主要な動画広告の媒体一覧!媒体毎の効果的な活用方法を解説
動画配信プラットフォームの成長に伴い、動画広告市場が急速に成長しています。
しかし、動画広告の媒体はたくさんあり、どの媒体を選べば良いか悩む方も多いと思います。
動画広告で効果を出すには、媒体毎の特徴を把握し、各媒体の特徴を活かした動画広告を制作する必要があります。
そこで本記事では、数多くの動画広告を配信してきた動画制作会社(key MOVIE)が、媒体の選び方や、媒体毎の効果的な活用方法をご紹介します。
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Contents
動画広告媒体には、たくさんの種類があります。
その中でも、主要な動画広告媒体は以下の6つです。
- YouTube
- Facebook / Instagram
- LINE
- TikTok
- YDA
各媒体特徴の一覧
媒体毎の違いが一目で分かるように、各媒体の概要と特徴を一覧表にまとめました。
媒体名 | ユーザー数(MAU数) | 課金形態 | 広告フォーマッ ト | 特徴 |
YouTube | ■世界20億人/月 ■国内6,200万人/月 | ・CPV ・CPC ・CPM | ・インストリーム広告 ・TrueViewディスカバリー広告 ・バンパー広告 | 広告の競争率が高いが、年代問わず多くのユーザーにアプローチしやすい |
Facebook / Instagram | <Facebook> ■世界23.8億人/月 ■国内2,600万人/月 <Instagram> ■世界10億人/月 ■国内3,300万人 | <Facebook> ・CPM ・CPC ・ThruPlay <Instagram> ・CPM ・CPC ・CPI ・CPV | <Facebook> ・インストリーム広告 ・フィード広告 ・ストーリーズ広告 ・プレミアム動画 ・プレイアブル動画 <Instagram> ・フィード広告 ・ストーリーズ広告・ディスカバリー広告 | <Facebook> 40〜50代の中堅層ユーザーが多いため、中堅層に多くリーチできるが、若年層のユーザーにはリーチしにくい <Instagram> 女性ユーザーにリーチしやすいが、他の媒体に比べて拡散力が低い |
■世界3.9億人/月 ■国内4,500万人/月 | ・動画の再生数 ・インストリーム動画の再生数 | ・インストリーム広告・フィード広告・ストーリーズ広告・プレミアム動画・プレイアブル動画 | 拡散力が高いが、ユーザーの匿名性が高いため、他の媒体に比べてターゲティングがしづらい | |
LINE | ■世界1.9億人/月 ■国内9,000万人/月 | ・CPM ・CPC | ・SmartChannel ・タイムライン ・LINE NEWS ・LINE マンガ ・LINE ウォレット ・LINE BLOG ・LINE ポイント ・LINE ショッピング ・LINE広告ネットワーク | 国内では多くのユーザーにリーチできるが、アジア圏以外のユーザーへはリーチしづらい |
TikTok | ■世界10億人/月 ■国内1,690万人/月 | ・CPM ・CPC ・oCPC ・CPV | ・起動画面広告 ・#チャレンジ広告 ・インフィード広告 | 広告フォーマットが少ないが、10〜20代の若年層ユーザーにリーチしやすい |
YDA | – | ・CPC ・CPV ・CPA ・vCPM | ・Yahoo! JAPANブランドパネルパノラマ ・Yahoo! JAPANブランドパネルクインティ ・Yahoo! JAPANブランドパネルスクエア ・Yahoo! JAPANプライムボード ・Yahoo! JAPANプライムビジョン ・Yahoo! JAPANトップページカスタマイズ | ターゲティングの精度が高い |
それぞれの媒体の特徴を、詳しく解説します。
YouTubeは、全世界で約20憶人に利用されている動画プラットフォームです。
媒体概要
YouTube動画広告の概要は以下のとおりです。
ユーザー数(MAU数) | ■世界20億人/月 ■国内6,200万人/月 |
課金形態 | ・CPV ・CPC ・CPM |
広告フォーマット | ・インストリーム広告 ・TrueViewディスカバリー広告 ・バンパー広告 |
YouTubeはユーザー数が多く、ユーザーの年齢層も幅広いため、多くの層にリーチできます。
また、Google広告のターゲティング手法を利用できるため、精度の高いターゲティング配信が可能です。
しかし、競合が多いので、ある程度の広告費用をかけないと、他の動画広告に埋もれてしまう可能性があります。
FacebookとInstagramは、どちらもMetaという会社が運営しているので同じプラットフォームから配信できます。
媒体概要
Facebook / Instagram動画広告の概要は以下のとおりです。
ユーザー数(MAU数) | <Facebook> ■世界23.8億人/月 ■国内2,600万人/月 <Instagram> ■世界10億人/月 ■国内3,300万人 |
課金形態 | <Facebook> ・CPM ・CPC ・ThruPlay <Instagram> ・CPM ・CPC ・CPI ・CPV |
広告フォーマット | <Facebook> ・インストリーム広告 ・フィード広告 ・ストーリーズ広告 ・プレミアム動画 ・プレイアブル動画 <Instagram> ・フィード広告 ・ストーリーズ広告 ・ディスカバリー広告 |
Facebook、Instagramそれぞれの動画広告の特徴を解説します。
Facebookのユーザーは、他の媒体に比べて40〜50代のビジネスパーソンが多いという特徴があります。
実名登録制で、ユーザーの属性が細かく設定されているので、ターゲティングの精度も高いです。
若年層ユーザーの利用頻度は少ないため、若年層にアピールしたい動画広告には向きません。
Instagramは、若年層の女性のユーザーが多いです。
また、他の媒体と比べて投稿を見たあとのアクション率が高いという特徴もあります。
ただし、シェア機能はないため、他の媒体と比べて拡散力は低いと言えます。
Twitterは世界で3.9億人のMAU数、国内では4,500万人のMAU数を誇るSNSです。
媒体概要
Twitter動画広告の概要は以下のとおりです。
ユーザー数(MAU数) | ■世界3.9億人/月 ■国内4,500万人/月 |
課金形態 | ・動画の再生数 ・インストリーム動画の再生数 |
広告フォーマット | ・インストリーム広告 ・フィード広告 ・ストーリーズ広告 ・プレミアム動画 ・プレイアブル動画 |
Twitterは、拡散力が高いという特徴があります。
リツイート機能による拡散には、1次拡散と2次拡散がありますが、2次拡散にはコストが発生しないため、広告費を大幅に削減することができます。
ただし、他の媒体に比べてユーザーの匿名性が高いので、ターゲティング精度は低い傾向にあります。
LINEは日本でのシェアが高いメッセージアプリで、世界で1.9億人のMAU数、国内では9,000万人のMAU数を誇ります。
媒体概要
LINE動画広告の概要は以下のとおりです。
ユーザー(MAU数) | ■世界1.9億人/月 ■国内9,000万人/月 |
課金形態 | ・CPM ・CPC |
広告フォーマット | ・SmartChannel ・タイムライン ・LINE NEWS ・LINE マンガ ・LINE ウォレット ・LINE BLOG ・LINE ポイント ・LINE ショッピング ・LINE広告ネットワーク |
LINEは今回ご紹介する媒体の中で、国内ユーザーが最も多い媒体となるため、国内向けの動画広告に適しています。
また、メッセージ機能以外にも、LINEマンガやLINE NEWSなどの様々なサービスを展開しているため、多くのユーザー層にリーチできます。
ただし、他の媒体と比べて国外ユーザー数は少ないため、国外向けの動画広告には向きません。
TikTokは、ショート動画を投稿できる媒体で、世界で10億人のMAU数、国内では1,690万人のMAU数を誇ります。
媒体概要
TikTok動画広告の概要は以下のとおりです。
ユーザー数(MAU数) | ■世界10億人/月 ■国内1,690万人/月 |
課金形態 | ・CPM ・CPC ・oCPC ・CPV |
広告フォーマット | ・起動画面広告 ・#チャレンジ広告 ・インフィード広告 |
TikTokは、若年層の女性ユーザーに人気の媒体です。
ユーザーが動画投稿に積極的であるため、動画広告に抵抗を持ちづらく、広告を見てもらいやすい傾向にあります。
ただし、広告フォーマットが限られているというデメリットもあります。
YDA
YDAはYahoo!ディスプレイ広告のことで、Yahoo!JAPANが運営しているサイトやアプリに動画広告を掲載できるサービスです。
媒体概要
YDA動画広告の概要は以下のとおりです。
ユーザー数(MAU 数) | – |
課金形態 | ・CPC ・CPV ・CPA ・vCPM |
広告フォーマット | ・Yahoo! JAPANブランドパネルパノラマ ・Yahoo! JAPANブランドパネルクインティ ・Yahoo! JAPANブランドパネルスクエア ・Yahoo! JAPANプライムボード ・Yahoo! JAPANプライムビジョン ・Yahoo! JAPANトップページカスタマイズ |
Yahoo!JAPANの膨大なネットワークを利用でき、Yahoo!ニュースやヤフオク!など、様々サービスを利用するユーザーにリーチ可能なため、ターゲティング精度が高いのが特徴です。
ただし、広告審査が厳しいため、余裕を持って計画的に動画広告を準備する必要があります。
動画広告を出稿するには多くのコストがかかるため、重要なポイントを抑えた上で、なるべく無駄のない運用をする必要があります。
動画広告を効果的に活用するために重要なポイントは、以下の3つです。
- 目的・ターゲットにあった媒体の選択
- 媒体のフォーマットにあったクリエイティブの作成
- 媒体毎のユーザー視聴態度をふまえたクリエイティブの作成
それぞれ、詳しく解説します。
目的・ターゲットにあった媒体の選択
動画広告を出稿する上で、最も重要なことは目的やターゲットを明確にすることです。
例えば、「若年層の女性ユーザーに自社のサービスを知ってもらう」、「中堅層ユーザーに商品を購入してもらう」など、最終的にどのようなユーザーに、どんな行動を起こして欲しいのかを明確にしましょう。
目的やターゲットを明確にすることで、どの媒体で動画広告を出稿するべきかが明確になり、動画広告の効果を最大化することができます。
媒体のフォーマットにあったクリエイティブの作成
動画広告の媒体によって、用意されている広告フォーマットは異なるため、媒体のフォーマットに合わせて動画広告を制作する必要があります。
例えば、スキップが可能な広告の場合、動画広告の冒頭でユーザーの興味を引くことができなければ、動画広告を最後まで見てもらうことができません。
そのため、動画の序盤にユーザーの興味を引くようなインパクトのある演出をする必要があります。
一方で、必ず最後まで見てもらえるような広告フォーマットの場合は、動画広告の終盤にかけて盛り上がるようなストーリー性のあるような構成にすることで、印象に残りやすくなります。
媒体毎のユーザー視聴態度をふまえたクリエイティブの作成
媒体毎に、ユーザーの視聴する環境はさまざまです。
例えば、TwitterやFacebookのタイムラインに表示されるような広告の場合、音声なしで再生される可能性が高いため、音声がなくても情報が伝わるような動画広告を制作する必要があります。
一方で、YouTube広告の場合は、音声ありで再生される可能性が高いため、音声を有効に使った動画広告の方が効果的です。
動画広告を効果的に活用するためには、各媒体の特徴を踏まえ、それぞれの媒体に合った動画広告を制作する必要があります。
ユーザーの目にとまるような、効果的な動画広告を制作するには、入念なターゲティングや目的設定が重要です。
また、動画広告で満足のいく効果を得るには、PDCAサイクルを回し続ける必要があり、多くの時間とコストがかかります。
少しでも早く動画広告で効果を出したいなら、動画制作会社に外注することがおすすめです。
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