YouTubeアルゴリズムを理解しよう!YouTubeの裏側を知れば、チャンネルは伸びる!

更新日 2023.11.28

YouTubeを活用したマーケティング活動が活発になり、大きな売上を作り出すことに成功している企業も見られるようになりました。

一方で、競争が激しくなり、再生数や、登録者数で伸び悩んでいる方が多いのではないでしょうか。

再生数や登録者数を伸ばす上で重要になるのが、YouTubeのアルゴリズム理解です。

本記事では数多くのYouTubeチャンネル運用代行を行ってきたKEY-MOVIEが、YouTubeのアルゴリズムを徹底解説いたします。

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YouTubeアルゴリズムの概要

YouTubeは2006年にグーグルに買収された動画プラットフォームです。グーグルがここまで成長してきた背景には徹底したユーザーファーストの思考があります。

情報が溢れかえるウェブ上で、検索エンジンを通じユーザーが求める情報を見つけだせるよう様々なアルゴリズムを設定してきました。

YouTube上にもたくさんのコンテンツがありますが、求めていない情報ばかり表示されるプラットフォームであればユーザー数は減少するでしょう。

そこで、ユーザーが求める情報を見つけやすくするアルゴリズムの開発に日々尽力しているのです。

つまり、YouTubeアルゴリズムを理解してコンテンツを作成すれば、ユーザーに見つけられやすくなり、チャンネルのグロースに繋がるのです。

YouTubeコンテンツが視聴される経路

YouTubeのアルゴリズムを理解する上で、動画コンテンツがどのように表示されるのかを理解しておく必要があります。

YouTubeのコンテンツが表示される経路は大きく6点に集約されます。

  • 検索結果
  • ホーム画面
  • 関連動画
  • 急上昇タブ
  • 登録チャンネル
  • グーグル検索結果

検索結果(YouTube)

YouTubeの検索エンジン上で検索した結果コンテンツが表示されるケースです。

YouTubeの動画はアーカイブで表示されるものを視聴しているという方も多いかと思いますが、YouTubeの検索エンジンは、googleに次いで世界で2番目に検索されているのです。

検索結果に表示されるコンテンツは、検索KWとタイトル・概要欄との関連性・検索し、コンテンツを視聴したユーザーの行動等(視聴時間・評価etc…)を参照し決定します。

ホーム画面

YouTubeのトップ上にコンテンツの一覧が表示されます。

ホーム画面上に表示されるコンテンツはホーム画面を閲覧しているユーザーの過去の行動に基づいて決定します。

ユーザーの興味関心が高く、コンテンツ自体も評価が高いものが表示されるようになっています。

関連動画

関連動画では、視聴しているYouTubeコンテンツの上下左右に動画コンテンツの一覧が表示されます。

関連動画は、過去のユーザーのアクティビティを参考に、次に見たくなる動画が表示されます。

同一チャンネル内のコンテンツと、別チャンネルのコンテンツがあります。別チャンネルのコンテンツに関しては内容が類似したコンテンツが表示されます。

急上昇タブ

急上昇タブとは、YouTubeの検索タブを開くと、出現するタブです。急上昇タブで表示される動画は瞬発的に人気が出ているコンテンツが表示されます。

アルゴリズム的には、「新鮮さ」と「話題性」が重視されており新しく公開され、再生回数やエンゲージが急激に高まっているコンテンツが表示されます。

登録チャンネル

チャンネル登録をしているユーザーのコンテンツが一覧表示されます。

掲載の順序は時間軸です。新規アップロードコンテンツが上位に表示されます。

グーグル検索結果

YouTubeの検索エンジンでは無く、グーグル等の検索エンジンの結果に表示されます。YouTube上でも上位表示されているコンテンツが検索結果に表示されやすく、連動しています。

YouTube内でコンテンツが表示されるアルゴリズムと基本的に同じです。

YouTubeアルゴリズムを攻略する上で抑えておくべき7つの指標

YouTubeのアルゴリズムに効く施策はたくさんあります。ただ全てを攻略するのは非効率的なので、重視するべき7つの指標を解説いたします。

コンテンツとキーワードとの関連性

動画コンテンツと検索キーワードとの関連性です。YouTubeのアルゴリズム上では最初にタイトル・概要欄に記載されているキーワードをもとに、検索結果で表示させるコンテンツを選定します。

しかし、ただ表示させれば良いわけでは有りません。

タイトルがコンテンツの内容とかけ離れている場合は離脱率が悪化しますので、検索結果に表示されたコンテンツとしてふさわしくないと判断され、検索結果に表示されなくなってしまうのです。

検索結果で上位表示を狙う場合は、必ずキーワードから逆算してコンテンツを作成するようにしましょう。

後から、コンテンツをキーワードに寄せにいくと、キーワードとコンテンツの間にギャップが生まれ、ユーザーの検索意図を満たさない低評価のコンテンツと判断されてしまいます。

クリック率(CTR)

インプレッション(表示回数)に対して、どれだけコンテンツがクリックされたかを表す指標です。

YouTubeのアルゴリズムに評価され、コンテンツのサムネイルの表示回数が伸びているのに、クリックされないのであれば、サムネイル・タイトルに問題がある可能性が高いです。

つまり、クリック率はサムネ・タイトルの評価に使用するべき指標なのです。

再生回数(アップロード直後)

再生回数は特に、アップロード直後が大切です。注目されているチャンネルの動画はアップロード直後に視聴されます。

どれだけ話題性の高いコンテンツなのかは初速を見て判断し、感度が良ければ、YouTubeのアルゴリズムがより多くの人に視聴してもらえるように関連動画や急上昇等の部分で露出を増やすのです。

登録者数の多いチャンネル等は必然的に初速で再生が回るため、必然的なアルゴリズムですね。

視聴維持率

視聴維持率は、動画視聴開始からユーザーが離脱せずに視聴している率を示します。

視聴維持率は、動画の時間経過とともに減少していきますが、高い水準を維持しているコンテンツほど、良質なコンテンツだとアルゴリズムに評価してもらえます。

また、冒頭での視聴維持率が高する場合は、コンテンツの本題に入るまでが長すぎる等、

課題があるはずです。

ユーザーの滞在時間を少しでも維持できるように、離脱の多い部分の修正をしましょう。

動画の時間・長さ

動画自体の長さもYouTubeのアルゴリズムでは重要な指標です。YouTubeの収益の大半は広告です。そのため、広告収益を稼ぎやすい長めのコンテンツを優遇する傾向にあるとされています。動画がながければ、それだけ広告掲載の時間が増えるためです。

ただ、長ければ長い程良いかというとそうではございません。

ジャンルやユーザーニーズによって異なるのです。

見極める方法は、YouTubeの検索エンジンで検索し、上位表示されている動画の分数を参考にすると良いでしょう。

上位表示されているものの中には、鮮度(アップロード日)が高いことで一時的に表示されている可能性もあるため、複数のコンテンツを参考にしましょう。

エンゲージメント

YouTubeにおけるエンゲージメントとは、視聴者が動画コンテンツに反応することを示します。具体的には視聴回数・高評価・低評価・チャンネル登録です。

多くの視聴者が反応をしているということは、話題性の高いコンテンツだとアルゴリズムが判断し、関連動画等での表示機会が増加します。

また、エンゲージメントの評価に関しては人が行っているかどうか(機械・システムではない)を判別するため、時間がかかる傾向にあります。

総再生時間

YouTubeのコンテンツでは再生回数では無く、コンテンツ毎の滞在時間を重視します。

YouTubeのコンテンツはサムネ・タイトルでクリックを促すことができますが、すぐに離脱されれば再生時間は伸びません。

再生回数が多くても、滞在時間の短い動画はアルゴリズム上評価されないのです。

チャンネル登録者数

YouTubeにおいてチャンネル登録者数は非常に重要な指標です。

チャンネル登録者が多い場合、新規コンテンツをアップロードした際に、チャンネル登録者に通知されるようになるため、コンテンツが見られやすくなります。

そのため、動画の再生回数の初速がよく、良質なコンテンツだと判断され、関連動画での露出が増加するのです。

現在でも重要な指標ではあるものの、以前程重要ではなくなっています。

最近ではコンテンツ自体を評価するようになっているため、登録者数が多いチャンネルのコンテンツであっても再生回数が伸びないという現象が多く見られます。

過去に一時代を築いたようなYouTuberの引退が続出しています。

YouTubeのアルゴリズムを理解してチャンネルをグロースさせる方法

YouTubeのアルゴリズムを理解しただけではチャンネルをグロースさせることは出来ません。実際にどのようなアクションが必要なのかを以下で説明します。

VSEO対策を意識する

新規でYouTubeチャンネルを立ち上げた場合、動画の視聴経路の大半はYouTubeの検索エンジンからになるでしょう。

そのため、コンテンツニーズが一定数あり、検索ニーズを満たす動画を作成する必要があります。

コンテンツニーズは検索ボリューム数から予測が可能です。現状YouTubeの検索ボリュームを正確に計測できるツールはございません。

しかし、Googleの検索ボリューム等から推察することは可能です。Googleが無料で提供するキーワードプランナー等を活用すれば、検索ボリューム数がわかります。

必ず、KWの調査から行いましょう。

また、VSEO対策に関してはこちらの記事でも紹介しております。

是非ご覧ください。

コンテンツアップロード後の再生回数を上げる

コンテンツアップロード直後の再生数は、アルゴリズムに評価してもらうために非常に大切な要素です。

各種運用しているSNSやオウンドメディアでの告知を行ったり、ショート動画等を作成しコンテンツへの導線を設計しましょう。

YouTubeで動画の再生回数を上げる方法に関してはこちらの記事でも記載しておりますので、参考にしてください。

企画の幅出しを意識する

特に新規開設したチャンネルでは視聴者のニーズ特定が難しいです。ニーズを特定するためにはデータが必要ですが、同じようなコンテンツを更新し続けるだけでは、他コンテンツとの差分がわかり辛いでしょう。

そこで、角度の異なるコンテンツをアップロードして幅広いデータを集めることを意識しましょう。

視聴維持率の高い企画で動画を量産する

良質なコンテンツの見極め方には、「視聴維持率」を活用しましょう。

検索ボリュームが一定有り、タイトル・サムネ設計が上手く合致した場合、再生数が伸びることがあります。

しかし、これはコンテンツが評価されている訳ではないので、注意が必要です。

コンテンツの幅出しをしていれば、視聴者の反応が良い企画が分かります。視聴維持率の高いコンテンツが発見された場合は、再度同系統のコンテンツを作成しましょう。

ただ、視聴者のニーズは変わるものなので、企画の幅出しは常に意識する必要がございます。

チャンネル内での回遊動線を設置する

YouTube上でコンテンツを視聴してもらった後、過去に制作したコンテンツを視聴してもらえる回遊の動線を設置しましょう。

人間は、接触する頻度があがれば、好感度があがるようになっています。

別のコンテンツへ誘導し、接触の回数を増やすことで、視聴者のファン化を狙うのです。

以下具体的な施策を紹介します。

再生リストを活用する

再生リストとは、YouTubeに公開されているコンテンツをリストアップすることができる機能で、リストの公開も可能です。

人気コンテンツ等はリストアップし、見つけやすくすることで、視聴者をチャンネル内で回遊させることができます。

終了画面を設置する

終了画面とは、YouTube動画の終了直前(5秒〜20秒以内)に設定できる、最大4つまでチャネルアイコン等の要素を設定することができる機能です。(アスペクト比16:9の場合)

公開できる要素は以下です。

  • 動画: 最新のアップロード、視聴者に適した動画、特定の動画のいずれかを表示します。
  • 再生リスト: 公開されている YouTube 再生リストを表示します。
  • チャンネル登録: チャンネル登録を促すことができます。
  • チャンネル: カスタム メッセージで別のチャンネルを宣伝できます。
  • リンク: YouTube パートナー プログラムに参加しているクリエイターは、外部のウェブサイトへのリンクを作成できます。
  • グッズ紹介: グッズの 1 つを表示します。
    出典:YouTubeヘルプ(https://support.google.com/youtube/answer/6388789?hl=ja)

YouTubeのアルゴリズムに関するよくある質問

これから新規でチャンネルの開設を検討している方や、現在チャンネルの運用を行っている企業様からよくご質問を受ける項目を以下掲載します。

チャンネルをグロースさせるためにはどれくらいの投稿頻度が適切か?

「可能な限り投稿したい」が回答ですが、現実的に厳しいでしょう。推奨しているのは週に2〜3回の投稿。最低でも月2回です。

新規で運用開始したばかりだと段取りが上手くいかず収録が長引いたり、動画の確認に時間がかかったります。

無理が無い範囲で開始し、慣れてきたら徐々に投稿の件数を挙げましょう。

YouTubeの動画は長い方が良い?

長ければ良いわけではございません。ジャンルや視聴者のニーズによって変わります。競合コンテンツの分析を行いニーズ予測をしましょう。

コンテンツ内CMはユーザー体験的にNG?

ファン化したユーザーへの影響は軽微ですが、新規ユーザーは離脱に繋がる可能性が高いです。初期のタイミングでは、グロースに集中し、設定しないほうが良いでしょう。

ただ、YouTubeコンテンツ内CMは非常に強力な広告施策になりますので、拡大してきたタイミングで検討することをおすすめします。

収益化はどのタイミングで可能?

YouTubeに広告を設置するためには以下条件を満たす必要があります。

2つの条件を両方満たしている場合には、広告掲載の申請をYouTubeに行うことができるようになります。

・チャンネル登録者数が1,000人に到達

・直近の 12 か月間で視聴時間が4,000時間

広告を活用してチャンネルを伸ばす場合いくらかかる?

広告を活用した場合の、視聴単価は2円〜10円程度が相場です。仮に1万回の視聴数を稼ぐためには2万円〜10万円の広告費用が必要です。

ただ、YouTubeの広告はターゲティングの粒度感が粗いこともあり、意図せぬユーザーにコンテンツを視聴させた結果、低評価や、悪いコメントが付きやすいです。

広告が基盤のチャンネルグロースは上手く行かないケースが多いので、あくまで起爆剤程度として活用しましょう。

YouTubeアルゴリズムの理解も大切だが、最も大切なのはコンテンツの質

YouTubeのアルゴリズムを理解した上で、コンテンツを作成することは非常に重要です。しかし、最も大切なのはコンテンツの質です。

視聴者のニーズを満たすコンテンツの追求を常に続ける必要があります。

YouTubeチャンネルを成長させるには長期的に運用していく体制、ノウハウ、分析等様々な要素が必要です。

インハウスでの運用はかなり工数がかかるため、制作会社と提携していくのも良いでしょう。

もし、動画制作会社の提供するYouTubeチャンネル運用代行サービスに興味がある方は、以下リンクより無料で配布している資料をご覧ください。

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また、おすすめのYouTube動画の制作会社に関してはこちらの記事で厳選して紹介しております。是非ご参考にしてください。

この記事の監修者
key MOVIE

「ビジネスの成果につながる」に、こだわる動画マーケティングサービスです。媒体や目的から逆算した広告動画の制作やYouTubeチャンネルの運営などをおこなっています。

Key MOVIE

動画・映像制作サービス
『key MOVIE』とは

key MOVIEは、マーケティング成果の出る動画・映像を低予算で制作します。 全国の豊富なフリーランスクリエイターを案件毎にアサインすることで、様々なジャンルの動画を低単価で制作しています。 また、マーケターがプランニング・ディレクションをおこなうことで、マーケティング目的にしっかりと効く効果的な動画制作をおこないます。