3Dアニメーションを動画に取り入れるメリットとは?作成方法から作り方まで

更新日 2023.10.31

立体感のあるアニメーションとしてビジネスシーンで活用されることも多い「3Dアニメーション」。

実写映像だけで構成するのではなく3Dアニメーションを動画に取り入れることでさまざまな効果が期待できるようになるため、「3Dアニメーションを活用した動画を制作したい!」と考えている企業も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、3Dに限らず数多くの動画制作をおこなうkey MOVIEが、3Dアニメーションと3Dアニメーションを取り入れた動画について詳しく解説していきます。

参考になる事例や具体的な作り方などについても解説していくので、ぜひ参考にしてみてください。

務の引き継ぎにお困りの方や顧客へのサポート体制の充実を図りたい方は、ぜひ参考にしてください。

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3Dアニメーションとは

3Dアニメーションとは、3次元の空間にキャラクターなどの素材をモデリングし、プログラミングで動きをつけるタイプのアニメーションです。

2Dアニメーションは縦と横の2次元で映像を表現しますが、3Dアニメーションの場合は縦と横に奥行きもプラスして表現できるようになるので、キャラクターなどを立体的に表現できるようになりますし、よりリアリティの感じられる映像を表現できるようになります。

また、映像すべてを3Dアニメーションで表現する方法だけでなく、実写映像の中に部分的に3Dアニメーションを取り入れたりすることもできるので、企業のマーケティング手法としても注目を集めています。

3Dアニメーションを作成できるおすすめのソフト

3Dアニメーションは専用のソフトを使って制作していきます。

3Dアニメーションを制作できるソフトには無料で利用できるものから有料のものまでさまざまなソフトがありますが、ここでは、特に人気の高いソフトを3つピックアップして紹介していきます。

1. Blender(ブレンダー)

Blender(ブレンダー)は、無料で利用できる3DCGソフトの中でも定番と言える立ち位置の有名なソフトです。

無料で利用できるソフトでありながら機能が充実していて、基本的なことは一通りおこなえるようになっています。

機能が充実ししすぎていて初心者には少し難易度が高いというデメリットこそありますが、Blenderを一通り扱えるようになればクオリティの高い3Dアニメーションを作成できるようになるので、無料で使えるソフトを探している方はBlenderを選ぶべきだと言えるでしょう。

2. Maya(マヤ)

Maya(マヤ)は、プロの現場でも用いられている本格的な3DCGソフトです。

有料のソフトではありますが、ハリウッドのCG制作の現場でも用いられるほど有名なソフトなので、Mayaを選んでおけばソフト選びで失敗することはありません。

Blenderなどの無料のソフトで3Dアニメーションの制作に慣れてきたら、Mayaでよりクオリティの高い作品を作るという流れが3Dアニメーションを学ぶ上での定番の流れとなっていたりもします。

ソフトは非常に高額ですが、無料で利用できる体験期間も用意されているので、まずは無料版を試してみるのもおすすめです。

3. 3ds MAX

有料の3DCGソフトとしては3ds MAXも人気です。

こちらもMaya同様、ゲームや映画などプロの制作現場で用いられている定番のソフトとなっています。

3ds MAXはプラグインが豊富で、プログラミングの知識やスキルがなくてもクオリティの高い3Dアニメーションを作成できるという強みがあります。

3Dアニメーションを動画に取り入れるメリット

最近は3Dアニメーションを取り入れた動画を企業がマーケティングに活用する事例が増えてきていると紹介しましたが、それはさまざまなメリットが期待できるようになるからに他なりません。

3Dアニメーションを動画に取り入れる主なメリットとしては、

  • 2Dのアニメーションよりもリアリティがある
  • 実写だと難しい表現を映像に取り入れることができる
  • 競合他社の映像作品と差別化できる

の、3点があげられます。

それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。

1. 2Dのアニメーションよりもリアリティがある

3Dアニメーションの最大の特徴は「リアリティ」です。

2Dアニメーションは平面で表現されるアニメーションなので、リアリティを表現するのが得意ではありません。

一方、3Dアニメーションには奥行きという概念も加わるため、立体感のある映像を演出できるようになり、よりリアリティの感じられる映像を作れるようになります。

2. 実写だと難しい表現を映像に取り入れることができる

企業がビジネスに活用する動画には実写動画もありますが、実写には表現に限界があるという弱みがあります。

例えば、医療機器や薬を紹介する動画では体内の特定の箇所にズームアップするような表現がよく用いられますが、実写だとこういった表現はできません。

一方、実写ではない3Dアニメーションであれば、そういった表現を容易に映像に取り入れられるようになります。

表現方法が豊かになると動画のクオリティや魅力も増すため、企業が動画を活用する上で大きなメリットだと言えるでしょう。

3. 競合他社の映像作品と差別化できる

3Dアニメーションを取り入れた動画は、制作するのに時間と手間がかかります。

外注する場合は通常の動画よりも費用が高額になるため、積極的に取り入れられることはありません。

そのため、3Dアニメーションを動画に取り入れるだけで競合他社の映像作品との差別化につながるという大きなメリットがあります。

3Dアニメーションが取り入れられている動画はインパクトも大きいので、クオリティの高い動画を作ることができれば、よりユーザーを惹きつけられるようにもなります。

3Dアニメーションを取り入れた動画の参考事例

3Dアニメーションを取り入れた動画を制作して活用する上で参考にしたいのが、実際に活用している企業の事例です。

事例をチェックすることで、動画に取り入れるべき内容や3Dアニメーションの活かし方、効果的な見せ方などさまざまなポイントが見えてきます。

ここでは、特に参考になりそうな3Dアニメーションを取り入れた動画の事例を2つ紹介していきます。

1. Dyson(ダイソン)

3Dアニメーションを取り入れた動画は商品紹介動画によく用いられますが、掃除機で有名なメーカーであるDyson(ダイソン)も、3Dアニメーションを取り入れた商品紹介動画を積極的に活用している企業の一つです。

こちらの動画は「V15 Detect コードレスクリーナー」という同社のスタンダードな掃除機の紹介動画です。

こちらの動画では、製品の特徴や強みを3Dアニメーションを使って解説しています。

こういった表現は実写の映像だとなかなか表現できないため、3Dアニメーションの強みが活きています。

2. SUNTORY(サントリー)

3Dアニメーションは商品紹介動画だけでなくサービス紹介動画にもよく取り入れられています。

こちらは、サントリーが提供している「SUNTORY+」という健康管理アプリのサービス紹介動画です。

こちらの動画は2Dのアニメーションがメインとなっていますが、スマートフォンが回転する演出など、ところどころに3Dアニメーションが取り入れられています。

近年2Dアニメーションでサービスを紹介するタイプの動画が増えてきていますが、動画内のアクセントとして3Dアニメーションを取り入れることで「よくあるサービス紹介動画」にならず、インパクトのある動画に仕上がっています。

3Dアニメーションを取り入れた動画の作り方

ビジネスに活用することでさまざまなメリットをもたらしてくれる3Dアニメーションを取り入れた動画ですが、自社で内製することもできますし、制作会社に外注することもできます。

どちらの制作方法にもメリット・デメリットがあるので、それらをふまえた上で制作を決めるべきです。

それぞれの制作方法の概要とメリット・デメリットについて解説していきます。

1. 自作(内製)する

3Dアニメーションを取り入れた動画の制作方法の一つ目が、自社で自作(内製)する方法です。

3Dアニメーションや動画制作について学び、PCやソフトなどを揃えて制作できる環境を整え、自社で一から作っていきます。

動画を内製する主なメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
イメージや要望の齟齬が発生しづらい費用を抑えつつ動画を制作できるアニメーション制作・動画制作のノウハウが会社に蓄積していく基本的な知識を身につけるのに時間がかかる動画のクオリティが低くなってしまう可能性がある

3Dアニメーションを取り入れた動画を外注する場合、結構な金額の費用がかかりますが、内製する場合であれば外注費用をまるまる節約できます。

アニメーション制作や動画制作のノウハウを蓄積できる点も、内製化ならではのメリットだと言えるでしょう。

一方、アニメーション制作や動画制作の基本的な知識を身につけるのに膨大な時間がかかるという大きなデメリットがあります。

また、それらの知識を身につけたからと言って必ずしもクオリティの高い動画を作れるわけではないので、その点にも注意が必要です。

2. 制作会社に外注する

3Dアニメーションを取り入れた動画の制作方法の二つ目が、制作会社に外注する方法です。

制作したい動画の概要や3Dアニメーションをどう活かしたいかを考えて担当者に伝え、そのイメージを形にしてもらいます。

動画を外注する主なメリットとデメリットは以下のとおりです。

メリットデメリット
アニメーション制作・動画制作のプロに作ってもらえるクオリティの高い動画を制作できるスピード感をもって動画の制作に取り組める外注費用がかかるこちらのイメージや要望がうまく伝わらないことがある担当者とのやりとりが手間になったりストレスになることがある

制作会社に外注する場合、アニメーションや動画のクオリティを心配する必要はありません。

打ち合わせこそ必要になりますが、打ち合わせが済めばすぐに動画の制作に取り組めるようになるので、スピード感をもって取り組めるというメリットもあります。

一方、3Dアニメーションを取り入れた動画制作の外注には数十万円単位の費用がかかるので、外注するのであればその点をしっかりと認識しておかなくてはいけません。

また、担当者とコミュニケーションをうまく取ることができないと、こちらのイメージや要望と異なる動画に仕上がってしまうというリスクもあります。

まとめ

3Dアニメーションは、動画に上手く取り入れて活用することで他社の動画との差別化につながる強力な武器になります。

リアリティを保ちつつ実写では表現できない映像を動画に取り入れることができる点は、3Dアニメーションならではの大きな魅力だと言えるでしょう。

ただ、3Dアニメーションを取り入れた動画の制作は難易度が高く、内製するとなると膨大な時間がかかるので、専門家である制作会社への外注がおすすめです。

弊社では、3Dアニメーションを取り入れた動画の制作も承っております。

単に3Dアニメーションを動画に取り入れるだけでなく、3Dアニメーションの強みを最大限発揮できる動画を制作させていただきますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。

この記事の監修者
小林 稜介
動画マーケティングコンサルタント

広告代理店のクレオとデジタルアイデンティティにて幅広いマーケティング支援に従事した後、key MOVIEに参画。サイト改善や広告運用など動画の活用面から逆算した動画企画の提案・制作をしています。

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『key MOVIE』とは

key MOVIEは、マーケティング成果の出る動画・映像を低予算で制作します。 全国の豊富なフリーランスクリエイターを案件毎にアサインすることで、様々なジャンルの動画を低単価で制作しています。 また、マーケターがプランニング・ディレクションをおこなうことで、マーケティング目的にしっかりと効く効果的な動画制作をおこないます。

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