YouTube動画の再生数を伸ばすための9つのエッセンス
動画1分の情報量はLP(ランディングページ)100ページ分といわれる中で、世界最大の動画プラットフォームであるYouTubeのビジネス活用への注目が高まっています。
YouTubeの活用を検討していたり、既に取り組んでいる企業も多いでしょう。
しかし、YouTube広告を活用して成功したことがあっても、チャンネルを運用する中で、「再生数が伸びない」「登録数が増えない」という悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか?
本記事では動画制作会社であるKEY-MOVIEが、YouTubeチャンネルを伸ばすために、理解しておくべきアルゴリズム、再生数を伸ばし、登録者を増やすコツや方法を9つのエッセンスとしてまとめました。
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Contents
まず、YouTubeの再生数を伸ばすためには「アルゴリズム」を理解する必要があります。
前提として、2022年現在はYouTubeの動画は、ただ高品質な動画をアップロードされているだけでは、ほとんど見てもらうことができない状態にあります。
現在は新規参入者が数を増やしており、動画は日々増え続けていて供給過多の状態です。
その中で再生をしてもらうためには、視聴者に注目してもらうのと同時に、YouTubeに最適化する施策(VSEO)を行うなど、ツールの仕組みを理解する必要があるといえます。
今回は、YouTubeで再生数を伸ばす際に重要となるアルゴリズムを紹介します。
検索からの流入
GoogleやYouTube内の動画検索から動画をクリックして再生されるケースです。
見たい動画を見つけるために検索するため、ユーザーのニーズが存在することがわかります。
また、再生に結び付きやすく、この流入が増えると再生数が安定して増えやすいのが特徴です。
例えば「米津玄師 Lemon」と調べた場合、見る動画は米津玄師さんの公式チャンネルのLemonという楽曲の動画です。
「動画編集 初心者」などと検索したら、動画編集の知識がない方に向けたチュートリアル的な動画が複数出てくるでしょう。
このように「見たい動画を調べている」「知りたい情報がわかる動画を探している」というユーザーからの再生が期待できます。
反面、この流入を獲得する難易度は高く、他のSNSを絡めた方法を取るのが定石です。
詳しい解説は以下記事で行っています。ぜひ参考にしてみてください。
YouTubeの検索エンジンで上位表示させる方法
関連動画
関連動画とは、YouTubeで動画を再生している際、動画プレイヤーの横や下に表示されている動画です。
今再生されている動画に関連していると思われる動画が、YouTubeによって自動で表示されています。
主に表示される基準は
- 現在見ている動画の続き(part1.part2~)
- 現在見ている動画の投稿者が投稿している別の動画
- チャンネル登録しているチャンネルの新着動画
- 今見ている動画と同ジャンルの動画
- 今見ている動画と関連性が高い動画
など様々な種類があります。
関連動画に表示されやすくなるには、タイトルや動画説明文、タグなどを上手く使うことと、サムネイルとタイトルで「この動画も見てみよう」と思ってもらえるようなインパクトがあるものにするなどといった工夫が必要です。
おすすめ動画
YouTubeにアクセスした時に、一番最初に表示される「ホーム画面」にて
- 登録チャンネルの新着動画
- おすすめ動画
が表示されます。
関連動画は現在見ている動画に関連する動画を表示する傾向が強いですが、ホーム画面に表示されるおすすめ動画は、ユーザーが過去にどんな動画を見てきたかという、データから興味関心の高いと思われる動画が自動で表示されます。
こちらは新規ユーザーを獲得するというよりは、既に認知してくれているユーザーに別の動画も再生してもらいやすいのが特徴です。
YouTubeショート動画
2021年7月からリリースされたYouTubeの新機能です。
人気サービスのTiktokと類似したシステムで、1分以下の短い動画を次々と見ていくものです。
スマートフォンに最適化されたUIとなっており、関連動画というよりも人気のある動画や過去に見た動画のデータに基づいた動画が再生されやすい傾向にあります。
主な使い方として、本編の動画を短くしたものをショート動画として投稿して、本編の動画への流入を促すのが定番の使い方となります。
YouTubeの再生数を増やすためのアルゴリズムについて解説しました。
再生数を伸ばすために重要な項目は
- 流入数(表示回数)を増やす
- クリック数と、その後の回遊率
の2つです。
「いろんな人に存在を知ってもらう」「実際に見て貰い、チャンネルに興味を持ってもらう」
この2つがセットになって初めて、再生数が増え出します。
それぞれ簡単に説明しますので、この2つを前提として後述する「再生数を伸ばす7つのエッセンス」を参考にしてみてください。
流入数(表示回数)を増やす
再生数を増やすには、動画が検索結果に乗るキーワードを増やすことが何よりも重要です。
いくらいい動画を作っていても、存在が認知されていなくては意味がありません。
後述するVSEO対策や、他のSNSも活用して再生してもらえるように宣伝しましょう。
クリック数と、その後の回遊率
再生数を増やすには「クリック(タップ)数」と「回遊率」が重要です。
回遊率とは、動画を見た後、自身のチャンネルの他の動画を見てもらえた割合を指します。
つまり「このチャンネルの他の動画も気になる」と思ってもらえた割合と言い換えることができます。
回遊率が高いと今後の動画再生数が伸びるかどうかの指標となるので、高い水準で維持をしましょう。
流入と再生数を増やすためには以下の7つのポイントを意識する必要があります。
- VSEO(動画コンテンツにおけるSEO)を意識する
- 視聴維持率を意識した動画を作る
- 自社のビジネスに関連するタグを使用する
- 動画を他コンテンツに活用する
- YouTubeショート動画を活用する
- 再生されやすい時間帯を分析し、その時間に投稿する
- 再生リストを作成する
それぞれ項目ごとに解説しますので参考にしてみてください。
1.VSEO(動画コンテンツにおけるSEO)を意識する
SEO対策の動画版「VSEO対策(Video Search Engin Optimiza」をすることでYouTubeでキーワード検索した際の検索順位が向上します。
検索結果に上位表示されるための基準は
- タイトルや動画のコンテンツが検索したキーワードに関連しているか
- 検索から再生された動画の中でも、多数のエンゲージメントを集めたか
の2つです。
エンゲージメントとは、再生数や高評価数、コメントなどの反応を指します。
つまり良くも悪くも注目を浴び、盛り上がっている動画は検索順位が上昇しやすい傾向にあります。
具体的なVSEO対策としては以下の3つが有名です。
- タイトルと概要欄にキーワードを含める
- タグを設定する
- 字幕を設定する
が挙げられます。
タイトルと概要欄にキーワードが含まれていると、検索キーワードと関連性の高い動画だと「YouTubeのシステム的に評価が上がります」上位表示される可能性が高くなります。
また、キーワードには「需要が多いキーワード」と「需要が少ないキーワード」があります。
需要が多いキーワードは、ライバルが多く再生がかなりされづらく、需要が少ないキーワードでは、そもそもライバルがいないので再生されやすいのが特徴です。
どちらを狙うべきかは方針によりますが、自分たちのコンテンツに合ったキーワードを選定できるようにしましょう。
2.視聴維持率を意識した動画を作る
再生数を増やすには、視聴維持率を意識する必要があります。
「長く見られても短く見られても、再生数はどちらも1だから別に変わらないんじゃない?」
と思う方もいると思います。
ですが、視聴維持率が低い動画というのは「ニーズに応えられていない」「面白いと思われていない」「タイトルとサムネイルから想像できる内容と乖離がある」とYouTubeに判断されやすく、関連動画やおすすめ動画に表示されづらくなってしまいます。
最後まで飽きずに見てもらえる動画作成を意識しましょう。
3.自社のビジネスに関連するタグを使用する
例えば動画制作に関するビジネスをしている場合、
- 動画編集
- 動画撮影
- 外注
などのように、それに関わるタグを動画に付けましょう。
タグが付くと、動画の検索順が上昇しやすくなります。
特にこういった「自分でやるにはどうすればいいか」を調べるジャンルのタグは、初心者に対してのハウトゥー動画と相性がよく、知識が乏しいユーザーに「参考になる動画」だと認知してもらうきっかけとなりやすいです。
4.動画を他コンテンツに活用する
制作した動画はYouTubeに上げるだけではもったいないです。
例えばTwitterやTiktok、Instagramなどのように他サイトのショート動画に流用したり、YouTube広告に利用したり、ホームページに掲載するなど、様々な活用方法が考えられます。
露出を増やして、再生数を増やせるようにしましょう。
5.YouTubeショート動画を活用する
YouTubeのショート動画はTiktokユーザーなどの若年層の利用者が多い傾向があります。
「1分以内の長さにしなくてはいけない」「スマートフォン向けに対応しなくてはいけない」などといった編集の手間はありますが、人の目に触れる機会が増えるので、可能ならばYouTubeはショート動画と並行して利用しましょう。
6.再生されやすい時間帯を分析し、その時間に投稿する
再生されやすい時間帯は
- 昼休み時
- 17時以降の学生の帰宅時間
- 19時以降の就業後
- 週末の深夜帯
などです。
性別や年齢層によってもユーザーがいる時間帯は異なります。
ターゲットとしているユーザーが多くいる時間帯を分析し、それに合わせて動画を投稿しましょう。
また、YouTube上で「毎日20:00に投稿します」と宣言し、習慣化を目指すのも1つの戦略です。
7.再生リストを作成する
再生リストとは、動画を集めてリストごとにまとめることができる機能です。
再生リストから動画を再生した場合、そのリストに入っている次の動画が順番に再生されていきます。
シリーズものの動画や、ジャンルごと、関連動画ごとに再生リストを作ることで、回遊率の大幅な向上を見込むことができます。
クリック数と回遊率を伸ばし、再生数を伸ばす2つのエッセンスは以下の2つ
①タイトルとサムネイルを徹底的にこだわる
YouTubeではサムネイルとタイトルが非常に重要です。
特に、上位表示したキーワードが決まっているのであれば、そのキーワードをできる限り前に書くなどして、「ユーザーが検索しているキーワードに関連度が高い動画」「視聴した動画に関連性の高い動画」であることをアピールしましょう。
また、タイトルがYoutubeに対してのアピールになるのであれば、サムネイルはユーザーに対してのアピールという側面が強いです。
ユーザーが最初に見るのがサムネイルとタイトルであり、ここでクリックをするかどうかが決まってしまいます。
その中でも動画を探す際、スクロールしていても目に留まるのはサムネイルなので、その画像を工夫することにより、クリックをしてもらいやすくなります。
- 見やすいテキスト
- 顔出し
- 目立って見やすい装飾
などを意識しましょう。
実際、多くの人に再生されている動画は、どのサムネイルもダイレクトに動画の内容が伝わったり、過激な言葉ならんでいて目を惹くようなものになっています。
再生数を大きく左右する要素ですので、徹底的にこだわって作成しましょう。
②終了画面を設定し、他動画に誘導する
動画の最後にチャンネル内の動画や再生リスト、チャンネル登録ボタン、ホームページなどのリンクを貼り付けることが出来ます。
多くのユーザーは「なんか違うな」「面白くない」「参考にならない」と感じたその瞬間に動画を閉じたり、別の動画を見に行ってしまいます。
そんな中で動画を最後まで見てもらえたということは、そのチャンネルの動画に対して好意的なイメージをいだいている可能性が高いです。
そのため、最後にチャンネル登録を促すような文章やボタンなどを出すことで登録してもらいやすくなったり、関連動画を出すことで「他の動画も見てみよう」と思ってもらうことができます。
YouTube動画の再生数を伸ばすためのエッセンスについて紹介いたしました。
思ったよりも考えることや、やることが多いと感じた方も多いのではないでしょうか。
動画の再生数を伸ばすためには、YouTubeのアルゴリズムに精通しておく必要があり、知識を必要とします。
また、YouTubeのアルゴリズムはどんどんと変化しており「昨日まで上位表示できていた動画が、気づいたら全然検索結果に表示されなくなってしまった」という現象も、決して珍しくありません。
その他にもライバルが日々増え続けているため、差別化することが難しくなってきており「これをすれば絶対に伸びる」「これさえやっておけば大丈夫」という施策はないため、そのつど様々な施策をして、その結果を見て修正を繰り返すPDCAサイクルをドンドンと回していくことが重要です。
ですが、会社で業務をしながらYouTubeにリソースを割くのは、中々骨が折れる物。
普段の仕事に「企画立案」「動画撮影」「動画編集」「サムネイル作成」などを行うのはあまり現実的ではありません。
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