アジャイル方式を意識して積極的にコミュニケーションをとる
短納期の場合、コミュニケーションロスや準備不足による手間を省くことが重要です。
それぞれのポイントについて、詳しく解説します。
動画制作の流れと日数を理解しておく
納期の長短にかかわらず、動画制作がどのような流れで進み、納品までにどれくらいの日数がかかるか理解しておきましょう。
動画制作の工程を理解しておくことで、自社が希望する動画を仕上げるのに必要な日数を予想できるからです。
一般的に、動画制作の流れは動画の種類、実写動画かアニメーション動画かによって異なります。
まずはどちらの動画を制作するか決めてから、「3Dアニメーション」「タイポグラフィ」といった、具体的な種類を決めましょう。
動画の種類が具体的に決まると、動画制作に必要な工程や準備がわかるので、必要な日数をおおまかに予想できます。
なお、尺の長さや求めるクオリティによっても、必要な日数は変わってきます。
中でも編集作業はこだわりを出せる部分なので、求める内容によって日数が変わります。
動画の目的やメッセージを決めておく
依頼する前に、動画の目的や伝えたいメッセージを決めて、社内で共通認識を持っておきましょう。
動画制作は、自社の課題解決のための施策です。
そのため、まずは自社の課題を明確にし、課題に基づいて目的を設定しましょう。
目的が決まれば、伝えたいメッセージは自ずと決まるはずです。
たくさん詰め込みすぎると視聴者が混乱してしまうので、1つの動画で伝えるメッセージは1つに絞ることがポイントです。
必要な資料を準備しておく
短納期で動画を仕上げるためには、依頼側の準備も重要です。
必要な資料に加え、以下の項目について社内でイメージを共有しておきましょう。
- 動画制作の目的
- ターゲット
- 伝えたいメッセージ
- 配信媒体
- 予算
- 納期
また、時間に余裕があれば、絵コンテを作成することをおすすめします。
絵コンテがあれば、依頼先が動画のイメージを把握しやすくなり、納期を計算しやすくなります。
役割分担とスケジュールを明確にする
動画制作はチームで進めます。
そのため、役割分担とスケジュールが明確であれば、余計な時間・作業が発生せず、スムーズに動画制作を進められます。
以下の項目を意識しながら、明確な役割分担・スケジュールを立ててみてください。
- 誰がその作業を担当するのか
- 作業の期限はいつまでか
- 同時並行で進められる作業はあるか
- 自社で進めた方が効率的な作業はあるか
依頼先とイメージを共有する
短納期で動画制作を依頼するなら、依頼先とのイメージのすり合わせは徹底しましょう。
イメージに少しでもズレがあると修正が必要になり、タイムロスになってしまいます。
「打ち合わせを複数回行う」「参考にできる動画を共有する」などして、お互いが完成イメージを明確に描けるようにしましょう。
アジャイル方式を意識して積極的にコミュニケーションをとる
アジャイル方式とは、工程を細かく区切って、作業とフィードバックを繰り返してプロジェクトを進めることです。
主にシステム開発で使われる手法で、修正が発生することを防ぐことができます。
依頼者と担当者が密にコミュニケーションをとりながら進めるため、自社の希望に沿った成果物をスムーズに制作できることがメリットです。
動画制作でもアジャイル方式を採用することで、短納期での納品が可能です。
例えば、編集作業をシーンごとに細かく分けて進めることで、大幅な修正を防ぐことができます。
それでは、短納期への対応力が高い動画制作会社を4社紹介します。
それぞれの強みや実績などをまとめているので、ぜひ参考にしてください。
key MOVIE
弊社key MOVIEは、厳選したフリーランスと協力することで、短納期での動画制作を実現しています。
特徴は以下の通りです。
- 直接取引・厳選フリーランスの徹底により、業界最低水準の価格を実現
- 広告運用の知見を活かした動画戦略により、動画の活用までサポート
- ほぼすべてのジャンルの動画制作が可能
設立から1年未満ですが、動画制作本数は累計で118本と、豊富な実績を誇ります。
マーケティングを意識した動画施策を展開したい方、予算を抑えて依頼したい方は、お気軽にご相談ください。
会社名 | for,Freelance株式会社 |
所在地 | 東京都港区南青山2丁目2−15 5F |
ホームページ | https://key-movie.forfreelance.co.jp/ |
過去の実績 | https://key-movie.forfreelance.co.jp/work |
問い合わせ先 | 03-4400-6494(平日10:00〜18:00) |
Mチーム
Mチームは、株式会社AtoOneが運営する、動画制作・デザイン制作サービスです。
動画制作における特徴は以下の通りです。
- 企画から編集までの一気貫通サービスに加え、動画制作の内製化支援も行っている
- 戦略策定や効果測定など、集客サポートが手厚い
- さまざまな業種に対応している
ホームページに料金が明記されているのもポイントです。
将来的に自社での動画制作を考えている方や、動画を使った集客を強化したい場合におすすめです。
会社名 | 株式会社AtoOne |
所在地 | 東京都世田谷区北沢2-27-9 2F |
ホームページ | https://mteam.jp/ |
過去の実績 | https://mteam.jp/result-movie/ |
問い合わせ先 | https://mteam.jp/contact/ |
ムビサク
ムビサクは、アニメーション動画において豊富な実績を誇る動画制作サービスです。
特徴は以下の通りです。
- 最短10営業日での納品が可能
- 初心者向けのお試しプランがある
- 契約前でも動画の企画・構成案の作成は無料
初めて動画制作を依頼する方、実績豊富な制作会社を探している方におすすめです。
会社名 | アルファノート株式会社 |
所在地 | 東京都新宿区西新宿6-8-1 住友不動産新宿オークタワー 12F |
ホームページ | https://mvsk.jp/ |
過去の実績 | https://mvsk.jp/works |
問い合わせ先 | 03-5909-3939(平日10:00〜19:00) |
株式会社ビビッド・ジャパン
株式会社ビビッド・ジャパンは、短納期・価格抑制動画制作サービス「DOGAMAN」を提供しています。
特徴は、編集・校正作業を、依頼者の会社会議室などを借りて行うこと。
そのため、
- 最短1日で編集が完了する
- 完成イメージを細かく確認しながら作業を進められる
- 初稿確認・修正がスムーズに行える
といったメリットがあります。
とにかく短い納期での納品を希望する方におすすめです。
会社名 | 株式会社ビビッド・ジャパン |
所在地 | 東京都千代田区内神田1-17-3 塚田ビル4F |
ホームページ | https://www.vivid-japan.co.jp/ |
過去の実績 | https://www.vivid-japan.co.jp/douga_jirei/ |
問い合わせ先 | 03-5282-5233(9:00〜18:00) |
短納期に対応した動画制作会社を選ぶときのポイントは以下の通りです。
- 過去の実績を確認する
- 企画力やマーケティング力を確認する
- 担当者との相性を確認する
- 修正対応について確認する
それぞれについて、詳しく解説します。
過去の実績を確認する
まずは過去の実績を確認しましょう。
動画制作の目的は、自社の課題解決です。
実績が多いということは、それだけ多くの企業の課題解決に貢献しているということです。
そのため、実績が多い制作会社ほど、信頼できる会社であるといえるでしょう。
また、実績確認によって、得意分野や得意な演出、短納期でもクオリティが低下しないかといったこともわかります。
企画力やマーケティング力を確認する
動画を視聴した人を何らかのアクションにつなげるには、動画の内容が重要です。
そのため、視聴者が興味を持って最後まで視聴したくなる動画を制作してくれる会社を選びましょう。
また、制作した動画を上手く活用できるかどうかも重要です。
マーケティングのノウハウがある制作会社であれば、自社の目的や希望に沿った戦略を提案してくれるので、集客につなげやすくなるでしょう。
担当者との相性を確認する
動画制作をスムーズに進めるには、担当者との相性も重要です。
疑問についてわかりやすく教えてくれたり、こちらの希望を丁寧に聞き取ってくれる担当者であれば、安心して任せられるでしょう。
担当者との相性は、口コミサイトでの評価を確認するか、実際に会って確かめてみてください。
修正対応について確認する
動画制作では、初稿提出の後に修正が発生します。
修正でありがちなのが、「プラン内で対応してもらえるかと思っていたら、追加料金を請求された」というケースです。
そのため、事前に以下の点を確認しておきましょう。
- プラン内で対応してくれるか
- 何回まで修正可能か(何回目以降は有料か)
- 修正しても納期内に完成するか
また、修正による追加費用についても確認しておいてください。
なお、動画制作会社の選び方は、以下の記事で詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてください。
短納期で動画制作に取り組む際は、以下の点に注意してください。
- 低評価の制作会社やフリーランスへの依頼は避ける
- スケジュールに余裕を持つ
- 見積もりの詳細を確認する
- 複数の制作会社に相談する
それぞれについて、詳しく解説します。
低評価の制作会社やフリーランスへの依頼は避ける
低評価の制作会社やフリーランスに依頼すると、以下のリスクがあります。
- 納期が遅くなる
- 動画のクオリティが下がる
- 細かいコミュニケーションがとれない
そのため、事前に口コミや評価を入念に確認しましょう。
リアルまたはオンラインで面談を行い、人柄を確認するのもおすすめです。
スケジュールに余裕を持つ
短納期での動画制作を希望する場合でも、修正が発生することを見越して、初稿提出から最終納品までの期間を設けましょう。
いくら評価が高い制作会社でも、修正が発生することがあるからです。
納期までに余裕があれば細かい修正は可能なので、よりクオリティの高い動画を制作してもらえます。
また、予期せぬトラブルに対応できるよう、各工程ごとに予備日を設けておきましょう。
例えば、屋外で撮影する場合、天候によって撮影が延期になることがあります。
予備日を設定しておけばスケジュール変更の影響を最小限にできるので、すぐに立て直せるでしょう。
見積もりの詳細を確認する
見積書の入念な確認も重要です。
見積書をしっかり見ておかないと、追加料金が発生する場合や制作日数を減らせる作業を見落とすことがあります。
制作会社によって見積書のフォーマットが異なるので、少しでも気になる点がある場合は、納得するまで質問しましょう。
複数の制作会社に相談する
依頼先を検討する際は、複数の制作会社に相談しましょう。
選択肢を多く持つことで、
- 納期を守ってくれそうか
- 自社の希望に沿った動画を作ってくれそうか
- どんな種類の動画を得意としているか
- 予算内で対応してもらえそうか
- 担当者との相性は良さそうか
といった点を比較できます。
また、選択肢が多い方が、精神的なゆとりも生まれます。
丁寧に比較検討した中から、自社の希望に最も合いそうな制作会社を選びましょう。
短納期で動画制作を依頼する際のノウハウを解説しました。
最後に、短納期で動画制作を依頼する場合のポイントを掲載しておきますね。
- 動画制作の流れと日数を理解しておく
- 動画の目的やメッセージを決めておく
- 必要な資料を準備しておく
- 役割分担とスケジュールを明確にする
- 依頼先とイメージを共有する
- アジャイル方式を意識して積極的にコミュニケーションをとる
動画制作の依頼では、依頼先に丸投げするのではなく、「一緒に作っている」という姿勢が大切です。
特に短納期の場合は、依頼側の入念な準備が、プロジェクトの成功を左右します。
今回紹介した内容を参考に、短納期でも納得いく動画を作ってください。
なお、「低コストで依頼したい」「マーケティングのノウハウがある制作会社に依頼したい」という場合は、お気軽にkey MOVIEにご相談ください。
短納期での動画制作にも対応しているので、お客様の要望に沿って、最適な提案をさせていただきます。
また、今回の記事の他に動画制作の費用相場をまとめた資料も配布中です。ご興味をお持ちいただけましたら是非ご覧いただけますと幸いです。
資料は下記ページからダウンロードできます。
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