YouTube広告のKPIの決め方【効果を高めるポイントも解説】
YouTubeの普及により、自社の商品やサービスのマーケティング手法として、YouTube広告を運用する企業が年々増加しています。
しかし、ただYouTube広告を配信するだけでは、十分に効果が出ない場合がほとんどです。
YouTube広告の効果を最大限に引き出すには、目的に応じたKPIを設定した上で改善点を見出し、広告を最適化していく必要があります。
そこで、本記事では動画・映像制作サービスの「key MOVIE」を営んでいる弊社が、YouTube広告のKPIを決める方法や、効果を高めるためのポイントなどを解説します。
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Contents
YouTube広告を配信するには多くの費用がかかるため、費用対効果を高め、なるべく早く満足のいく成果を出す必要があります。
YouTube広告の費用対効果を高めるためには、思うように効果が出ない原因を明らかにし、広告を改善していく必要があるため、目的に応じた適切なKPI(Key Performance Indicator:重要業績評価指標)の設定が重要になってきます。
目的に応じて適切なKPI設定をすることにより、効果が出ない原因が分かりやすくなり、広告をどのように改善すれば良いかが明確になります。
YouTube広告を配信する目的によって、設定するべきKPIは異なります。YouTube広告を配信する目的は、大きく分けて以下の3つが考えられます。
- 認知
- 検討
- 行動
それぞれの目的に合ったKPIを具体的に解説します。
認知
「認知」は、商品やサービスを認知してもらうことを目的としています。
「認知」の目的達成のためのKPIは以下の5つです。
- インプレッション
- 視聴回数
- ユニーク視聴者数
- ブランド認知度
- 広告想起率
それぞれ、具体的に解説します。
YouTube上で動画広告がユーザーの画面上に表示された回数。
YouTube上で動画広告が再生された回数。
YouTube上で動画広告を視聴したユーザーの数。
YouTube広告が、どれだけブランドの認知向上に繋がったか(アンケートを用いて調査する)。
関連キーワードから、動画広告を思い浮かべる割合(アンケートを用いて調査する)。
検討
「検討」は、購入意欲を高め、商品やサービスの購入を検討してもらうことを目的としています。
「検討」の目的達成のためのKPIは以下の5つです。
- 視聴完了率
- 再生時間
- ブランド好感度
- 比較検討
- ブランド関心度
それぞれ、具体的に解説します。
「YouTube広告の表示回数(インプレッション)」に対する、「再生が完了、または指定秒数以上再生された回数」の割合。
YouTube広告の総再生時間。
YouTube広告をきっかけに、商品・サービスに対するユーザーの好感度が変化したかどうか(アンケートを用いて調査する)。
YouTube広告のメッセージが商品・サービスの比較検討に影響したかどうか。
YouTube広告をきっかけに、ユーザーが興味を持ってサービスの検索をしたかどうか。
行動
「行動」は、商品やサービスを購入してもらうことを目的としています。
「行動」の目的達成のためのKPIは以下の6つです。
- クリック数
- 問い合わせ件数
- 会員登録数
- 売上
- 購入意欲
- 指名検索数
それぞれ、具体的に解説します。
YouTube動画広告の遷移先リンクがクリックされた回数。
YouTube広告視聴後に、商品・サービスに関して問い合わせが実施された件数。
YouTube広告視聴後に、サービスの会員登録が行われた件数。
YouTube広告視聴後の、商品・サービスの売上。
YouTube広告の視聴をきっかけに、購入意欲に変化があったかどうか。
GoogleやYahoo等の検索エンジンで、自社名やサービス名が検索された回数。
YouTube広告の効果をさらに高めるためには、適切なKPI設定を行った上で、さらに以下の3つに注意する必要があります。
- KPIを活用してPDCAサイクルを回し続ける
- こまめにKPIをチェックする
- KPIに設定した項目は安易に変更しない
それぞれ、詳しく解説します。
KPIを活用してPDCAサイクルを回し続ける
KPIの計測値を活用して、PDCAサイクルを回し続けることにより、広告の最適化を図りましょう。
目的に応じた適切なKPI設定ができていれば、問題点を抽出しやすくなっているはずなので、改善点も見つかりやすいです。
こまめにKPIをチェックする
設定したKPIはこまめにチェックして、日々の変化を把握できるようにしましょう。
KPIの日々の変化を把握することにより、YouTube広告の配信の戦略をスピーディーに変化させることができるので、YouTube広告の費用対効果が高くなります。
KPIに設定した項目は安易に変更しない
YouTube広告に関するKPIに関して、信頼性が担保されるだけのデータが集まるには、ある程度時間がかかります。
そのため、KPIに設定した項目は安易に変更しないようにしましょう。
YouTube広告を運用する上で、KPIの設定は非常に重要です。
目的に応じた適切なKPIを設定し、日々KPIの測定値を確認しながら改善点を洗い出すことにより、動画広告を最適化していきましょう。
効果の出やすい動画広告を効率的に制作するには、動画制作会社に企画・構成なども含めて依頼するのもおすすめです。
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