YouTubeで目標にするべき視聴者維持率と、上げる施策を解説
YouTubeチャンネルを運営する上で視聴者維持率が重要なのは分かるけど、どうすれば視聴者維持率を上げられるのか分からない…
そんな悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか?
ひとえに「視聴者維持率が低い」といっても、動画ごとに原因は異なるので、動画ごとに細かく分析して対策する必要があります。
本記事では、YouTubeチャンネルを数多く運営してきた動画制作会社(key MOVIE)が、YouTubeの視聴者維持率の細かい分析方法や、視聴者維持率を上げるための具体的な施策をご紹介します。
また、YouTubeチャンネルの運用を検討している方・運用中の方に向けてガイドブックを作成しております。興味がある方はこちらもダウンロードしてみてください。
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Contents
YouTubeにおける「視聴者維持率」とは、視聴者がYoutube動画をどのくらい視聴し続けたかを示す指標です。
例えば、動画の総視聴回数が1,000回で、動画の20秒の部分が再生された回数が500回だった場合、動画の20秒の時点の視聴者維持率は(500÷1,000)×100=50%となります。
このようなデータが1秒ごとに計算され、YouTube アナリティクスのエンゲージメントタブで確認できます。
動画全体の視聴者維持率を平均した数字が40%を超えると、Googleから優秀な動画と判断され安くなり、おすすめ動画や関連動画に表示されやすくなるとされています。
視聴者維持率が高いほどYouTube上に視聴者を長くとどめることができ、Googleに多くの利益をもたらす優秀な動画と判断されるため、おすすめ動画や関連動画に表示されやすくなります。
おすすめ動画や関連動画に表示されやすくなるということは、動画が再生される確率も高くなりますので、視聴者維持率は、YouTubeグロースに非常に重要な指標となります。
視聴者維持率は、以下の手順で確認できます。
- YouTube Studioにアクセスして、ログインする。
- 左側のメニューの「コンテンツ」をクリックする。
- 動画のタイトルもしくはサムネイルをクリックする。
- 左側のメニューの「アナリティクス」をクリックする。
- 「エンゲージメント」タブをクリックして、視聴者維持率レポートを確認する。
視聴者維持率を分析する方法をご紹介します(参照:Google公式サイト)。
実施するべき対策を明確にするため、次の4つに分けて分析を行います。
- 動画冒頭の維持率を確認する(イントロ)
- ユーザーの動画停止率が低い箇所を確認する(トップモーメント)
- 何度も視聴されている箇所を確認する(山)
- 視聴者が視聴を辞めてしまった箇所を確認する(谷)
それぞれ、具体的に解説します。
動画冒頭の維持率を確認する(イントロ)
ユーザーはタイトル・サムネを見て動画を視聴するかどうかを決めるため、ユーザーが求めるコンテンツと、動画の内容に乖離がある場合は、動画冒頭の視聴者維持率が低くなります。
コンテンツ内容を大幅に変更することは現実的ではないため、動画冒頭の視聴者維持率が著しく低い場合は、タイトル・サムネの設計を見直す必要があります。
ユーザーの動画停止率が低い箇所を確認する(トップモーメント)
トップモーメントとは、動画を停止しているユーザーが最も少ないタイミングのことで、ユーザーが動画に引き込まれている状態にあります。
トップモーメントを動画の早いタイミングで出現させることで、ユーザーが動画を長い時間視聴してくれる可能性が高くなるため、動画全体の視聴者維持率の増加に繋がります。
何度も視聴されている箇所を確認する(山)
視聴者維持率が急に上がっている箇所は、ユーザーが何度も視聴している箇所を表します。
つまり、動画を見ているユーザーが求めている情報が詰まっている部分、もしくは、内容が不明確で、視聴者がその部分を再度視聴する必要があった部分のどちらかになります。
この部分を詳しく分析することで、今後の動画制作において強みにするべき内容や、修正するべき内容が明らかになります。
視聴者が視聴を辞めてしまった箇所を確認する(谷)
谷になっている部分はユーザーが視聴を辞めた、もしくは停止した箇所です。
動画からの離脱されてしまった要因を分析し、今後のコンテンツから除外していくことが有効です。
YouTubeの視聴者維持率を上げるためには、次の6つの施策が有効です。
- タイトル・サムネをコンテンツ内容と一致させる
- ユーザーの期待に答えられる動画であることを冒頭で伝える
- 冒頭からメインコンテンツまでの時間を短縮する
- 時間対情報量に拘る
- ユーザーを飽きさせないための工夫を行う
- 視聴者維持率を分析しPDCAのサイクルを回す
それぞれ、具体的に解説します。
タイトル・サムネをコンテンツ内容と一致させる
タイトルやサムネがコンテンツ内容と異なった場合、ユーザーが求めている情報と乖離が発生し、動画の冒頭で離脱されてしまう可能性が高いです。
ユーザーにとって魅力的なタイトルやサムネを作成することは、動画をクリックされやすくするために重要ですが、あまりにコンテンツ内容と異なってしまった場合、かえって動画の評価を落とすことに繋がります。
そのため、必ずタイトル・サムネはコンテンツ内容と一致させるようにしましょう。
ユーザーの期待に答えられる動画であることを冒頭で伝える
あらかじめ動画の概要を冒頭で伝えることで、ユーザーがこの動画でどんな情報を得られるのかを把握できるため、最後まで動画を視聴してもらえる可能性が高くなります。
せっかくユーザーが求めている内容が盛り込まれている動画を投稿したとしても、冒頭での説明が不十分だと、ユーザーに「この動画を見ても欲しい情報が得られないかもしれない」と思われてしまう可能性があります。
そのため、必ず冒頭で動画の概要を説明するようにしましょう。
冒頭からメインコンテンツまでの時間を短縮する
最近では、ユーザーが欲しい情報にすぐに辿り着けるのが当たり前となっているため、前置きが長く結論をなかなか言わないような動画は、すぐに離脱されてしまいます。
不必要な前置きは除外して、ユーザーが求めているメインコンテンツまでの時間を短縮するように心がけましょう。
時間対情報量に拘る
最近は有用なコンテンツが増えてきているため、ユーザーはより短い時間でどれだけ多くの情報を得られるかを重視し始めています。
そのため、1秒当たりにどれほど情報を詰められるかが大切です。
「あー」「えー」などの不要な間が多いと離脱に繋がる可能性が高いため、ジェットカット等を活用して時間対情報量の多い動画を制作しましょう。
ユーザーを飽きさせないための工夫を行う
動画全体の画角が同じだと、ユーザーに飽きられる可能性が高くなります。
BGMのテンポや、効果音・テロップの挿入タイミング等の、コンテンツ内容以外の部分ににも拘り、平坦な演出が続かないように注意する必要があります。
視聴者維持率を分析しPDCAのサイクルを回す
これまで説明したような施策を実施し、繰り返しPDCAサイクルを回しましょう。
視聴者維持率が低い理由は単一ではない場合が多く、複数の施策を組み合わせてようやく効果が出る場合も多いので、動画を投稿するたびに分析→施策を繰り返すことが重要です。
視聴者維持率を上げることで、主に以下の2つのメリットがあります。
- ユーザーのアクション率が増加する
- YouTubeのアルゴリズムに評価される
それぞれ、具体的に解説します。
ユーザーのアクション率が増加する
視聴者維持率が増加することで、結果的に伝達できる情報量が増加し、紹介している商品に興味を持ったりする可能性が上がります。
また、アクションを促す訴求を冒頭・中盤・終盤と行っている場合、単純に訴求可能回数が増えるため、効果が出やすくなります。
YouTubeのアルゴリズムに評価される
動画の視聴者維持率が高いということは、Googleに「高品質な動画を投稿している」と判断されるため、おすすめ動画や関連動画に表示されやすくなります。
YouTubeチャンネルを成長させていく場合、YouTubeアルゴリズムに評価されることは非常に重要です。
さらにYouTubeアルゴリズムに評価されやすいチャンネルにする方法を、以下の記事にまとめていますので、興味のある方はぜひ見てみてください。
YouTubeアルゴリズムを理解しよう!YouTubeの裏側を知れば、チャンネルは伸びる!
YouTubeにおいて視聴者維持率は非常に重要で、視聴者維持率を増加させるためには質の高い動画を制作し続ける必要があります。
しかし、そのような質の高い動画を制作し続けるには、多くのリソースが必要となります。
社内のリソースのみでの運用が難しい場合は、動画制作会社と相談しながら進めるのもおすすめです。
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