動画制作のスケジュールを解説!制作の流れや・工程を細かく解説

近年、広告や集客を目的として動画が活用されるケースが多くなっています。当メディアを運営する動画制作会社KEY-MOVIEでも、数多くの相談を受けています。
ですが、
「どれくらい時間がかかるの?」
「動画制作のスケジュールってどういう風に組めばいいの?」
そんな疑問を持つ方も多いと思います。
本記事では動画制作会社であるKEY-MOVIEが、動画制作のスケジュールについて紹介します。
動画制作におけるスケジューリングの大切さ、うまく動画制作のスケジュールを組むコツがあるのかなどをわかりやすく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
また現在、動画制作にかかる費用をまとめた資料を無料で提供しております。
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Contents
動画制作のスケジュールの目安は、大体2〜3ヶ月です。
実写動画の場合、撮影の有無や撮影そのものの規模によっても日数は大きく異なります。
数週間で完成するものもあれば、3ヶ月~半年の期間を要する動画もあります。もちろん、各制作会社によってもある程度差はありますが1から企画や撮影を行う際はこれくらいの期間が必要です。
「思ったより長い」と思った方もいるのではないでしょうか。
ですが、
・撮影の時間
・チェックの時間
上記2つは動画制作会社に依頼する場合、スケジュール感は大きく変わりません。
なので、スケジュールの長さはそこに至るまでの前段階がスムーズに進行するかどうかが重要です。
メインでもある「動画撮影の時間」と「最終チェック」に時間的な余裕をもって臨めるようにしましょう。
動画制作のスケジュールについて詳しく解説します。
「動画制作を制作会社に、正式に発注するまで」に必要なステップをご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。
一番大切なことは「動画制作の目的を明確にする」ことです。
・自社のサービスや商品を宣伝したい
・自社のイメージをブランディングしたい
・資料をわかりやすく伝わるようにしたい
この目的によって、どんな動画をつくるのかが大きく変わります。
予算も事前に明確にして「上限は〇〇万円です」とあらかじめ言えるように、事前に決めておきましょう。
予算が曖昧だと、動画制作に関わる人数や、撮影規模も正確に決められず、制作会社の提案もしづらくなってしまいます。
また、動画制作には修正などを行うと追加料金を払うことになる場合があります。事前に上限を決めておくことで、「思ったより予算がかかってしまった」という事態を防ぐことができます。
例えば動画制作会社KEY-MOVIEでは、「素材がないけど、予算を抑えたい」という要望に応え、アニメーションツールを用いて制作したり、画像とテキストのみで動画を作成することで、制作の単価を抑える提案をしています。
このように予算を決めることで提案もより具体的になり、円滑に制作が進むので明確に予算を決めることが重要です。
納品までのスケジュールを考えるには「納品日」つまり、プロジェクトの完了日を明確にしておくことが大事です。
動画に限りませんが、Web制作はチェックに多くの時間を割くので「修正や想定外の工数が発生するのが基本」です。
特にロケに出て実写撮影したり、3DCGの作りこみが必要な動画は時間を要することがほとんど。
動画のクオリティーアップや、想像通りの動画にするための修正などの作業時間を確保するためにも、余裕をもってスケジュールを組むようにしましょう。

動画制作会社と面談する際「とりあえず制作会社に任せればいいや」と思われるかもしれません。
しかし、それでは動画の品質や円滑な制作の進行が難しくなってしまいます。
理由は「どんな動画を作ればいいかわからない」と動画制作会社も動画をどんなものを作ればいいのか戸惑ってしまうからです。
動画の品質を上げるためにも
1.参考動画を用意
2.時間とイメージを詰める
3.複数の制作会社と接点を持つ
この3点を事前に準備しておきましょう。
1つずつポイントを解説します。
事前に参考となる動画のリンク等を準備しておくと、イメージのズレを軽減することができます。
テレビCMやYouTubeの広告動画などを見て、イメージに近い動画を探しましょう。
「納品されたものがイメージと違う」というような事態にならないよう、必ず用意しておきましょう。
動画の長さやイメージをしっかりと決めていく必要があります。
例えばTwitterやInstagramのようなSNSで広告に向けた動画を制作したい場合は、キャッチーで固すぎない動画を制作するべきですし、ブランディングなら情報を伝えるよりも、スタイリッシュでおしゃれな雰囲気の動画を制作することが必要です。
目的に沿った動画のイメージをできる限り伝えましょう。
また、動画の長さも使用用途によって変わります。
15~30秒ほどの短い動画をにするのか、テレビ風に長尺にするのか。そしてどれだけの時間をどんな展開に使うのかを具体的に決めておきましょう。
例えば15秒の動画なら
- 3秒で商品名
- 3秒で商品の魅力1
- 3秒で商品の魅力2
- 3秒で商品の値段
- 3秒で購入できる場所
というような構成があるとがスムーズに制作を進行しやすいです。
複数の動画制作会社と接点を持つべき理由は、制作会社にも動画のジャンルによって得手不得手があるからです。
例えば
Aは、テレビ番組の制作経験があり、バラエティー番組のノウハウがある会社。
Bは、YouTube用の動画制作経験があり、若者ウケしやすい動画が得意な会社。
Cは、ロックバンドのPVや、映画の制作経験の経験が豊富な会社。
果たして、この3社に全く同じ企画を出すと、3社とも同じ動画を作るでしょうか。
答えはNOです。
そして、YouTube向けの動画制作を依頼するなら確実にBの会社が適していると言えるでしょう。
このように、1つの動画制作会社だけでは動画制作を網羅的にに賄うのは困難です。
そのため、用途によって使い分けられるように動画制作会社との接点は多めに持っておきましょう。

動画制作会社に依頼する場合、最初は「どのような動画を制作したいのか」「費用感・スケジュール・納期はどうなっているか」など、動画制作に必要な情報をヒアリングします。
期間:約1週間
動画の目的や予算などをヒアリングした上で、見積書と提案書(動画の大まかな流れ、ストーリーなど)が動画制作会社から提出されます。
ヒアリング時に曖昧なイメージのまま制作会社に依頼すると、曖昧な見積書・提案書が出てきてしまうので、ヒアリングで綿密に打ち合わせを行いましょう。
その見積書で
- どこにどれだけの金額がかかっているのか
- 不要な予算を取られていないか
- 削れるところはないか
提案書では
- イメージに沿った構成になっているか
- 必要な情報は盛り込まれているか
- 蛇足な構成はないか
上記のポイントを確認する必要があります。複数案提出された場合は、比較検討も忘れずに実施しましょう。
繰り返しになりますが、思い通りの動画が制作できるかどうかここでほぼ決まります。納得のいくまで打ち合わせをすることが必要です。スケジュールの設計は受注後に行われるため、この段階では目安のスケジュール確認をしておきましょう。

動画制作に慣れていない方なら制作工程がわからないので、聞きなれない言葉や、知らないことばかりで戸惑ってしまうと思います。
そこで、制作の際にどんな工程を踏んで動画制作を進めるのか、今回は実写動画の制作フローを例にして具体的に説明します。
流れを事前に頭に入れておき、よりスムーズな進行できるようにしましょう。
企画・構成(プランニング)
期間:約1週間〜2週間
契約した制作会社が、ヒアリングした内容をもとに制作チームを編成します。
そのチームでミーティングを行いながら、企画や制作スケジュールなどをプランニングしていきます。
プランニングに以外にも制作に必要な「絵コンテ」「キャスティング」「撮影スケジュール」の3つを決めます。
キャストのオーディションや、実際に収録を行う場所を下見(通称:ロケハン)する場合には更に日数がかかるので、スケジュールの際はあくまで目安として考えましょう。
動画制作の企画・進行については、こちらの記事でも解説しているので、あわせてご覧ください。
絵コンテ・台本の制作
「台本」はセリフやト書き(仕草など)を書いた本で、「絵コンテ」は動画作成の設計図です。
テキストで書かれた台本をもとに、絵と内容(役者の動きや表情、撮影場所の指示)、セリフやナレーション、などを細かく記したものです。
動画制作における根幹的存在なので、重点的に時間を割く場合が多いです。
制作会社とクライアント間で密にすり合わせを行い、修正を繰り返します。
ここでのイメージと出来たものの違いを無くせるよう、スケジュールに多少遅れがでていても、納得いくまでフィードバックを行いましょう。
出演者募集・オーディション・アサイン
絵コンテや台本の制作が終われば、次に出演者の選定が行われます。
例えば事前に特定のタレントを使いたいという要望を伝えておけば、この段階でオファーをします。
オーディションを実施する場合は、
- 出演者募集
- 書類選考
- オーディション
- 出演者決定
という流れで進みます。
元から出演者の候補が決まっていて、出演が決まれば時間はそこまでかかりませんが、オーディションでは選考に時間がかかるため、良い演者が見つからなければここでスケジュールが押してしまう可能性もあります。
撮影場所の調査・下見
期間:約1週間
出演者などが決まったあとは、撮影場所の調査や下見を行います。専門用語ではこのことを「ロケハン(ロケーション・ハンティング)」と言います。
単純に場所の確認をするだけでなく、撮影の許可、必要な撮影機材など、様々な要素の確認をします。
ロケハンは派遣するスタッフの人件費や交通費などもかかるため、ロケハンまで行う大掛かりな準備は制作費が高騰しがちです。
撮影日の決定 / 当日のスケジュール作成
台本やスケジュール、演者などが固まれば、実際に撮影する日程とどのような順序で撮影していくのかスケジュールを作成します。
オーディションを行う場合は、オーディションと並行もしくはオーディションを行う前にスケジュールなどは押さえておく場合もあります。
機材・備品の準備
期間:約1週間
実際に撮影するために必要な機材を準備します。
撮影用のカメラ、照明(レフ板なども含む)、ガンマイクなどの音声機、そのほか撮影の演出に使う小道具やセットを組む場合は大道具。待機や衣装、撮影道具を置く撮影現場の確保、長期の撮影時には弁当の手配なども行います。
他にも高画質用カメラやドローンなどといった特殊で高価な機材など、制作会社が保有していないものはレンタルして揃えるケースもあります。
撮影 (クライアント立ち会い)
期間:1日~(スケジュール次第)
撮影当日は、絶対に依頼したクライアントの責任者が現場に立ち会う必要があります。
理由は、実写動画は修正が出来ないからです。
そのため、イメージ通りの映像に撮影されているかどうかををその場で判断する必要があります。
万が一、撮り直しとなればキャストもスタッフを再度収集することになり、多額の追加費用がかかります。
無駄な費用がかからないように、必ず撮影現場には立ち会いましょう。
撮影素材の確認・使用部分のすり合わせ
撮影を終えると、撮影素材を確認し、どの映像を使うかをすり合わせましょう。
「せっかく撮影したし…」という思いは不要です。
動画にとって蛇足な部分をここで削りましょう。
ナレーション収録
ナレーション原稿を用意し、ナレーターを選定して依頼。
スタジオで録音をして、音声を納品してもらう流れです。
ナレーションを収録する時間や、スタジオを押さえられる日程などを考える必要があるため、基本的には動画の撮影前もしくは動画撮影と並行して進行することが多いです。
動画編集
期間:2週間~
撮影が終わると、動画制作のおいて事前準備に次いで重要な作業「動画編集」に取り掛かります。
元の映像に写真やロゴ、テキストやイラストなどを加えて映像を公開できるレベルにまで引き上げます。
要望に沿った映像となっているかの確認や、クオリティのチェックを行い、コンテの通りに必要なシーンをつないでいきます。
編集作業でテロップ(字幕)や、BGM挿入の作業なども行います。
動画編集は細かい編集があればあるほど時間がかかり、また、編集した動画をチェックするのも時間もかかります。
動画全体の構成、テロップなど、フィードバックをもとに修正します。
修正のやり取りが発生する場合も見越して編集の期間は2週間以上は見ておく必要があります。
MA / BGMの選定
MAとは「Multi Audio(マルチオーディオ)」の略称で、音の調整、収録作業を指します。
既存の映像に効果音や音楽、ナレーションなどを付け加え、動画を完成形に仕上げます。
テレビのドキュメンタリー番組で、ナレーターがセリフを読んでいる場面や、バラエティ番組で観客の笑い声が足されているのを観たことがあるのではないでしょうか。
その音声部分の追加を行うイメージです。
出力(エンコード)
MAやBGMの挿入も終わったら出力します。
動画制作における出力とは「.mp4」「.mov」などといった映像としてサイトにアップロードして利用できるように、動画の形式に書き出すことです。
エンコードにも詳細な設定があり、フレームレートや画質などがこの工程で決まります。
フレームレートとは簡単に言うと「1秒に何枚の静止画が使われているか」という数値です。
これが高ければ高いほど滑らかに動き、低ければ低いほどカクカクとした動画となります。
たとえば「30」なら1秒の間にパラパラ漫画が30枚あるイメージです。
映画やテレビ番組ならフレームレートは「24」と言われており、FPSのプレイ動画なら画面の動きをより伝えられるように「60」などに設定されます。
納品・完パケ
完パケとは、「完全パッケージ」の略称で、映像や音声の編集、エンコードなど全ての工程が完了し、放送やサイトへのアップロード、コンテンツ販売などに利用できる状態に仕上がったものをいいます。
例えば、ラジオの分野ではCMを含めて放送できる状態のこと。CDの分野では、盤面印刷やジャケット印刷が終わり、完成品を作成したCDのことを指しています。DVDやBlu-rayなどのディスクで販売する場合はCDと同じく盤面印刷やジャケットの印刷などが必要です。
動画の利用用途にもよりますが、例えばYouTubeにアップロードする動画に使用する場合は、「サイトにアップロードをするだけ」「サムネイルや動画説明文を作ればOK」となるケースが多いので、動画のエンコードが終了したと同時に完パケとなります。

動画制作自体のスケジュールの主な流れについて説明しました。
次に、実写の撮影ではなくアニメーションに関する動画についてのスケジュールの流れを解説します。
一言でアニメと聞くと「テレビアニメ」のようなものをイメージするかと思いますが、
- フレームバイフレーム(テレビアニメ)
- スライドショー
- モーショングラフィックス
- ホワイトボードアニメーション.
- 3Dアニメ
などなど、様々な種類があります。
それぞれ目的による向き不向き、相場や制作期間も大きく異なります。
「VYOND(ビヨンド)」というテンプレートのアニメーションがあるソフトを使ったり、元々あるアニメーション素材を組み合わせて動画を制作する場合はそれほど長く時間はかからず、数週間でも制作が可能です。
ですが、テレビアニメのような滑らかな動きの「フレームバイフレーム」のアニメ―ション動画を制作すると、短い時間の動画でも3ヶ月~半年は最低でもかかる場合も。
ここでは、「フレームバイフレーム」のアニメーション動画制作の工程やスケジュールについて解説します。
企画・構成・ナレーション台本制作
期間:約1週間~
アニメーション動画も実写動画と同じく、まず企画構成、ナレーションの台本を作成などを最初に行います。
- 動画を作る目的
- ターゲット
- 動画の長さ
- 動画制作のスケジュールや予算
などを明確に決めておきましょう。
また、セリフや展開などテキストやラフ画を盛り込んだ絵コンテ(台本)を作成します。
実写動画と違い、アニメーション制作において絵コンテは制作の元になるため、より詳細に書き込みましょう。
イラスト・素材制作(購入)
期間:1〜2週間以上
絵コンテを作成したあとは素材・イラストの制作に移ります。
この段階では以下の3つの素材を作成します。
- キャラクター
- 背景
- シーン
これらの出来栄えに問題が無いか、イメージと相違が無いか入念に確認しましょう。
アニメーションの場合、後から「目の形を変えたい」「髪型を変えたい」などといった要望は通用しません。
理由としてはフレームバイフレームの場合、1秒分の映像で何十枚もイラストを書きます。それを修正するということは、そのイラストの枚数分全て作り直しになってしまいます。
これではいくら時間があっても足りませんので、注意しましょう。
ナレーター・BGM選定
アニメーションの場合、イラスト作成の段階でナレーションやBGMを入れるケースがほとんどです。
理由はアニメーションにセリフを吹き込むより、セリフに合わせてイラストを動かした方が作業効率がよく楽だからです。
そのため、アニメーションを制作する前にナレーターを選定することになります。また、この際に並行してBGMも選定します。
BGMは既製の素材を使うことが多く、オリジナルのBGMを使う場合は、最終工程のMAで作曲をする必要があります。
ナレーション収録(MA)
期間:1日〜
制作された台本を基に、選定されたナレーターがセリフを吹き込みます。
スタジオでのMAに立ち会って、理想のナレーションになっているか確認しつつ、修正を繰り返しながら、完成度を高めましょう。
アニメーション制作(動画編集)
期間:1〜2週間以上
イラストなどの素材が完成したあとアニメーション制作(編集)に入ります。
アニメーターが描いたイラストを1枚1枚を繋いで1つの映像にします。
編集工程の中で最も時間のかかる作業であり、アニメーション動画のクオリティを最も左右する作業です。
長尺になればなるほど、細かいものになればなるほど膨大な時間がかかります。
アニメーションが完成したらチェック。
すでにナレーションやBGMが入っている場合もあり、問題なければ完パケ(完全に仕上がった動画)となります。
完パケ
完成形までアニメーションが仕上がったら完パケとなります。
実写動画と同様、YouTubeにアップロードする動画に使用する場合は、「サイトにアップロードをするだけ」「サムネイルや動画説明文を作ればOK」となるケースが多いので、動画のエンコードが終了したと同時に完パケとなります。

修正依頼をするときにはわかりやすさを重視しましょう。
修正が重なれば重なるほど、時間がかかってしまうこと、コミュニケーションコストがかかってしまうからです。
もし仮に上手く伝えられないのであれば、画像や資料を用意して目で見てわかるような依頼にしましょう。
お互いのイメージがずれたまま修正を行うと、さらにズレが広がり、スケジュール通り進まなくなる可能性があるので、しっかりとズレを無くしていけるよう工夫をしましょう。
初稿のチェックには時間をあらかじめ数日~1週間ほど押さえておきましょう。
動画制作に関して「修正が無い」ということは中々ありません。
仮に要望通りの動画を作ることができても、実際に動画を見てしまうと「なんか違う」というようなことが往々にしてよくあることです。
そのため、徹底的に修正点を洗い出して、その修正点をどうするのか、追加で撮影したりするならどうするのかをこの期間に詰めていく必要があります。
また、修正点を1度で伝えきれるように繰り返しのチェックをするためにも、1日で終わらせるようなことはないようにしましょう。
動画の種別ごとによって、メリットとデメリットがあり、伝えたい情報によって選ぶべき動画手法も異なります。
具体的なメリットとデメリットを比べてみると
- 実写
- アニメーション
の2つでは以下のような違いがありました。
実写動画のメリット
実際の映像を活用することで生の情報を伝達できる
「生の情報」というと中々イメージがしづらいかもしれません。
例えば「自動車保険」のCMでは実写の方が多く、しかも実際に事故を起こしていたり事故を連想させるような動画が多いですよね。
その理由は、実際の人間の方が現実の延長線上のような感覚になり、説得力や信頼性を生むからです。
実写動画のデメリット
撮影の工数が発生する
実写での撮影には
- ロケ地やスタジオを押さえる
- 実際に撮影する日数を確保
- 機材やスタッフの確保
などの工数がかかります。
この準備には実際に撮影をする時間よりも長く、手間もかかります。
準備の時間や人員を割けない場合、動画制作が困難になってしまいます。
軌道修正が難しい
実写の撮影では、撤収してから再度撮影するのが難しいです。
仮に再撮影をする場合、再度同じロケ地を押さえて人員も確保しなくてはならず、撮影の時にかかる工数と予算がもう一度かかってしまいます。
ある程度編集でなんとかなるとしても、撮影した後に動画構成を変更するのは既に撮影してしまった動画がある以上困難です。
そのため軌道修正がしづらく融通もきかないため、撮影にミスがあると致命的になってしまいます。
アニメーション動画のメリット
表現の自由度が高い
アニメーション動画は、現実では表現が難しい描写もできるため、クオリティが保ちやすく、実写動画には無いインパクトを視聴者に残すことができます。
人の記憶に残りやすいので、アニメーション動画のクオリティが高ければ高いほど評判を呼び、SNSメディアなどで話題になる可能性が高いです。
過去の素材を活用することで安く制作できる
例えば、過去にオリジナルキャラクターを制作していたり、会社のロゴなどを制作していた場合は、その素材を流用できます。
新たな素材の発注が必要ではなくなるため、予算を押さえることができます。
アニメーション動画のデメリット
差別化が難しく、似通った動画になる
ビジネスにおけるアニメーション動画は、「VYOND」などの制作ソフトが提供しているテンプレートや、サイトで販売されている既存の素材を活用して制作しているケースがほとんどです。
効率的に安く作ることができる反面、他の人や企業と被ってしまう可能性が高く、埋もれてしまう可能性があります。差別化を徹底するのであれば予算は跳ね上がるため、デメリットとなります。

動画制作のスケジュールについて解説しました。
実写やアニメを問わず、一定の規模で動画制作を行うのであれば、最低でも3ヶ月程度はスケジュールを用意したほうが良いでしょう。
スケジュールを組む上で一番大事なのは、なによりも余裕を持って予定を組むことです。
Web制作では、予定外の出来事はつきもの。
スケジュールを上手くコントロールすることで、よりよい動画制作ができるようにしましょう。
動画を活用したいけど、動画制作の経験が少ないという方は、適切な制作プランを親身になって考えてくれるその道のプロに依頼するのがおすすめです!
これまで、KEY-MOVIEでは様々な動画活用について解説してきました。
動画や映像の制作の相場について詳細に説明したものや、YouTube広告についてのホワイトペーパーなどといった、お役立ち情報を多数配信しています。
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