【インタビュー動画】作り方のポイントと事例などを紹介! – 動画制作ノウハウ
データ通信の高速化やオンライン上でのビジネスの増加によってマーケティングに限らず動画を活用する企業様が増えてきているかと思います。
その中でも活用メリットが多く、また制作ハードルも低いインタビュー動画の作成を検討されている担当者の方は多いのではないでしょうか。
今回は、幅広いジャンルの動画制作をおこなってきたkey MOVIEが、インタビュー動画の作り方を企画から撮影時の構図、編集のテロップ入れまで、また実際の事例等を紹介していきます。
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Contents
本題の前にそもそもインタビュー動画のメリットとはなんでしょう。
主には下記2点があります。
情報のリアル度、信頼度があがる
インタビュー動画は基本的に動画の作り手以外の人が話し手になります。
商品の購入者や著名人、または採用における社員など、顔の見える第三者からの意見になるため一方的に自社の良さを訴求するよりも信憑性が高くなります。
また、プロでない人が話すことで感情的な部分などはより伝わりやすくなることがあります。
テキスト情報よりも印象に残りやすい
インタビュー動画はリアルな生の声ということで印象に残りやすいですが、そもそも動画自体が視覚と聴覚の両方に働きかけられるためテキストや画像の5000倍の情報量に相当するとされています。そのためインタビューを動画化することでメリットを最大化することができます。
参照:https://www.videobrewery.com/blog/18-video-marketing-statistics/
(アメリカの調査会社、Forrester ResearchのJames L. McQuivey博士の研究結果)
インタビュー動画といっても種類や用途は様々です。
ここでは代表的なインタビュー動画の種類と事例を紹介します。
顧客インタビュー動画
顧客インタビュー動画とは宣伝したい商品やサービスを実際に購入や体験していただいたお客様にインタビューし語っていただく動画です。
テレビ通販でよく活用されたり、サイトやオウンドメディアに掲載されている企業様も多いです。話し手が実際のお客様のため、動画を視聴する人と同じ目線での説明や感想となり、親しみやすさや信憑性を高めたり、見る人に自分ごと化されやすくなります。
顧客インタビュー動画の事例:Google Japan
Google広告の顧客インタビュー動画です。
マーケティング手法としてかなり普及しているGoogle広告ですが、オフラインでのビジネスを中心としている企業様にとっては、馴染みが無かったり、関係の無いものと思われていることもあるかと思います。
そこで、製造業や実店舗のお客様などにGoogle広告を活用した結果などをインタビューし動画にすることで、同じような普段Google広告等に関わりの無い企業の方にも興味を持ってもらい、また自分達も取り入れるべきと考えていただけるようになっています。
Google JapanのYouTubeチャンネルには他にも様々なインタビュー動画がアップロードされているので、是非チェックしてみてください。
著名人・権威者インタビュー動画
著名人・権威者インタビュー動画とは、宣伝したい商品やサービスのカテゴリにおいて著名な方や専門家などの権威的な方に、インタビューし語っていただく動画です。
「加工食品と有名なシェフ」や「ヘルスケア商材とお医者さん」といったパターンが多く見られます。
話し手に認めて貰うといった構図で情報の専門性が高まったり、信頼感のあるおすすめとなります。
著名人・権威者インタビュー動画の事例:QVCジャパン
美容商材のPR用インタビュー動画です。
美容カテゴリにおいて専門性のあり、かつ著名なIKKOさんへのインタビューを通して、美容に関すること、商品に関することを語っていただいております。
商材のことだけでなく、IKKOさんの美容に関する価値観なども入れることで動画に興味も持って貰いやすく視聴されやすい構成になっています。
採用向けインタビュー動画
採用向けインタビュー動画とは、採用活動の中で学生に向けて自社を紹介するために作成する動画です。実際に働く社員がどのような業務をおこなっているのか、どのようなところにやりがいを感じているのか、実際の会社の雰囲気はどうなのか、などを実際の社員にインタビューして語ってもらいます。
若手の社員の方にインタビューすることで、顧客インタビューと同じく学生目線に近く親近感や信憑性を持たせることができます。また年次の高く活躍されている方にインタビューすることで憧れなどをもってもらうこともできます。
採用向けインタビュー動画の事例:Amazon Japan
Amazon Japanの採用向けインタビュー動画です。
様々な社員へのインタビューをまとめることで色々な角度や価値観から仕事内容や職場の雰囲気、やりがいなどを伝えています。
また、インタビューする方や場所を通して、自由な服装やおしゃれなオフィス環境なども伝えることもできています。
採用向けの動画に関しては以下記事でもより深く紹介しています。
効果的なインタビュー動画を作るためのポイントを制作フロー毎に紹介していきます。
①目的・ターゲットの明確化
インタビュー動画に限ったことではありませんが、コンテンツを作る際はターゲットを明確化させることが重要です。
ターゲットによって、話す内容も話す人も左右されますので、まずはターゲットをしっかりと定めましょう。
②企画・構成の作成
ターゲットが定まったら伝えたいこととターゲットを踏まえて、話す内容や話し手、話しの順番などを決めていきます。
ポイントとしては、インタビュアーの台本は用意し、話し手の台本は用意しないことです。話し手に台本があると、つい棒読みになってしまうので、インタビュアーの台本を事前に共有し話すことのイメージをしておいてもらうくらいがちょうど良くまとまりやすいです。
③撮影
もとめるクオリティにもよりますが、撮影はインタビュー動画の場合、そこまで難しいことはないです。
カメラの他に照明器具とマイクがあれば十分なものが撮影できます。
ポイントとしては、動きの無い動画になるのでカメラを手持ちだと手ぶれが目立ちやすいです。三脚はマストで使用するようにしましょう。
インタビュー動画は動きがないため配置と構図が動画の印象を大きく左右します。
配置
カメラとインタビュアー、話し手で三角形をつくる配置が一般的です。
この配置にすることで話し手がカメラ目線にならなく、自然な雰囲気をつくることができます。
また、インタビュアーが動画にでれなく話し手のみの配置の際は、カメラは斜めから撮ることで自然な雰囲気にできます。
構図
バストアップを基本として、そこから人物をよりアップにするとメッセージ性が強くなり、引いて全体を撮るとより落ち着いた自然な雰囲気になります。
また、複数のカメラで寄りと引きやアングルを変えて撮影することで動画が単調になりにくくリッチになります。
④編集
撮影同様にインタビュー動画は編集もそこまで難しいことはないでしょう。
一般的には話しの不要な部分や「えー」「あー」といった部分をカットしますが、YouTube動画として使用するのであれば「ジャンプカット」と言われる話しの間を極端にカットしてテンポを速めることも効果的です。
インタビュー動画はテロップを入れることが推奨です。
なぜなら、一般の方が話し手になることが多いため普段テレビなどでプロが話しているのとは聞き取りやすさが全然異なります。
そのため、インタビュー動画はテロップをなるべく入れるようにし、撮影の際もテロップを入れる前提で構図を考えると良いでしょう。
ここまで、インタビュー動画を作る際の”ポイント”を紹介してきましたが、よくありがちな”注意点”も紹介します。
硬い表情、台詞の棒読み
インタビュー動画の話し手は普段カメラの前で話すことに慣れていないケースが多いです。そのため、どうしても緊張などから表情が硬くなったり、話しも抑揚が無くなってしまいがちです。撮影は十分に時間を確保して落ち着いて緊張をほぐす時間を設けるようにしましょう。台本も作り込み過ぎると棒読みの要因になりますので、用意しない方が良いケースもあります。
話し手以外が台本を作成(が伝わってしまう)
台本を用意する場合でも、必ず話し手の方に台本を作成してもらうようにしましょう。インタビュー動画は信頼性や親近感がそもそも利点です。話し手が言わされている感があると逆効果になってしまいます。
話しにまとまりがなくダラダラしゃべってしまう
台本は用意しない方が良いといっても、一切準備をしていないと、大体の人はまとまった話しをできません。動画として配信するため尺は無駄に長くなればなるほど伝えたいことを伝えきる前に視聴者は離脱してしまいます。
インタビュー動画の作り方のポイントや事例などを紹介しました。
インタビュー動画は活用できる場面が多く、また作成しやすいのが特徴です。まだ作成したことが無い企業様はまずは内製でも是非チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
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