タクシー広告動画の活用ポイントや成功事例、媒体社などを紹介

更新日 2023.11.28

動画広告といえば、web広告やCMなどが一般的でしたが近年では「タクシー広告」という存在も広まってきています。

今回は、幅広いジャンルの動画制作をおこなってきたkey MOVIEが、タクシー広告動画とはどういった特徴があるのか、メリットや具体的な事例を交えて解説していきます。

タクシー広告動画を作成しようと思っているという企業様はぜひご覧ください。

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タクシー広告動画とは?

タクシー広告動画とはその名の通り、タクシーに乗車中の乗客に対して流すことができる広告動画のことを指します。

近年では、コロナ禍による電車からタクシー移動へのシフトや、YouTuberなどのタクシー利用客が増えたことにより、タクシーに広告動画を流すという機会が増えています。

タクシー広告動画の事例

実際にタクシー広告動画を配信し、効果的に活用できた事例を5つご紹介します。

動画作りに悩んでいる方はぜひ参考にしてみましょう。

サブタレCM動画

こちらはタレントをサブスク形式でキャスティングできる「サブタレ」というサービスのタクシー広告です。

実際にタレントのCHEMISTRYを動画に登場させて、自社サービスをイメージしやすくしており、視聴者に対して「こうやってタレントを起用できるのか」とうまく印象付けることに成功しています。

広告運用自動化ツール「Shirofune」

https://youtu.be/Z8I5B3jhFhs?si=nXVvZG0I5t9f9njM

広告運用を自動化してくれる「Shirofune」のタクシー広告です。

広告代理店に潜入してその実態を探るといったストーリー仕立ての広告となっており、動画の続きが気になり最後まで思わず見ちゃうような動画構成になっています。

「ITPRO PARTNERS(ITプロパートナーズ)」

IT企業とフリーランスとマッチングする「ITプロパートナーズ」のタクシー動画です。

30秒という短い時間の中で課題の定期からサービス訴求までを凝縮しており、短時間でキャッチーに視聴者に対してのサービス訴求に成功しています。

「まるごと業務改善」

グループウェアソフトである「まるごと業務改善」のタクシー広告動画です。

タレントの江頭さんを起用することでインパクトを与え、とにかく視聴者の記憶に残るような動画になっています。

短い時間で強い印象を与えることに成功した事例といえるでしょう。

電子カルテ「medicalforce」

電子カルテサービス「medicalforce」のタクシー広告です。

「お客様の中にお医者様はいらっしゃいますか」という誰でも知っている有名なフレーズを用いることで、共感性を高め視聴者に自然に動画の世界を見せることに成功しています。

こちらの動画のように、共感性を高める工夫も効果的といえます。

タクシー広告動画は、よく別で作成したwebCMを流用するケースが多いです。タクシー広告動画の制作を検討する際はwebCMを調べると効率的に事例など探せます。

タクシー広告動画の媒体サービス

タクシー広告動画を利用するためには、web広告などとは異なり、個人で任意に出稿できるということはなく、広告配信サービスを利用する必要があります。

今回は代表的なタクシー広告動画の配信サービスを3つご紹介します。

なお、タクシー広告はタクシー利用の多い都心部で多く活用されているため、今回紹介するサービスは都心部を中心としたものになります。

地方版のタクシー広告サービスに関しては概要だけをまとめます。

Tokyo Prime

「Tokyo Prime」は、国内設置台数No.1の実績を誇るタクシーサイネージメディアです。

東京を中心に全国30都道府県でサービスを展開しており、シェア率もトップクラスです。

Tokyo Primeの特徴としては、広告掲載に対する厳格な基準があることが挙げられます。

広告動画というと、視聴者の注目を集めるために事実を誇張して表現したり、時には不快になったりするような動画も多いですが、Tokyo Primeでは厳格な審査基準のもと、そういった低品質な動画は掲載されないため、ブランディングが損なわれることがありません。

料金体型は以下の通りです。

視聴タイミング動画の長さ表示回数ポテンシャル枠数料金
乗車後初回最大1分約150万回2600万円
乗車中最大30秒約120万回8350万円
乗車終了後最大30秒約80万回20240万円

詳しくはこちらをご覧ください。

GROWTH

「GROWTH」は都内最大級のタクシー広告メディアです。

東京都内での配信に特化しているため、東京におけるシェア率はトップクラスを誇っています。

また、月間リーチ数も約750万人と、非常に多くのタクシー利用者に広告を流すことができます。

GROWTHの特徴としては、ノートPCよりも大画面でFullHDモニターを搭載していることです。

タクシー広告というと、画面が小さくて見づらいものもありますが、GROWTHの場合はそういったことなく大画面で動画を流すことができ、乗客への訴求効果も非常に高いと言えます。

料金体型は以下の通りです。

視聴タイミング動画の長さ表示回数ポテンシャル枠数料金
乗車後初回最大1分約150万回1600万円
乗車中2〜6本目最大30秒約120万回5400万円
乗車終了後最大30秒約80万回10200万円

詳しくはこちらをご覧ください。

https://growth-tokyo.jp/

サンエイ企画

「サンエイ企画」は交通広告専門会社であり、タクシーに限らず電車やバスなどの車内広告も手がけている会社です。

タクシー以外の交通機関に対して長年広告出稿を行ってきた実績があるため、他社と比較すると広告出稿に関する膨大なデータを所有しています。

それらを活かして広告動画の効果を最大限に高められる出稿スタイルを提案してくれるため、広告効果を最大限高めたい方におすすめと言えるでしょう。

料金体型は以下の通りです。

視聴タイミング動画の長さ表示回数ポテンシャル枠数料金
乗車後初回最大1分600万円
2本目以降の数本最大30秒350万円〜400万円
それ以降最大30秒200万円〜240万円

詳しくはこちらをご覧ください。

https://www.3aaa.co.jp/traffic/degital.html

地方のタクシー広告サービス

タクシー広告は首都圏や大都市を中心として展開されているのですが、地方でも各地域の事業者がタクシー広告を提供しているケースがあります。

地方における一般的なタクシー広告サービスの料金形態をご紹介します。

視聴タイミング動画の長さ表示回数ポテンシャル枠数料金
乗車後初回最大1分約10万回150万円〜60万円
2本目以降数本最大30秒約8万回530万円〜40万円
それ以降最大30秒約5万回1010万円〜20万円

あくまで一例ですので、地方にお住まいの方は各地域のタクシー広告サービスへお問い合わせください。

タクシー広告動画のメリット

タクシー広告動画を出稿することのメリットを3つご紹介します。

経営者や富裕層にターゲットを絞ることができる

移動手段にタクシーを利用する人物というのは、経営者や富裕層など移動にお金をかけられる層が一般的です。

したがって、それらの層に対して広告の出向を絞ることができるのです。

web広告の場合もある程度ターゲットを絞ることはできますが、タクシー広告の場合はより限定的に絞ることができるため、経営者や富裕層向けのサービスを展開している方には非常におすすめと言えるでしょう。

以下にタクシー乗客の年齢と職業のグラフをまとめています。

出典: 2022年度(第31回)タクシーに関するアンケート調査結果

こちらのグラフから、タクシーの利用頻度が多い層としては「年配の方で自営業や会社経営者」ということが分かります。

広告の視聴可能性が高い

web広告の場合は動画の合間やwebページの閲覧中に割り込む形で登場するため、視聴者にとっては邪魔な存在となりスキップされる可能性が高いです。

しかし、タクシー広告の場合は乗車中に自然な形で広告動画を流すことができるため、乗客にとって邪魔な存在とならず受け入れてもらいやすい特徴があります。

また、途中でスキップすることもなく広告を最後まで見てもらいやすい、というメリットもあるでしょう。

何度も目にしてもらえる機会がある

タクシーを利用する方は一度だけ乗車するのではなく、日常生活の中で何度も繰り返し乗車する傾向にあります。

したがって、同じ人に対して繰り返し広告を出稿することができるため、接触回数が増えることによってサービスへの認知が大きくなっていくのです。

タクシー広告動画のデメリット

タクシー広告動画を出稿することのデメリットを3つご紹介します。

出稿料金がweb広告よりも高価になりやすい

タクシー広告の掲載料金は、事業者によって異なりますが最低でも数十万円を超えることが多く、web広告と比較すると出稿料金が高額になりやすい傾向があります。

しかし、それ以上にメリットが大きいため広告出稿量以上の効果が見込めるでしょう。

数万円からスモールスタートしたいという場合においては、タクシー広告は向いていないかもしれません。

マスへのアプローチには向いていない

タクシー広告の視聴ターゲットは前述の通りある程度限定的となっているため、マス層に対しての認知拡大には向いていません。

そのため、ブランディング目的での出稿ではなくピンポイントでサービスを訴求したいという場合に適しています。

効果的なタクシー広告動画の制作ポイント

タクシー広告動画を制作する上で効果を高めるためのポイントを2つご紹介します。

ストーリー性を大切にする

タクシー広告動画スキップされることがないという性質上、最後まで見てくれる可能性が高いです。

そのため、動画内で起承転結を用意しストーリー性を意識した動画にしましょう。

そうすることで最後まで見てくれた視聴者の印象に残りやすくなります。

短時間に訴求内容を凝縮する

タクシー広告動画は短い場合で30秒しか流せないため、短時間に情報を詰める必要があります。

あれもこれもとサービスの内容を詰め込みすぎると情報過多になってしまうため、これだけは伝えたい!という情報に絞って動画を制作しましょう。

タクシー広告動画の市場推移

タクシー広告動画の市場規模推移ですが、以下のグラフからも分かるように年々増加傾向にあり今後も右肩上がりで伸びていくことが想像されます。

出典:CARTA HOLDINGS、デジタルサイネージ広告市場調査を実施

タクシー広告動画の市場規模が今後も伸び続けていることも踏まえ、タクシー広告への出向を検討している方はこれを機に出稿してみてはいかがでしょうか。

まとめ

タクシー広告動画は富裕層や経営者に対して効果的に自社サービスを訴求でき、市場規模が伸びていることからも、利用する企業は今後も増えていくでしょう。

しかし、限られた時間の中で自社のサービスを効果的に訴求するためには、ポイントを押さえて動画を制作する必要があります。

本記事を参考に、効果的なタクシー広告動画の制作をご検討ください。

また、今回の記事の他に動画制作の費用相場をまとめた資料も配布中です。ご興味をお持ちいただけましたら是非ご覧いただけますと幸いです。

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この記事の監修者
小林 稜介
動画マーケティングコンサルタント

広告代理店のクレオとデジタルアイデンティティにて幅広いマーケティング支援に従事した後、key MOVIEに参画。サイト改善や広告運用など動画の活用面から逆算した動画企画の提案・制作をしています。

Key MOVIE

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『key MOVIE』とは

key MOVIEは、マーケティング成果の出る動画・映像を低予算で制作します。 全国の豊富なフリーランスクリエイターを案件毎にアサインすることで、様々なジャンルの動画を低単価で制作しています。 また、マーケターがプランニング・ディレクションをおこなうことで、マーケティング目的にしっかりと効く効果的な動画制作をおこないます。