YouTube広告で得られる6つの効果と効果を最大化するための8つのポイント – 動画制作ノウハウ
「YouTubeで広告を出したいけど、どんな効果があるかわからない」
「そもそも広告出す価値があるの?」
そう考えている方も多いのではないでしょうか。
全世界で20億人以上が利用しており、日本国内でも、Googleやyahoo!などの検索エンジンに次いで3番目にアクセスが多い大人気サイトYouTube。
2021年度、日本国内では6,500万人以上が利用するなど、人口のおよそ半分が利用しています。
圧倒的なユーザー数と、年齢の幅広さにより、YouTube広告は多くの潜在層にアプローチしやすい環境が整っています。
繰り返し広告を流すことで認知を拡大したり、サービスの利用者や購入者を増やして売上拡大の可能性は無限大のため、現在も広告を出す価値は十分にあります。
本記事では動画制作会社であるKEY-MOVIEが、具体的にYouTubeの広告の効果と効果を最大化するためのポイントを徹底解説いたします。
「もう今更遅い」と思う必要はありませんので、ぜひ最後まで見て、参考にしてみてください。
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Contents
YouTube広告で得られる6つの効果は以下の通りです。
- サービス・ブランドの認知獲得効果が見込める
- 指名検索数の増加が見込める
- サービスサイト・LP等様々なCV導線への誘導が可能
- コンテンツの視聴数をコントロールできる
- 潜在層に多くの情報を伝えることができる
- 視聴者のデータを獲得することができる
それぞれ1つずつ解説します。
サービス・ブランドの認知獲得効果が見込める
YouTubeの広告動画は、ユーザーが動画を見るときに強制的に流れます。
その性質上、多くの人にサービスやブランドの名前が目に入るため、認知獲得効果があります。
指名検索数の増加が見込める
「指名検索」とは、サービス名やブランド名などの固有名詞を検索窓に入力して検索することを指します。
「映像制作 会社」は一般検索と言われ、特定の会社名やサービス名を検索しておらず、どんな会社があるかを探している状態です。
ですが、「KEY-MOVIE」等のように固有名詞を入れると、そのサービスに興味を持っている状態だということがわかります。
興味がより強い分、一般検索よりも成約率(CV)が高くなりやすい傾向にあります。
動画内でブランド名を連呼することで指名検索数の増加を狙うことができるのです。
サービスサイト・LP等様々なCV導線への誘導が可能
YouTube広告は、広告が流れているときにサイトへ遷移できるボタンを同時に掲載することができます。
動画を見て興味を持ってくれたユーザーを、直接誘導することが可能です。
テレビのCMや、チラシなどの往来の広告では「電話を掛ける」「メールを送る」などのアクションに必要な労力が高いのがネックでした。
YouTubeでは1クリック、もしくは1タップだけで情報にたどり着くことができるため、誘導がしやすく、サイトまで見てもらいやすいというメリットがあります。
コンテンツの視聴数をコントロールできる
YouTube広告では、既にYouTubeで上がっている動画をそのまま流用して、広告として流すことができます。
つまり、その広告を出した動画の再生数は、広告として流れた人数分増加します。
自社のコンテンツが数十再生しかない場合、YouTubeチャンネルを見に来た人は「ここは本当に大丈夫なのかな?」と不安になったり「チャンネル登録をしてみようかな」と思いづらいです。
ですが、再生数が多い動画が並んでいると、そのネガティブなイメージを払拭しやすくなります。
潜在層に多くの情報を伝えることができる
潜在層とは、特定のニーズがあるものの、具体的な商品やサービスをイメージできていない層を指します。
動画は文字情報と比べて5,000倍の情報量があり、短時間で多くの情報を得ることができるため、テキスト+画像だけのサイトよりも、興味を持ってもらいやすくなります。
そして、YouTubeは様々な世代に利用されているため、普段は触れ合う機会の少ない潜在層にこれだけの情報伝達ができることは非常に有益です。
また、ターゲット層以外の年代や性別にも見てもらうことができ、予想外の売り上げや予想外の利用方法で人気となるケースも多数存在するので、メリットは非常に大きいといえます。
視聴者のデータを獲得することができる
YouTube広告を出すことで、ユーザーがどのような時間帯に視聴しているか、男性と女性の比率、年齢などなど、どのような人が視聴しやすい傾向にあるのかデータを収集することができます。
また、カスタマーリストと呼ばれる動画を視聴したユーザのリストが獲得でき、このリストだけに動画を配信する等することも可能であり、マーケティングにおける重要な情報を得ることができるというメリットがあります。
YouTube広告の効果について解説しました。
想像以上の宣伝効果があるということが分かったのではないでしょうか。
YouTube広告を配信するべき企業とは以下のようなニーズのある企業です。
- 潜在層の獲得がしたい企業
- 短期的に広告予算を消化したい企業
1つずつ解説します。
潜在層の獲得がしたい企業(顕在層向け広告効果が減少してきている)
広告は、顕在層へのアプローチを最優先に行うのが大原則です。
理由は、顕在層向けの広告配信のほうが、潜在層向けの広告よりも費用対効果が良いからです。
潜在層は顕在層よりも人数が多く、ターゲットが拡張するため、無駄な広告予算が多く発生するのです。
顕在層向けの広告配信は一定やり尽くし、CPAが徐々に上がってきている等のステータスであれば、潜在層向けの広告(YouTube広告等)の配信を検討するフェーズです。
短期的に広告予算を消化したい企業
YouTubeは短期的に大量の予算消化が可能です。
YouTube広告では、月5,000円程度から利用可能なため、安く効果を出すということにフォーカスされがちではありますが、年度末で予算を一気に消化したいときにも効果的です。
リスティング広告等では特定の検索条件を満たさないと広告が配信されないため、予算の消化が難しいですが、YouTubeは配信できるターゲットのボリュームが多いため、高額な予算でも短期間で消化することが可能です。
消化しなければならない予算があり、顕在層向けの広告だけでは消化しきれない場合、YouTube広告の利用価値は非常に高いです。
YouTube広告に向いている企業について解説しました。
ただし、YouTube広告も万能ではなく、注意しなくてはならないポイントも沢山あります。
特性を正しく理解しましょう。
CVの獲得には向かない
先述したとおり、YouTubeの視聴者は潜在層なので、CV(コンバージョン)の獲得には向きません。
潜在層向け広告ではターゲットが広く、自社サービスに興味がある人にだけリーチすることが難しいです。
また、媒体の特性上、 コンテンツの視聴中に別のアクションがされにくいため、コンバージョン率は低く、CPAは高い水準となる傾向があります。
グーグル広告の担当者もYouTube広告において最も重視するのは「視聴数」としており、コンバージョンの獲得には向かないことを述べています。
そのため、短期的にコンバージョン数を求めるならYouTube広告は向いていないのです。
YouTubeの動画広告の制作費用がかかる
動画広告の制作費は、画像広告よりも高いです。
理由は、「企画」「撮影」「キャスティング」「編集」など工程が増えるためです。
ただし費用対効果は高いため、制作費用を掛けるだけの理由はあります。
YouTube広告の効果を最大化するためのポイントは以下の8つです。
- 冒頭5秒でブランド名を含める
- 潜在層向けのCVポイントを準備する
- 冒頭だけを作り変えた複数の動画広告を準備する
- ターゲティングの絞り込みを行う
- 目的に応じた配信方法を使用する
- インストリーム型広告(スキップ時に費用を払いたくない)
- バンパー型広告
- ディスカバリー型広告
それぞれ1つずつ解説します。
冒頭5秒でブランド名を含める
広告は冒頭の5秒間、スキップできません。
そのため、絶対に見てもらえる冒頭でブランド名を入れて、指名検索(自社名・サービス名)の増加を狙います。
また、後述する「インストリーム広告」では30秒以内のスキップでは費用が発生しません。
そのため、1人でも多くの人にサービス名を見てもらえる可能性が高くなります。
潜在層向けのCVポイントを準備する
潜在層へのアプローチとしてCVポイント(設定しているゴールに、ユーザーが着地する地点)を設けましょう。
おすすめなのは、LINE for Business(旧サービス名:LINE@)を使用することです。
顕在層向けに作られたLPへ遷移してもCVに中々結び付かず、リターゲティング広告等の配信費用が増加してしまいます。
ですが、LINEであれば友達追加後、途中で離脱してもリストとして残り、追跡することが可能です。
また定期メッセージを配信する事で、動画広告以外でも興味を持ってもらえる可能性もあり、マーケティングのツールとしてかなり使い勝手が良いです。
冒頭だけを作り変えた複数の動画広告を準備する
先述したとおり、YouTube広告はその性質上、冒頭を確実に見てもらえます。
冒頭を作り替えた動画広告のバリエーションを準備することで、宣伝効果を維持しつつ、制作費用を抑えることができます。
ターゲットの絞り込みを行う(ターゲティング)
ターゲティングとは、ターゲットを絞り込んでマーケティング戦略を立てることです。
「全員に伝えようとする動画」は誰にも刺さりません。
より効果的に広告を配信するなら、アピールしたい商品や、サービスを利用するボリューム層を考え、「性別」「年齢」「仕事」「趣味/嗜好」などを分析して絞りこみましょう。
目的に応じた配信方法を使用する
動画広告にも、「流れるタイミング」や「表示される時間」などに差があり、それぞれ目的が異なります。
目的に応じた配信方法を正しく使用しましょう。
配信方法には以下の3つがあります。
- インストリーム型広告
- バンパー型広告
- ディスカバリー型広告
1つずつ解説し、それぞれの特徴も合わせて紹介します。
インストリーム型広告(スキップ時に費用を払いたくない)
「少しでも多くの人に広告動画を見てほしい」という場合はインストリーム型広告がおすすめです。
インストリーム広告は、動画を「再生する前」「再生中」「再生終了後」に広告が流れるタイプの広告です。
インストリーム広告には、
- 5秒後にスキップ可能な「スキッパブル広告」
- 15秒以下の短い広告の代わりにスキップできない「ノンスキッパブル広告」
の2種類があります。
30秒以上の動画は30秒。30秒以下の動画なら、最後まで見られてから初めて課金される形態となっています。
そのため、無駄にお金を払う必要なく、広告に興味を持ってくれた人数が一定数以上確約されることからコストパフォーマンスの高い広告と言えるでしょう。
ちなみにその中でも、再生されるタイミングで呼び名が変わり、
- 再生する前の広告を「プレロール」
- 途中に挟まる広告が「ミッドロール」
- 再生後の広告を「ポストロール」
と呼ばれます。
バンパー型広告
インストリーム広告と同様、動画の再生前、再生中、または再生後に流れる「6秒以内」のスキップできない短い広告のことです。
動画の時間が短いため、動画内容はサービス名+α程度の簡単なものになります。
「サービス内容や事業内容を細かく伝える」というよりは、会社名やサービスを認知してもらい、後々の顧客になるよう育てるため、認知度の獲得を目指す広告です。
ディスカバリー型広告
YouTubeの右側(スマートフォンならスクロールした画面下部)にある関連動画や、検索結果一覧に表示される広告です。
動画中で配信されることがなく、ユーザーが自発的に広告をクリックすることで再生されるのが性質上、サムネイルで興味を持った人により再生される傾向が強いため、CV率も比較的高くなります。
そのため、積極的に売上に繋げるための動画広告と言えるでしょう。
他の広告と違い、人の気を惹けるようにタイトルとサムネイルにこだわりましょう。
次に、動画広告でCVや認知度をアップさせるためのポイントを3つ紹介します。
遷移先URLの改善を行う(現状のLP等を使用する場合)
「動画の再生はされるし、ページに千位まではしてもらえるがCVには結び付いていない」という場合は、遷移先のページに問題がある可能性があります。
- フォームの項目が多い
- ファーストビューのデザインが悪い
- サイトが重い
などはCVR(コンバージョン率)悪化の要因になります。
見づらく、入力する内容が多くて頻雑だと「めんどくさい」と思われてしまい、離脱されるのは非常にもったいないです。
遷移先のサイトに問題がないかを確認し、見やすいUIを意識して、事前に修正してから動画広告の配信を行いましょう。
動画内に行動を促す文言を含める
動画内に行動を促す文言を含めることで「今すぐ登録しよう」と思ってもらえるよう誘導する手法です。
例えば、脱毛やダイエットサプリ、美容の広告だと「〇〇日まで」「〇〇人限定」という風に時間や人数の制限をつけている広告が多いと思います。
これは「今買わなければ損する」「今始めないともったいない」という心理を刺激するからです。
動画の冒頭に共感できる悩みを書き、そのあとに限定であることなどを伝えると、CVRのアップに繋がります。
ストーリー性を意識する
YouTube広告で、漫画で進む動画を見たことがある方も多いのではないでしょうか。
ストーリーがあると、「その先が見たい」という心理が働き、ついつい動画を見てしまう人が増えます。
広告というだけで、「うざい」「いらない」などというネガティブなイメージが強く、かなり敬遠される傾向がありますが、その動画が面白いと思えればユーザーから見てもらいやすいです。
先の展開が気になるシナリオや構成を意識した動画を制作しましょう。
YouTube広告の効果を最大化する方法について解説しました。
動画の編集方法や構成だけでなく、その遷移先のサイトまで最適化を施すなど、導線にも力を入れる必要があるということがわかりました。
次に「実際にその動画広告は効果があったのか」を確認する方法を解説します。
グーグル広告の管理画面から数字を参照する
広告の管理画面からCV数・クリック数などを参照することができます。
この画面で、広告がどんな人にいつみられているかを知ることができ、分析に大きく役立ちます。
例えば、広告の掲載結果を時間単位で表示して、「1 日のどの時間帯に成果が高くなっているか」を視覚化し、広告の表示回数とクリック数が最も多い時間帯に、広告が掲載されるようスケジュール設定可能です。
また、広告のクリックやタップが発生した地域を個別に把握することで、ターゲット地域をきめ細かく設定できるようになります。
アトリビューション分析を行う
アトリビューション分析とは、マーケティングにおける分析手法のひとつです。
成果に対する貢献度を測定する際、「成果に直接つながった接点」のみを評価するのではなく、ユーザーが成果に至るまでに「通過した広告」を評価するという考え方です。
例えば「YouTube広告を視聴」→「Googleでサービス名を検索」→「検索型広告クリック」→「サイト遷移CV」
という場合、YouTube広告と検索型広告クリックが貢献しているといえます。
YouTubeの動画広告でも、「インストリーム広告から成果があった」という場合は、「インストリーム広告の方が効果が高い」と感じますが、それ以前に同じユーザーがバンパー型広告を見ていて、名前を認知し、成果のきっかけがインストリーム広告だった場合、インストリーム広告と同じくらい、バンパー広告も貢献しているといえます。
ただし、広告を経由しなかった場合、グーグルの管理画面だけでは計測が不可能です。
指名検索の前後比較を行う
前後比較とは、YouTube広告を出す前と出した後で、指名検索による流入の差を比較することです。
差が激しければ激しいほど効果が出ており、前後で差がなければ認知度における動画広告の効果が薄いということになります。
動画広告が知名度向上を目的としている場合は、欠かさず行うようにしましょう。
広告動画は制作してアップロードするだけではなく、その後「どれくらいの効果があったのか」という動画広告の評価を行う必要があります。
「どれくらい人に見てもらえたのか」
「どれくらい長く見てもらえているのか」
を測定するためには「視聴率」と「視聴維持率」を参照しましょう。
視聴率・視聴維持率を参照する
視聴率とは、30秒以上のYouTube広告を30秒間(30秒未満の動画の場合は最後まで)再生した人の割合を表し、視聴維持率は、視聴者がどれくらい、広告動画を見続けたかを示す指標です。
視聴維持率が下がった時間が、視聴者が離脱していることを表しているため、その原因を考察してより良い動画作りの参考にすることができます。
特にストーリー視聴を維持してもらわなければ、「サービスや商品の良さが伝わらない」「そもそもサービスや商品が登場するまで見られない」という状態に陥ってしまい、十分な効果が発揮できません。
広告として眺めの動画の場合は、視聴維持率が高いほど、広告動画として良い出来であると評価できます。
素早く広告効果の高い動画を作るなら、動画制作会社に外注することがおすすめです。
広告効果が高い動画を作るには、動画広告に対しての深い知識、PDCAサイクルを回し、ユーザーの同行を分析することと並行して動画を制作する必要があります。
これを本業の傍らで実施しながら、素早く動画を作成するのは至難の業です。
人員や時間のコストを考えると、動画制作会社に依頼する事がベストな選択肢となります。
「新たに動画広告を始めよう」と思っている方は、最初から動画制作会社に依頼するのがおすすめです。
以下記事でオススメのYouTube動画制作会社をまとめています。ご参考にしてください。
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