企業や法人がYouTubeを運営する理由は?企業(法人)アカウントのメリットを解説!!
YouTubeを代表する動画プラットフォームがどんどん発展している昨今。
個人のYouTuber以外にも、企業や法人がリソースを割いてYouTubeアカウントを運用するケースが増えてきていますね。
ですが
「普段使わないからYouTubeがよくわからない」
「人気あるらしいけど具体的なメリットがわからない」
「運用には手間がかかりそうであと一歩が踏み出せない」
と、二の足を踏んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、YouTube法人チャンネル運用サービスを提供する(KEY-MOVIE)が、企業がYouTubeチャンネルを運用するメリット・企業アカウントの運営に必要なコストなどを徹底解説します。
これから企業や法人でYouTubeアカウントの活用を検討している方はぜひ参考にしてみてください。
・自社でYouTubeチャンネルを運営したい
・YouTubeを企業で活用するメリットが知りたい
・新たな認知獲得の方法を探している
Contents
YouTubeの企業(法人)アカウントとは、YouTuberのようなエンターテインメント系や個人チャンネルによる趣味の動画を扱う内容ではなく、商品の訴求やサービスの宣伝などの動画投稿などを行う、ビジネス向けのYouTubeチャンネルのことを指します。
動画を観る前に流れる広告では以前から有名企業の動画が流れていますが、現在ではYouTubeに企業アカウントを開設することで独自の動画をアップロードして、集客や自社サービス、商品のプロモーションを目的にチャンネルを運用しています。
企業(法人)がYouTubeのチャンネルを運営するべき4つの理由
「YouTubeって個人がやるもの」だと思っていませんか?そんなことはありません!
YouTubeはうまく利用すれば絶大な広告効果を発揮できる可能性があり、むしろ企業や法人積極的に運営するべきです。
その理由を4つ紹介します。
YouTubeは10代~20代を中心に、10代~50代の男女まで幅広いユーザーが利用しています。本来のターゲット以外のユーザーにも目が触れやすく、想定していない年齢層からの支持を集める可能性も出るため、アプローチの方法として優秀です。
YouTubeには独自のアルゴリズムにのっとり、おすすめ動画が表示されます。動画の広告を打たなくともアプローチしたいターゲットに動画を見てもらえるため、莫大なコストをかけなくても効果を発揮しやすく、コストパフォーマンスに優れています。
動画はテキストベースのサイトよりも受動的に見やすく、LPやHPを見ないようなユーザーにも見てもらいやすいためリード獲得にも非常に有効です。
様々なサービスが乱立している現代において、リード獲得には知名度の上昇は必須。テレビCMやチラシ等よりも人の目に触れやすいYouTubeでの露出はリード獲得、採用に繋がりやすいです。
特にターゲットをYouTubeのメインユーザーである10代~20代の若年層に絞っている場合、企業チャンネルの運用は重要です。
YouTubeでは、一定のチャンネル登録者数と既定の再生時間数を超えると収益化ができるようになります。
具体的な金額については公表されていませんが、広告1再生で0.1円~数円とと言われています。
動画のジャンルや内容によって、表示される広告も異なるため、金額にはばらつきがあります。
例えば、人気タレントやアイドルのチャンネルならファンは学生以上が多く、金額の差はあれど、購買意欲がわけば購入してくれます。
ですが子供向けチャンネルではいくらアピールしてもメインの視聴者層は子供のため仮に購買意欲があっても本人は購入ができません。
この場合、広告費が高くなりやすいのは前者となります。このように動画ジャンルの特性によっても金額が異なるのです。
もし広告単価が高いジャンルでまとまった再生数を取れるようになると大きな収入源になります。また、1度人気の動画を作れば再生され続けているうちは継続的な収入も見込めます。
キャッシュポイントが1つ増えるということは、他社との大きな差別化に繋がり、事業の安定化も図ることができるためメリットばかりです。
記事でSEO対策するというのは聞いたことがあるという方でも、動画でSEO対策になるというのはイメージが無いのではないでしょうか。
具体的には、直接その動画がSEO対策になるというよりは、WEB上での拡散による効果が高く見込めるのがSEO対策になります。
近年Googleアルゴリズムの変更により、Google検索で上位表示できるWebサイトは大手企業のようなドメインパワーの強いサイトが多くなり、質の高い記事を制作しても人の目に触れづらくなってしまいました。
ですが、YouTubeというユーザーが多いプラットフォームで爆発的に話題を呼ぶ(通称:バズる)動画を制作できると各所で拡散され、大量の集客効果が見込めます。
一度知名度を広げると流入が増え、検索数が伸び、ドメインパワーの強化に繋がり、最終的にはそのサイトのGoogle検索も上位表示がしやすくなります。
このように間接的ではありますが、YouTube動画の投稿はSEO対策に非常に有効といえます。
それぞれの層は以下のような差があります。
顕在層=認知していて買うかどうかを検討する段階の層
準顕在層=認知していてニーズに合致しているが検討には至っていない段階の層
潜在層=そもそも認知していない層
YouTubeでは潜在層へのアプローチがメインとなりがちですが、実はそれ以外の層にもアプローチができます。
人の目に触れれば触れるほど、顕在層・準顕在層の目にも触れやすくなり「そういえばこんなサービスがあったな」「またこれ買おうかな」とユーザーに思ってもらいやすくなり、売り上げの増加に繋がりやすいです。
例えば「コカ・コーラ」という社名はおそらく日本国民のほとんどが名前を聞いたことがあると思います。ただ潜在層にアプローチするだけなら、もう広告をする必要が無いといっていいでしょう。
ですがそれでも広告が流れるのは、顕在層へ「今日はコーラを買おうかな」と思ってもらうためです。これが顕在層と準顕在層へのアプローチで売り上げをあげる仕組みとなっています。
YouTubeで露出を増やして何度も回数を見てもらうことで、売り上げの増加を見込むことができます。
反面、運営には金銭的、時間的なコストがかかります。
特に動画編集は凝った編集をすればするほど時間がかかり、外でロケを行うと丸1日をYouTubeに時間を取られてしまいます。
また、撮影をする際にカメラやスタジオなどをレンタルすれば、その分の費用もかかるため一定の余裕がないと運用は厳しいでしょう。
「そもそもYouTube使ってないし、どうすればYouTubeで動画を投稿できるのかわからない」という方もいると思います。
実はYouTubeで動画を投稿すること自体は非常に簡単です。問題は動画をどんな体制で作るかどうかを決めることの方が難しくて大変です。
順を追って解説します。
まずはYouTubeのアカウントを作成し、運用するチャンネルを開設する必要があります。
メールアドレスを登録してアカウントを取得しましょう。チャンネル名を考えたり、チャンネルの概要の文章を考えたり、アイコンやヘッダー画像の設定し、ブランディングの方向性を定めましょう。
YouTubeのアカウントを作成するのは、以下のページに詳細な説明があります。
参考リンク
YouTubeのチャンネルを作成するのは、以下のページに詳細な説明があります。
参考リンク
運用することが決まったのであれば、以下のような体制を整える必要があります。
撮影する企画や、どんな動画構成にするのかなどを考えるメンバーを決めましょう。
ここでは動画のオチやどんな演出や編集をするのかなども考える必要があります。
動画が面白い、魅力的かどうかはこの段階で決まるといっても過言ではありません。
ニーズがあるか人気が出そうかなどを客観的に考えられるメンバーを設定しましょう。
企画構成が決めた内容を、実際に撮影するメンバーを決めます。
考えた企画を実際に形にする工程なので、いくら企画が素晴らしくてもその魅力を充分に伝えられなくては意味がありません。
最近の編集はどんなテンポが流行っているのか、どんな編集方法がいいのかなどを敏感にキャッチできるメンバーが良いでしょう。
YouTubeに動画を投稿する担当者を決めましょう。
もちろん、ただ動画をアップロードするだけではありません。
タイトルや動画説明文。ハッシュタグの設定やサムネイルの設定など見てもらえるかどうかの重要な要素を兼ね備えています。
動画が再生されやすい時間帯に投稿するよう予約するのも運用担当者です。
動画を投稿後、反響はあったか、どんなコメントがあったか、再生数や再生継続時間は増えたかなどを確認する準備をしましょう。
この分析をどこまで詳しく行えるかでYouTubeチャンネルが人気になるかどうかが大きく左右されます。
よりニーズがある動画をアップロードできるよう、この工程を繰り返しましょう。
※YouTubeのアナリティクスの見方は以下のページで説明されています。
※参考リンク
分析をするにしても、何を観ればいいのかが具体的にピンとこない方も多いと思います。そこで、YouTubeの運用で大切な3つのKPIを紹介します。
チャンネル登録者数は、チャンネル運用において一番最初に達成したい指標です。
理由はチャンネル登録者が1000人を超えないと収益化が行えず、キャッシュポイントにならないからです。
また、チャンネル登録者が多ければ多いほど人気があり、顕在層や準顕在層が多いということなので、これからの戦略を立てる上でも大事になります。
他社からの案件を受注できる可能性も上がるため、積極的に増やしていきたい部分です。
再生回数は、動画がどれだけの人数に視聴されてたかを把握する、最もわかりやすい指標です。
再生回数=露出度といっても過言ではありません。潜在層へのアプローチを主目的にしているのであれば、大量の再生数を稼ぐ必要があります。
タイトルやサムネイルなどを意識して、つい見たくなる内容のものを投稿する必要があります。
どんなに中身が面白くても興味を持ってもらえないといつまでたっても認知度が上がらないので、試行錯誤が必要です。
動画が再生されている時間を表す指標です。
動画のどんなタイミングでユーザーが離脱したのか分析するために役立ちます。
例えば動画全体の時間に対して再生時間が短い場合、再生したけど求めているものではなかったと感じるユーザーが多いということを表します。
例えばサムネイルやタイトルで惹かれたものの、中身は全然違う動画だった場合はすぐにページを閉じてしまいますよね?
そのような場合は再生数が伸びていてもチャンネル登録者数が伸びず、継続的な収入やアプローチに結び付きません。
動画を最後まで見てもらえるよう、ユーザーを飽きさせない工夫が必要になります。
YouTubeチャンネルの運用に必要な工数を低く見積もらない
YouTubeチャンネルの運用は想像以上に工数がかかります。
企画や編集などを全て自社で行う場合は、企画担当者、撮影の担当者、動画編集者などの人的リソースとそれに対応する時間が取られます。
投稿する動画の規模が大きくなったり、投稿頻度や本数が増えると、通常業務と兼任するのは現実的ではなく、専属の担当者を用意する必要がかなり高くなります。
撮影も手が込んだものになればなるほど動画制作に関わる人数も大量に必要です。
想像以上にリソースは多めに見積もっておいた方がいいでしょう。
動画制作にかかる予算感については、こちらにも説明があります。合わせてごらんください。
YouTubeに動画を投稿するメリットは幅広いユーザーに見てもらえる可能性があるという点です。
ですが、それは需要がある場合の話でありマニアックで需要が少ない動画はどうしても再生数が伸びづらくなります。
個人ユーザーなら特にそれでも問題ありませんが、企業主導の場合はあくまで知名度の向上とリードの獲得が目的のためふさわしくありません。
なにか意図のある戦略の場合を除き、動画のコンテンツはある程度幅広いユーザーに受け入れられるような動画にした方がいいでしょう。
ここまで、企業のYouTubeについて説明しました。
ですが「そういわれてもどんな風に戦略を立てればいいかわからない!」という方がほとんどだと思います。
その場合は実際に登録者数を伸ばし、再生数を多く稼いでリードを獲得できている企業の事例を見てみましょう。
元々知名度のある有名どころの企業から、元々知名度は無かったもののYouTubeがきっかけで大きく成長した企業まで4つ紹介します。
サントリー
大手飲料メーカー「サントリー」のYouTubeチャンネルです。
企業オリジナルVtuber「燦鳥ノム」(さんとりのむ)を制作し、現在も活動を続けています。当時はまだVtuberがそこまで世間に知れ渡っていなかったタイミングであり、企業主導のVtuberも少なかったため大きな話題を呼びました。
チャンネル登録者数も10万人を超え、現在もなお1万再生前後をコンスタントに記録しています。単純なCMではなくエンターテインメントの動画として様々なユーザーにアプローチしつつサントリーの知名度の向上に貢献しています。
日清食品
カップヌードルなどでおなじみ、「日清食品」のYouTubeのチャンネルです。
日清食品は個性的なCMが特徴で人気タレントを多数起用したり、奇抜なCMを多数作成しています。
テレビCM向けというよりはYouTubeのユーザー層にアプローチをかける施策として人気Vtuber事務所「ホロライブ」のVtuberとコラボするなど、目を引く動画作りに力を入れています。
またCMのメイキング動画もアップロードし、タレントの裏の顔を見ることができるということで、知名度の高いタレントを起用しているというメリットをより強化しています。
YouTubeが有名になる以前から知名度はありますが、露出を増やすことで「今日はカップヌードルを買おうかな」「どん兵衛が食べたい」などと想起させるという方法で顕在層へのアプローチに活用されています。
QuizKnock
東大出身の天才クイズ王として人気の伊沢拓司氏がCEOを務めている「QuizKnock」のチャンネルです。
元々は同名のWebメディアの知名度向上と、ユーザーの導線を作る目的でチャンネル運用が始まりました。
結果的にQuizKnockのアクセス数は大きく伸び、伊沢氏以外の所属しているライターも「東大王」「クイズプレゼンバラエティー Qさま!!」などの人気番組に進出するきっかけともなりました。
エンタメ系の動画でリードを獲得し、動画の末尾にクイズを出してサイトへ誘導するというマーケティングの基本的な流れを踏襲しています。
片付けトントン
ゴミ屋敷を掃除するという動画で人気を博している「片付けトントン」のYouTubeチャンネルです。
「不用品回収」「整理収納」「ゴミ屋敷片付け」などの事業をしている会社です。
その業務の様子をYouTubeに投稿したところ再生数は300万再生を突破。瞬く間に人気チャンネルに。
YouTubeユーザーに「汚れたものが綺麗になる過程が見ていて楽しい」という需要があり、その需要にバッチリと刺さり一気に知名度を伸ばしました。
実際に依頼も増加して売上アップを果たし、YouTubeの広告収益も入るなど良い循環が生まれ、企業主導のYouTubeの中でもかなりの成功を収めています。
ここまで記事を読んでいただいた方の中には「大変そう」「従業員が少ないしそんなに時間をかけられない」と考えた方も多いと思います。
確かに、先述したとおりYouTubeチャンネルの運用には、企画、動画編集、撮影などの時間がかかり、自社の従業員だけで賄うのは限界があります。
そこで、YouTube運用の外注化をおすすめします。
外注化することにより費用がかかってしまいますが、それ以上に大きなメリットがあります。
最大のメリットは時間的リソースが取られないということです。
外注するために、業者や担当者の選定が必要ですがあとはお任せでOK!大幅にかかる手間や時間を短縮できます。
自社で動画編集が得意な従業員がいる場合はいいですが、そうではない場合クオリティが低かったり、バラツキが出やすく高品質な動画の制作が難しくなってしまいます。
動画の編集は、動画で一番大事な部分といっても過言ではありません。
動画編集を専門に行っている企業やクリエイターに外注化することで、クオリティを高めつつ、時間も節約できます。
まとめ
YouTube企業(法人)アカウントの運用について解説しました。
知名度アップやリードの獲得、売り上げの上昇など、YouTubeには無限の可能性が秘められています。
ぜひこの機会に運用を検討してみてはいかがでしょうか。
弊社では、YouTube企業(法人)チャンネル運用支援サービスを実施しています。
伴奏型による1年後の完全自走を目指すプランや、リソースを奪われない完全外注体制での運用プランなど、様々なプランから貴社に最適な形でYouTubeチャンネルの制作をご支援いたします。
詳細は無料で配布しているこちらの資料をご覧ください。
YouTube法人チャンネル運用サービス資料ダウンロード(無料)▼
また、YouTubeにおける企業(法人)チャンネル運用以外にも、動画制作の相場についての資料など動画にまつわるお役立ち情報を多数配信しています。
こちらもぜひご覧ください。