【認知向上】ロゴアニメーションとは?必要性や作成ツールを紹介

更新日 2024.01.26

テレビCMや映画などで、企業や団体のロゴが動いたり、光ったりするのを見たことはありますか?

そのような動きを加えたロゴのことを「ロゴアニメーション」といいます。

近年、動画需要の高まりなどの理由で、ロゴアニメーションを取り入れる企業は増えています。

この記事では、幅広いジャンルの動画制作をおこなってきたkey MOVIEが、ロゴアニメーションについて、メリットやデメリット、主な作成ツールを紹介します。

ロゴアニメーションに興味のある方はもちろん、自社名やブランド名の認知度を上げたい方は、ぜひ参考にしてください。

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ロゴアニメーションについて

まずは、「ロゴアニメーションとは何か」について、事例を交えて紹介します。

ロゴアニメーション(モーションロゴ)とは

ロゴアニメーションとは、効果音が入っていたり、動いたりするロゴの映像のことです。

「モーションロゴ」と呼ばれることもあります。

主に以下の場面でよく使われています。

  • テレビCM
  • 映画
  • SNS
  • Web広告

ロゴアニメーションの事例

「サンプルを見てみたい」という方向けに、以下にロゴアニメーションの事例を3つ掲載しました。

実際にテレビCMや映画で見たことある方も多いでしょう。

それぞれのロゴには、コンセプトや企業の想いが込められています。

2つ目の「Nintendo Switch」を例に解説します。

Nintendo Switchは、2つのコントローラーを本体から取り外すことで、2人プレイを楽しめる点が魅力です。

さらに、これらのコントローラーを本体に接続すると、1つのコントローラーとしても使用できます。

1つのゲーム機でありながら、2つの役割を果たすことができるのです。

このロゴアニメーションでは、最初に分離していた2つのコントローラーが、カチッという音とともに横に並ぶことで、2つで1つのゲーム機であることを強調しています。

他の2つの事例と比べると非常に短いですが、要点を明確に伝える素晴らしい事例です。

このように、ロゴアニメーションにはブランドのコンセプトや企業の想いなどが込められています。

わずか数秒でも、視聴者は何度も目にすることになるので、自社の想いやコンセプトが伝わるように、丁寧に制作する必要があります。

ロゴアニメーションが必要とされている理由

ロゴアニメーションが必要とされている理由は以下の2点です。

  • デジタルサイネージ(電子看板)が普及したから
  • スマートフォンが普及し、性能が向上したから

それぞれについて、詳しく解説します。

デジタルサイネージ(電子看板)が普及したから

1つ目の理由は、デジタルサイネージ(電子看板)の普及です。

近年は駅や商業施設、ビルの外壁などで、液晶ディスプレイに表示された広告や映像を見る機会が増えましたね。

この液晶ディスプレイのことを「デジタルサイネージ(電子看板)」といいます。

ポスターやチラシなどの紙媒体に代わって、現代の広告媒体として急速に普及しています。

デジタルサイネージは動画を流すことができるので、静止画であるポスターやチラシよりも、人々の注目を集めやすい点が特徴です。

以前のようにポスターやチラシに載せるだけであれば、静止画のロゴで十分でした。

しかし動画広告を流せるデジタルサイネージが普及したことで、より注目を集めやすいロゴアニメーションの必要性が高まっています。

スマートフォンが普及し、性能が向上したから

2つ目の理由は、スマートフォンの普及と性能の向上です。

スマートフォンが普及したことで、YouTubeなどで動画を視聴する人が増えました。

さらに、スマートフォンの性能が向上することで、動画をスムーズに再生できるようになりました。

その結果、好きなタイミングで快適に動画を視聴できる環境が整い、動画を見る人が急増。

企業はそれに伴って動画広告を作るようになり、ロゴアニメーションの重要性も高まりました。

ロゴアニメーションのメリット:印象に残りやすい

ロゴアニメーションのメリットは、視聴者の印象に残りやすいことです。

人の目は、動くものに注目するようになっています。

そのため、ロゴに動きがあると、思わず見てしまいます。

実際に、静止画のロゴと動くロゴでは、人は動くロゴを注意深く見るというデータもあります。

ゆえに、ロゴアニメーションを使うと、静止状態のロゴより一層印象に残りやすくなるのです。

さらに、ロゴを覚えてもらえると、会社名やブランド名の認知向上も期待できます。

また、カッコいいデザインであれば、「その企業にもっと注目したい」「ちゃんとした企業で信頼できそう」という気持ちになりやすく、注目度や信頼感の向上にもつながるでしょう。

ロゴアニメーションのデメリット:コストがかかる

ロゴアニメーションのデメリットは、制作コストがかかることです。

通常のロゴデザインに比べるとコストがかかりがちで、クオリティを求めると大きな金額になります。

最近では、ロゴを埋め込むだけでロゴアニメーションが完成するテンプレートもありますが、細かい設定ができず、表現性に劣ります。

とはいえ、ロゴアニメーションは1度制作すれば使い回しが可能です。

さまざまな場面で活用することで、コストに見合ったリターンを見込めるでしょう。

ロゴアニメーションの作成ツール・アプリ

ロゴアニメーションを作る際は、作成ツールやアプリを使うのが一般的です。

ここからは、おすすめのロゴアニメーション作成ツール・アプリとして、以下の5つを紹介します。

  • Adobe Illustrator + Adobe After Effects
  • Canva
  • LightMV
  • フライングロゴビルダー
  • MAYA

「自社でロゴアニメーションを作りたい」という方は、ぜひ参考にしてください。

Adobe Illustrator + Adobe After Effects|定番の組み合わせ

最も一般的な方法は、Adobe IllustratorとAdobe After Effectsの組み合わせです。

Adobe Illustratorでロゴを制作してから、Adobe After Effectsを使ってロゴに動きを加えていきます。

Adobe After Effectsはモーショングラフィックスが制作できるソフトで、映画やゲーム、テレビCMなど、さまざまな場面で使われています。

機能も非常に豊富なので、思い通りのロゴアニメーションを作れるでしょう。

また、Adobe製品なので、Adobe IllustratorとAdobe After Effects同士はもちろん、Adobe Photoshopとも互換性があります。

そのため、エフェクトなどを作成しやすい点もメリットです。

有料ソフトではありますが、使いこなせばクオリティの高いロゴアニメーションを制作できます。

https://www.adobe.com/jp/creativecloud.html

Canva|無料素材とテンプレートが豊富

Canvaは、オンライン上で使えるグラフィックデザインツールです。

61万点ものテンプレートと1億点の素材(写真、動画、イラスト、音楽)を組み合わせて、動画や画像など、あらゆるデザインを制作できます。

素材やテンプレートの多くは無料で使え、無料素材を使った制作物であれば、無料でダウンロードが可能。

クオリティの高い素材やテンプレートを使う場合は有料ですが、無料のものだけでも十分なデザインを制作できます。

また、ロゴアニメーションだけでなく、

  • 動画
  • SNS用の画像
  • プレゼンテーション
  • 名刺
  • インフォグラフィック

など、あらゆるデザインを制作できる点も特徴です。

ロゴアニメーションはもちろん、制作物を作る際に非常に重宝するサービスなので、登録しておいて損はないでしょう。

Canvaのロゴテンプレートはこちら

LightMV|テンプレートが豊富なのオンラインサービス

LightMVは、オンライン上で動画を制作できるプラットフォームです。

プロのデザイナーが設計したロゴアニメーション用のテンプレートが豊富に用意されており、クオリティの高いロゴアニメーションを簡単に作れる点が特徴です。

また、オンラインサービスなのでアプリをインストールする必要もありません。

なお、動画を作るだけであれば無料でもできますが、出来上がった動画をダウンロードするには料金がかかります。

まずは無料で試してみて、使えそうであれば有料版に切り替えるのがおすすめです。

https://lightmv.com/jp/

フライングロゴビルダー|初心者におすすめの無料アプリ

フライングロゴビルダーは、初心者でも簡単に3DCGのロゴを制作できる無料アプリです。

機能が非常にシンプルで

  • 6種類のテンプレートから好きなアニメーションを選択
  • 3種類背景の中から好きなものを選択
  • カメラワークを選択
  • 文字を入力

という4つの手順を踏むだけで、簡単にロゴアニメーションを制作できます。

無料アプリなので表現性は限られますが、初めてロゴアニメーションを制作する場合や、簡単なロゴアニメーションを作る場合におすすめです。

【iPhoneユーザー向け】

https://apps.apple.com/jp/app/%E3%83%95%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%83%AD%E3%82%B4%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC/id1185167520

【Androidユーザー向け】

https://play.google.com/store/apps/details?id=com.burabura.FlyingLogo&hl=ja&gl=US

MAYA|玄人向けの3Dソフト

MAYAは、3Dアニメーションやモデリングなどができる3DCGソフトです。

ゲーム開発やキャラクターアニメーション、映画など、幅広い分野で活用されています。

プロが使うソフトだけあって、非常に豊富な機能を取り揃えている点が特徴。

習得には時間がかかりますが、使いこなせば思い通りのロゴアニメーションを制作できるでしょう。

ただし、年間の利用料が286,000円と高額です。

ロゴアニメーションの制作だけで使うのはもったいないので、ロゴアニメーションに加え、3DCGを使った映像を制作する予定がある際は候補に入るでしょう。

https://www.autodesk.co.jp/products/maya/overview?term=1-YEAR&tab=subscription

自社でのロゴアニメーション制作が難しければ外注がおすすめ

ロゴは、ブランディングにおいて非常に重要な役割を果たします。

具体的には以下の通りです。

  • ロゴは企業やブランドの「顔」であり、見た目の印象を左右する
  • 競合他社との差別化が図れていると認知後向上が期待できる
  • 信頼を獲得できれば、ロゴを見ただけで商品・サービスを選んでもらいやすくなる

そのため、せっかくロゴアニメーションを作るなら、想いを込めて、クオリティの高いロゴアニメーションを作ることをおすすめします。

とはいえ、「自社に動画制作のノウハウがなく、印象に残るクオリティの高いロゴアニメーションを作れない」とお悩みの方も多いでしょう。

そんなときは、動画制作会社に外注するのがおすすめです。

イチから作ろうとすると作成ツールの導入や人材育成などの初期コストがかかりますが、外注であれば、コストを抑えて短期間でクオリティの高いロゴアニメーションを制作できます。

動画制作会社の中には内製化支援を行っている企業もあるので、将来的に自社での動画制作を目指す場合でも、1度外注を検討してみると良いでしょう。

なお、以下の記事では、おすすめの動画制作会社と選び方のポイントを解説しています。

自社でロゴアニメーションを作るのが不安な方は、ぜひ参考にしてください。

この記事の監修者
小林 稜介
動画マーケティングコンサルタント

広告代理店のクレオとデジタルアイデンティティにて幅広いマーケティング支援に従事した後、key MOVIEに参画。サイト改善や広告運用など動画の活用面から逆算した動画企画の提案・制作をしています。

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key MOVIEは、マーケティング成果の出る動画・映像を低予算で制作します。 全国の豊富なフリーランスクリエイターを案件毎にアサインすることで、様々なジャンルの動画を低単価で制作しています。 また、マーケターがプランニング・ディレクションをおこなうことで、マーケティング目的にしっかりと効く効果的な動画制作をおこないます。

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