動画・映像制作の費用を徹底解説!1分動画の相場はいくら?制作料金を抑えるポイント

更新日 2024.01.11

動画制作を考えた際、1番気になるのは動画の制作費用だと思います。

品質が良く効果の高い動画を作るには、費用相場として1本当たりおよそ30万円〜100万円ほどかかります。

また、動画制作の依頼先によっても大きく費用が異なるので、適切な金額で高品質な動画を作るには、費用の内訳を理解した上で、動画内容に合わせた依頼先の選定が必要です。

この記事では、動画制作サービス(KEY-MOVIE)が用途別の動画・映像制作の費用相場や費用内訳、1分から5分の短い動画の費用相場、費用を抑えるポイントを紹介します。

動画費用の見積もりを取りたい、費用感について相談したい人は、ぜひお気軽にご相談ください。

【用途別】動画・映像制作の費用相場

動画・映像制作の費用相場は、1本あたり30~100万円程度です。ただし、動画の内容や時間、サポート範囲などによっては、同じ動画でも大きく変わります。

動画の用途費用相場
WEB広告・サイネージ広告30~200万円
サービス・商品紹介20~150万円
会社・事業紹介20~200万円
採用10~200万円
インタビュー30~100万円
マニュアル20~80万円
セミナー・展示会10~80万円
社内研修10~100万円
SNS用動画コンテンツ5~50万円
テレビCM50万円~
アニメーション10~100万円
IR・社外広報50~200万円

上記はあくまで費用の目安となり、会社によっても大きく変わります。実際にどの程度で制作できそうかは以下の資料も併せて参考にしてみてください。

動画制作の工程と費用内訳

動画制作の費用相場は1本で十数万円以上で、内容によっては100万円以上かかることもあります。

このような料金になる理由は、動画制作における主な3つの工程でそれぞれ費用が発生するからです。

  1. 動画の企画や構成
  2. 動画撮影・ロケ地のセッティング
  3. 編集・仕上げ

各工程でどのような費用が発生しているのかわかると、費用を抑えることにもつながります。

ここでは動画制作の工程と費用内訳について確認していきましょう。

1.動画の企画や構成

動画を制作する上で最も品質を左右する要素。そもそもどんな動画を作るのかという点を考えます。

動画制作の目的を考え、どんな映像がより適切なのか、動画内でナレーションや俳優、エキストラの出演は必要なのかなどの動画そのものの構成を練ります。

どんな動画を作りたいのかというイメージしかない場合、クライアントの意図を汲み取り、それに適した動画を考案、提案してくれるので依頼する側が丸投げが可能です。

企画を考える工程を大きく省略できるので自身の手間はかかりませんが、その分金額はかかります。

台本・ナレーション文言作成費用

実際に映像を作るに当たり、俳優の動きやセリフ、ナレーションが読み上げる文章を指示する台本や文章の作成などを行います。

特に台本は、知識のない人間が書くのは大変なため、手間を大きく省くことができますが、こちらもその分の金額は上乗せされます。

ディレクション費用

ディレクションとは、制作する動画企画、動画の目的などを考えて、動画制作の根幹を支える作業のことです。

脚本などの作成や、外部スタッフの日程調整、ロケ地の日程を押さえるなどといったスケジューリングを行います。

実際に動画の企画構成から撮影の指示出し、スケジューリング、打ち合わせや各種手配などを作業を行う役職をディレクターと呼びます。バラエティー番組でDやAD(アシスタントディレクター)と呼ばれているのがこの役職です。

ディレクション費用は大規模な案件になればなるほどディレクターの稼働時間や人数も増えるため、費用もその分多くかかります。

2.動画撮影・ロケ地のセッティング

動画撮影の際にはカメラマン、撮影を補助するスタッフ。実際に配信される動画へ編集する動画編集者へ支払う費用です。

会社や個人によって、カメラマンなら「1日拘束で〇万円」などの目安があったり、動画編集者なら「1分〇円」「1本〇万円」などの金額が明記されていたりします。

大体の相場が決まっているので、比較的金額が読みやすい費用となっています。

動画撮影費

動画撮影費用は、どのような動画を撮影するかなどによって異なります。例えば、実写やアニメーションでも以下のように費用相場が変わるので注意しましょう。

  • 一般的な実写撮影:10~100万円
  • 2Dアニメーション:5~50万円
  • 3DCGアニメーション:20~300万円

動画の長さなどによっても大きく変動し、より安くできるケースもあれば高くなることもあります。

ロケーション費用・移動費

例えば実際のホテルや、レンタルスペースなどを利用する場合はロケーション費用として提示されている金額を支払う必要があります。

複数のロケ地で撮影をする場合は、スタッフの移動が伴う場合もあります。

レンタカーやタクシーなどを手配したり、ロケ地を利用するレンタル代がかかります。これも撮影の日数が長引けば長引くほど金額も上がっていくので注意が必要です。

また、スタッフやタレントの弁当などといった費用もここに含まれます。

もちろん自社で動画を撮影する場合、費用が掛からないので少しでも安くしたいケースでは、自社などを選ぶといいでしょう。

キャスティング費用

いわゆる俳優やエキストラなどに対しての出演料です。有名芸能人を起用すれば宣伝効果等は見込めますが、その分金額も高くなります。特に金額の幅が出やすい要因がここです。

逆に言えば無名のエキストラを起用したり、自社の社員を起用したり、そもそもキャストを用意しない動画構成にすることで限りなく金額を0に近づけることも可能な部分になります。

3.編集・仕上げ

撮影が終わったら編集・仕上げを行い、目的に合わせた動画にしていきます。

費用は実際だと長さにも寄りますが10万や20万円から50万円が相場です。

ただし、CGなどの特殊加工が多い場合は、編集に時間や専門技術が必要になるため、追加料金が発生します。

1分~5分の短時間動画を制作する費用相場

YouTubeなどのWEB広告によくある1分、3分、5分などの短時間の動画を制作する際の費用相場は、5万程度から制作可能です。

ただし、用途がWEB広告ではなくある程度、制作に時間がかかる採用動画やインタビュー動画などになると1分でも30万円が相場になります。

実際の動画自体が短くても、企画や撮影、編集に時間が必要なものに関しては一定の費用が発生することは念頭に入れておきましょう。

動画制作を個人やフリーランスに依頼した場合の費用相場

会社に所属していない個人事業主、副業クリエイターなどの個人へ直接お願いするというものです。

以前はフリーの動画制作者を見つけるのは大変でしたが、近年は「Lancers」や「CrowdWorks」などといったクラウドソーシングサイトの普及により、個人で活動しているクリエイターとのマッチングがかなり容易になりました。

1本数万円程度での発注も可能で、特にYouTubeへ投稿する動画で字幕だけ付けるなどの簡易的な編集業務の発注ならば個人への依頼でも特に問題ないでしょう。

反面、スキルがあるクリエイターとそうではないクリエイターが混在するため、質のいいクリエイターを見つけるのは比較的大変です。

個人に依頼する際の注意点

非常に安価で依頼できる反面、コミュニケーションコストがかかったり、連絡が突然取れなくなる可能性も少なくありません。

また、動画制作のスキルを把握することが難しく、蓋を開けてみたら想像通りの動画制作ができないというリスクもあります。

大掛かりな動画制作の場合は避けた方が無難でしょう。

動画制作会社へ依頼した時の費用相場

動画制作会社には2種類の形態があり、自社クリエイター保有型とアウトソース型です。

ここではそれぞれの特徴や費用相場について紹介します。

動画制作会社(自社クリエイター保有型)の費用相場

クリエイターを会社内部で抱えているタイプの制作会社では、コンテンツの制作力が比較的高いです。

動画内容にもよりますが、費用相場は50万円以上と考えておくと安心でしょう。

また、各ジャンルに特化した動画制作をするのが特徴で、会社ごとに得意な動画が異なります。得意分野のノウハウは他の会社よりも多い可能性が高く、一定以上のクオリティが期待しやすいです。

反面、クリエイターが所属している会社は、常にクリエイターを抱え込んでいる都合上固定費が常にかかるため、依頼費用が高くなりがちです。

動画制作会社(クリエイターアウトソース型)の費用相場

制作会社がディレクションを担当し、制作自体は外部のクリエイターと提携するタイプの会社です。

プロジェクトごとにクリエイターをアサインするため、ジャンルごとの得手不得手のバラツキが少なく、費用も相場の30万円からと比較的安く抑えることができます。

反面、クリエイターは外注になるため制作能力にばらつきがあったり、納期が守られないなどといったトラブルもあります。

制作会社に以来というよりは、個人に依頼するのを代行してもらうというイメージが近いです。

動画制作を企業に依頼するメリット

企業に動画制作を依頼する場合は、一定の品質が担保されており、プロジェクト進行の管理体制が整っているため、個人とのやり取りと比べてコミュニケーションコストを圧縮することができます。

動画制作の料金を抑えるポイント

ここまで動画制作にかかる費用の内訳、依頼先などについて説明してきました。なんとなく相場がイメージできるようになったのではないでしょうか?

動画制作といっても、どんな動画を作るか、どこに依頼するか等によって大きく費用感が異なり、目的に合った手段を適切に選ぶことが必要だということがわかりました。

ですが「費用は少しでも安くしたい……」のが本音ですよね。

そこで、実際に制作費を下げるための方法を解説します。

企画・構成等自社でできることは行う

企画構成などから丸投げをすると、手間はかかりませんが企画を考える期間とその分の費用が発生してしまいます。

「何のためにどんな動画を制作するか」は、依頼をしなくても考えることはできますし、その方がより想定しているイメージに近いものを作成できます。

その他、「ナレーションの文面制作」「キャッチコピー制作」など、自分たちで制作が可能な部分はできる限り制作しましょう。

動画の企画を始めて作る人は、以下の企画書テンプレートを活用してみてください。

動画内容に合わせて実績・経験豊富な依頼先を選ぶ

動画制作会社にも得意・不得意があります。もちろん、幅広い種類の動画制作を行っている会社もあるので、作りたい動画の内容に合わせて依頼先を選ぶことで費用を抑えることができます。

例えばYouTubeにアップロードする簡単な字幕を入れる程度の動画を制作会社に依頼する必要はありません。

格安な費用で対応してくれる個人クリエイターがいるからです。一方、本格的な動画を撮影する際は、機材や人材がそろっている動画制作会社に依頼すると、パッケージなどある程度安い金額で依頼することが可能です。

このように動画内容や撮影・編集の難易度によって依頼先を適切に選びましょう。

広告代理店への依頼は高額になりやすい

動画制作をしてくれる会社の1つに広告代理店があります。広告代理店は企画から動画制作、運用、数値測定まで一貫して対応してくれますが、その分費用が高額になりやすいので注意が必要です。

できるだけ自社の素材や無料素材を利用する

動画に使用する画像や映像を制作会社に依頼すると、高品質ではありますが費用感はやはり高くなってしまいます。

例えば過去に制作した過去のチラシ、ポスター、ホームページ等で使用した素材で映像制作に流用できそうなものを徹底的に探しましょう。

素材を使いまわすことで、素材制作にかかる費用を少しでも抑えることが可能です。

撮影日数を最小限に削減する

撮影日数が長いとその分カメラマンなどの拘束時間が増え、人件費がそのまま予算に直結します。

撮影日数が短縮できるような企画や構成を意識することで、想像以上に費用が高くなってしまう事態を防ぐことができます。

移動などで時間がかからないよう、一定の範囲内で撮影場所を探すなど、時間の圧縮が可能な部分を探しましょう。

撮影場所は自社・天候に左右されない場所を選ぶ

撮影場所が屋外だと想定外の悪天候時、リスケになってしまい、その分の費用も発生してしまいます。

屋内の撮影で問題ないのであれば、屋内での撮影を中心にした方がリスクを提言することが可能です。

また、スタジオなどの撮影場所を抑えるとレンタル料などがかかってしまうので、できる限り安く抑えるなら費用がかからない場所(自社など)を撮影場所にすることでコストを抑えることができます。

動画制作の依頼先に悩んだらクリエイターアウトソース型の動画制作会社がおすすめ

動画制作について解説しましたが、1本の動画を制作するだけでも、様々な工程があり、その家庭で様々なコストがかかることがわかりましたね。

もし動画制作の発注先に悩んだなら、価格が安くて品質も担保できる「クリエイターアウトソース型の動画制作会社」がおすすめです。

コミュニケーションコストを省きつつ、動画のジャンルに縛られないのが強みです。クリエイターの選定も依頼先がしてくれるため、手間もかからず予算も比較的安価を実現できます。

動画の種類によって適切な依頼先を選ぶよう意識しましょう。

弊社では、相場の把握が難しい動画制作を種類別に分類して解説したホワイトペーパーを無料で配信しています。

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この記事の監修者
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「ビジネスの成果につながる」に、こだわる動画マーケティングサービスです。媒体や目的から逆算した広告動画の制作やYouTubeチャンネルの運営などをおこなっています。

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key MOVIEは、マーケティング成果の出る動画・映像を低予算で制作します。 全国の豊富なフリーランスクリエイターを案件毎にアサインすることで、様々なジャンルの動画を低単価で制作しています。 また、マーケターがプランニング・ディレクションをおこなうことで、マーケティング目的にしっかりと効く効果的な動画制作をおこないます。

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