YouTubeを活用した採用活動!採用チャンネルのメリデメや活用ポイントを徹底解説
YouTubeチャンネルを活用する企業が増えてきていますが、採用活動においてもYouTubeをうまく活用している企業が増えてきています。
今回は、幅広いジャンルの動画制作をおこなってきたkey MOVIEが、一体なぜYouTubeチャンネルと採用活動の相性がいいのか、その理由やうまく活用するためのポイント、実際に活用している事例をご紹介します。
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Contents
YouTubeを採用チャンネルとして活用する企業が増えている
YouTubeは動画プラットフォームとして日常生活に溶け込んでいて、企業が自社サービスのプロモーション目的で活用するケースも今では珍しくありません。
そんなYouTubeですが、採用活動の一環として採用チャンネルを作成している企業が昨今増えています。
通常の企業チャンネルの中の動画の1つとして採用活動を行なっている、という形では以前から見かけましたが「採用チャンネル」に特化してチャンネルを運営している企業が目立つようになりました。
以下でその理由を解説します。
YouTubeチャンネルと採用活動の相性がいい理由
YouTubeチャンネルと採用活動がなぜ相性がいいのか、その5つの理由をご紹介します。
視覚的に情報を伝えられる
YouTubeは視覚的な情報を伝えるための優れたプラットフォームであり、採用活動においても、企業文化や職場環境、仕事内容をリアルな映像で伝えるのに適しています。
通常の求人広告媒体では、テキストや写真による訴求しかできませんでした。
そのため、求職者は会社の雰囲気や実際の従業員の人の人間性を知ることはできませんでしたが、YouTubeにおいて動画で訴求することによって、そういった面を知ることができ、より企業を魅力的に感じられるようになりました。
このように、YouTube動画を通じて企業は、求職者に対して会社の魅力的な側面を効果的に伝えることができるのです。
動画が資産になる
YouTubeにアップロードした動画は、自分で非公開にしたりガイドライン違反による削除対応などが行われない限り見れなくなることはありません。
そのため、将来にわたって長期的な資産として残り続けるのです。
フロー型ではなく、ストック型の求人媒体としてYouTubeは採用活動に適していると言えるでしょう。
求人広告よりも費用が抑えられる
YouTubeを活用した採用動画の活用は、一般的な求人広告と比べて費用が抑えられる傾向があります。
求人広告の場合、プラットフォームに費用を支払うことで一定期間求人を掲載することになるため、資金が少なかったり尽きてしまったりした場合は掲載がストップしてしまいます。
そのため、求人を掲載し続ける限り費用がかかってしまうのですが、YouTube動画の場合は製作費用のみ最初に発生するだけで、以降の費用はかかりません。
このように、長期的に見るとYouTube動画を活用した採用チャンネルの方が費用が抑えられるのです。
求職者の年齢層とYouTubeの視聴層がマッチしている
YouTubeは幅広い年齢層のユーザーに利用されており、特に若年層から中年層のユーザーが多いため求職者にリーチするのにぴったりです。
求職者の多くはYouTubeを日常的に利用しており、企業のYouTubeチャンネルを通じて求人情報にアクセスしやすいため、自社が求めるターゲット層にリーチしやすいと言えるでしょう。
求人広告と組み合わせることで効果が倍増する
YouTubeチャンネルを活用した採用活動は、既存の求人広告媒体と組み合わせることで、効果が倍増します。
求人広告ないではテキストや写真しか掲載することができないため、定量的な情報を掲載することが中心となります。
求人紹介の中に「自社の雰囲気や社風、先輩社員のインタビューはこちらで見れます!」のような形でYouTubeの採用チャンネルへの導線を設けることで、求職者により多くの情報を届けることができるのです。
雰囲気や社風といった定性的な情報も一緒に届けることができるため、求人に対する応募数の増加につながるでしょう。
YouTubeチャンネルを採用に活用するデメリット
YouTubeチャンネルを採用に活用する場合、メリットだけではなくデメリットもあります。
3つのデメリットをご紹介します。
成果が出るまで時間がかかる
YouTubeチャンネルを採用活動に活用する際、実際の求人に対する成果を得るまでに時間がかかることがあります。
知名度が全くない状態でYouTubeチャンネルを作成し採用動画を投稿したとしても、視聴回数が少なく自社のターゲットに届く可能性も低いです。
継続して動画を投稿していき、かつSNSやその他媒体で告知することで少しずつ動画の視聴回数が増えていき、応募につながるのです。
そのため、人材不足のため今すぐにでも社員が欲しい、という場合にはYouTubeは適していない可能性があります。
撮影編集ノウハウがないとコストがかかってしまう
YouTube動画の制作には、撮影や編集に関する専門的な知識や経験が必要です。
自社内で動画制作チームを作れる場合は費用はかかりませんが、社内に人材がいない場合は外注する必要がありその分のコストがかかってしまいます。
コストをなるべく抑えて採用チャンネルを運用したい、という場合は自社内で動画の撮影から編集を行なってみましょう。
炎上のリスクがある
YouTubeは世界中に広く公開されたプラットフォームであり、炎上しないように心掛けていたとしても、常に一定の炎上リスクを孕んでいます。
出演者自身は何も炎上するようなことを言っていなかったとしても、無意識に配慮にかける発言であったり態度が出てしまうと、視聴者に不快感を与えてしまい炎上してしまう可能性があります。
そうならないためにも、採用チャンネル用の動画を作成した段階で、公開する前にしっかりと自社内で確認を入れましょう。
YouTubeチャンネルを採用活動にうまく活用するポイント
YouTubeチャンネルを採用活動にうまく活用するためのポイントを4つご紹介します。
自社のターゲットを明確にする
最初に、どのような求職者層をターゲットにするのかを明確に定義しましょう。
求職者の年齢、スキル、経験、関心などを考慮して、YouTubeチャンネル全体を設計する必要があります。
ターゲットを無視して自社の訴求ばかりになってしまうと、再生回数は増えてもターゲットに刺さらない動画になってしまうため、しっかりとターゲットを明確にしてユーザー目線の動画作りを意識しましょう。
求人広告では訴求できない視覚的な情報を訴求する
YouTubeを活用する際、求人広告では伝えきれない視覚的な情報や企業文化を特に意識して伝えましょう。
福利厚生や待遇面などの数字は求人広告でも掲載できますので、職場の実際の環境や従業員のインタビュー、プロジェクトの裏側などを映像で伝え、求職者により鮮明に企業のイメージを持ってもらえるようにしましょう。
自然体の企業の姿を映す
YouTubeチャンネルは求職者に対して企業の「自然体でリアルな姿」を見せる貴重な機会です。
動画を撮るからといって背伸びをした姿を見せるのではなく、自然体でありのままのコンテンツを提供しましょう。
リアルで自然な雰囲気の映像は求職者に信頼感を与え、文化や価値観に共感させるのに役立ちます。
定期的に動画の再生データを分析する
YouTubeにはアナリティクスツールが存在するので、定期的に動画のデータを確認しましょう。
視聴回数、視聴時間、ユーザー層などのデータを分析することで、どのコンテンツが効果的で、どの部分を改善すべきかを把握できます。
分析した結果をもとにPDCAサイクルを回し、採用チャンネルの改善を続けていきましょう。
最初はなかなか応募者の獲得につながらないかもしれないですが、改善していくことで応募数は上がっていくはずです。
YouTubeを採用チャンネルとして上手に活用している6つの事例
YouTubeを採用チャンネルとして効果的に活用している事例を6つご紹介します。
JCB採用チャンネル
「JCB採用チャンネル」では、実際の採用担当者目線で「面接でやりがちなNG行動」や「キャリア入社社員へのインタビュー」など、求職者が気になるポイントを効果的に動画にして訴求しています。
実際の動画もフルテロップにしたりテロップの色を分けたり、効果音をつけたりと動画編集にも力が入っています。
動画本数は80本もあるので、採用効果としてかなりの資産が貯まっている状況と言えるでしょう。
https://youtube.com/@jcb3094?si=axVnua-NGANM0Kpu
Dirbato公式新卒採用チャンネル
「Dirbato公式新卒採用チャンネル」では、実際の社員の方によるオフィス紹介動画や座談会、インタビュー動画など会社の雰囲気がありのまま伝わってくるような動画を多く投稿しています。
こういった部分は求人広告では訴求できない部分なので、YouTube動画というスタイルを最大限活かしていると言えるでしょう。
https://youtube.com/@dirbato5548?si=fF-7lCdJdeGockVF
いえらぶ採用チャンネル
「いえらぶ採用チャンネル」では、自社の紹介動画だけではなく就活生に向けた「求人媒体の使い方解説動画」や「採用市場の動向調査動画」など、役に立つ動画も多く投稿しています。
これらの求職者に役に立つ動画を投稿することで登録者を増やすことができ、ひいては自社の採用活動の強化にも繋がります。
自社の訴求動画を投稿し尽くしてしまって企画が思いつかない、という方はこのように採用活動にフォーカスした動画を投稿してみても良いかもしれません。
https://www.youtube.com/@ielove-recruit
メーテレ採用チャンネル
「メーテレ採用チャンネル」では、誰もが気になるであろうテレビ局の裏側に潜入する形で社員インタビューや会社説明会、対談動画などを投稿しています。
業界的に気になる人が多いであろう裏側の様子を惜しげなく公開することで、企業に対して信頼性がまし実際の応募に繋がりやすくなる効果が見込めます。
https://youtube.com/@user-kt8jx6vf8d?si=I8NTktIVUyW8Zync
M&A総合研究所採用チャンネル
「M&A総合研究所採用チャンネル」では、実際に活躍している社員の方の1日密着動画をシリーズ化し、複数投稿することで入社後のイメージを鮮明に抱けるような採用チャンネルになっています。
また、活躍している社員自らが求職者に対してアドバイスをしている動画もあるため、求職者目線でも非常に役に立つチャンネルと言えるでしょう。
https://youtube.com/@masouken_recruit?si=EfsFyKeA9HhwmulS
オープンハウス採用チャンネル
「オープンハウス採用チャンネル」では一人一人の社員にスポットを当てる形で、テーマごとに様々なインタビュー動画が投稿されています。
同じようなテーマであっても、語る人物が変わればまた違った採用動画になるため、テーマがなかなか出てこなくて困った、という企業はこのように同じテーマでも違う人物に焦点を当てて動画にしてみることも良いでしょう。
https://youtube.com/@user-cg5kd1ip5f?si=_6fRzWm5zRi2WURw
YouTubeで採用チャンネルを作成する手順
YouTubeで採用チャンネルを作成する場合の具体的な手順をステップごとにご紹介します。
自社の求人要項を策定する
まず、採用チャンネルを作成する前に、自社の求人要項を明確に策定しましょう。
どの職種やポジションに求人を出すのか、必要なスキルや経験、職場環境に関する情報などを整理し、コンテンツの方向性を決定します。
若手社員を大量に獲得したいのか、スキルや経験が豊富な即戦力を獲得したいのかによって、投稿すべき動画の企画が変わってきます。
ここがブレてしまうと、せっかく応募が来ても自社のターゲットからずれているということになってしまうため、時間をかけてしっかりとターゲット像を策定して下さい。
求職者に刺さりやすい企画を考える
YouTubeでの採用チャンネルをより多くの人に届けるためにも、求職者に刺さりやすいコンテンツ企画を考えましょう。
企画の例としては、企業文化の紹介や社内の日常、社員インタビュー、プロジェクトの舞台裏などが代表的です。
また、実際に再生回数が伸びている他の企業の採用のチャンネルも研究し、パクリにならないように動画の企画を参考にすることも大切です。
動画を撮影する
コンテンツ企画が決まったら、実際に動画を撮影しましょう。
撮影場所にはそこまでこだわる必要がありませんが、なるべく見栄えの良い場所で撮影しましょう。
また、撮影機材はスマートフォンでも十分ですが、より高画質な動画を撮影したい場合はカメラ機材の購入も検討しましょう。
動画を撮影する際、出演者が動画に慣れていない場合はしっかりと台本を用意し、構成を決めた上で撮影して下さい。
アドリブでいきなり喋ってもらうということは想像以上にハードルが高いため、慣れないうちは時間がかかってでも、しっかりと準備をして撮影に挑みましょう。
撮影したデータを編集する
撮影したデータはそのままではYouTubeの投稿には適しません。
生データのままでは会話がない空白の部分や、言い間違いなどによるリテイクがありえます。
そういった要素を可能な限りカットし、視聴者にとって不快なくスムーズに視聴してもらえるような動画に編集しましょう。
テロップや効果音などは最低限で構いません。
その部分に拘ってしまうと編集時間がいくらあっても足りなくなってしまいます。
YouTubeにアップロードする
編集が完了したら、YouTubeに動画をアップロードします。
投稿は何時でも良いというわけではないため、自社のターゲットユーザーが一番YouTubeをみていそうな時間帯、帰りの電車や夜寝る前の時間帯などに合わせて投稿しましょう。
また、投稿時間は次回以降の動画で揃えた方が効果的です。
動画の投稿時間にばらつきがあると分析もしにくくなってしまうため、最低でも5本分は同じ時間帯に投稿するようにして下さい。
定期的にアナリティクスを確認する
YouTubeの分析ツールを定期的に確認し、動画のパフォーマンスを確認しましょう。
特に、投稿してから最初の1時間以内のパフォーマンスが非常に大切なので、クリック率が低かったり他の動画よりも再生回数が低かったりする場合は、サムネイルやタイトルの変更を試してみましょう。
迅速にこういった対応をするためにも、投稿段階でサムネイルやタイトルは方向性を変えて3案は用意しておくことをお勧めします。
まとめ
YouTubeチャンネルにおける採用活動は通常の求人広告媒体と比較しても、メリットが多く活用を始める企業が増えてきています。
しかし、実際に投稿した動画から応募者を獲得するのは一筋縄ではいきません。
YouTubeチャンネルの運営や、動画編集などに困った方はぜひ一度お気軽にご相談ください
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また、YouTubeに限らず採用活動において動画は様々な活用方法があります。