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アニメーション動画を企業PRに活用するメリット
アニメーションを取り入れることで、伝えたい情報を視覚的に魅力的に伝えられるだけでなく、企業独自の個性や世界観も表現しやすくなります。ここでは、ブランディング視点から見た代表的な利点を掘り下げてご紹介します。
オリジナルキャラクターで印象付けできる
アニメーションならではの利点の一つに、オリジナルキャラクターを作成してブランドの象徴として活用できる点があります。企業のイメージに合ったキャラクターを設計することで、視聴者の記憶に残りやすくなり、ブランド認知の向上に貢献します。
また、ターゲット層の年齢や性別、趣味嗜好に合わせてキャラクターのビジュアルや話し方、服装などを最適化することで、より深い共感を得られる可能性が高まります。
キャラクターが広告塔のような役割を果たし、企業に親しみを持ってもらえるきっかけにもなります。
ブランドストーリーを柔軟に伝えられる
企業の創業ストーリーや理念、今後のビジョンといった抽象的な内容も、アニメーションを用いることで視覚的にわかりやすく伝えることができます。実写と違い、場所や時間の制限を受けず、空想的な要素やメタファーも盛り込めるため、より自由な表現が可能です。
たとえば、企業の歴史を年代ごとにアニメーションで表現することで、視聴者にストーリーとして印象付けることができ、「応援したい」「信頼できそう」といった感情の変化につながりやすくなります。
撮影が不要なのでコストを抑えられる
アニメーション動画の制作にはスタジオや撮影機材、人員の手配が不要なため、撮影を伴う実写動画と比較して制作コストを抑えやすいという特長があります。
必要な素材は全てデジタル上で作成できるため、予算が限られている中小企業やスタートアップにも適しています。
また、天候やロケーションに左右されず、スケジュールの柔軟性も高いことから、短期間で完成させることも可能です。追加費用なしで複数の媒体向けに編集することもでき、コストパフォーマンスの面でも優秀です。
修正・更新がしやすい
実写動画では、撮影後に出演者の変更や背景の差し替えを行うには再撮影が必要になりますが、アニメーション動画であれば、シーンの一部を差し替えたり、セリフやナレーションを変更したりすることが比較的簡単にできます。
この柔軟性は、事業内容やロゴなどに変更があった場合でも対応しやすく、長期的な活用を前提としたコンテンツとしても安心して運用できます。
視聴者の記憶に残りやすい
視覚と聴覚の両方に訴えるアニメーションは、情報の定着率を高める効果があります。特に、カラフルな画面構成や動きのあるキャラクター、印象的な音楽を組み合わせることで、視聴者の記憶に残る動画になります。
実際、同じ内容を静止画で見せるよりも、アニメーションで動きのある表現にした方が注目度が高まり、ブランドイメージの印象付けに成功している事例も数多くあります。
よく使われるアニメーション動画の種類
企業PRやブランド認知向上の目的で活用されるアニメーション動画には様々なタイプがあります。それぞれに特徴があるため、用途や目的に応じて最適なスタイルを選ぶことが重要です。
インフォグラフィック型
情報やデータを視覚的にわかりやすく伝える手法で、グラフ・図・アイコンなどを動的に見せることで、複雑な内容も直感的に理解してもらえます。サービスの仕組み紹介や業績の説明など、数値情報が多い動画に適しています。
モーショングラフィックス型
写真や図形、ロゴなどの静止素材に動きと音声を加えたスタイルです。企業理念やサービス概要をスマートに表現するのに適しており、企業向けのプレゼン動画にもよく用いられます。
タイポグラフィ型
文字の動きだけで構成されたアニメーションで、言葉の強調やメッセージ性を高めるのに効果的です。ナレーションと組み合わせることで、印象に残る動画を短時間で制作することが可能です。
3Dアニメーション型
立体感のあるグラフィックで構成され、製品の構造説明やバーチャル体験映像として活用されることが多い形式です。特に家電や自動車など、形状を細部まで見せたい商品紹介に最適です。
2.5Dアニメーション型
2Dと3Dの中間で、奥行きを持たせた視覚表現が特徴です。フル3Dよりコストを抑えつつ立体感を演出でき、プロモーション動画や企業紹介映像に広く用いられています。
ホワイトボードアニメーション型
白背景に手書きでイラストを描く様子をアニメ化する手法です。シンプルながらストーリー性が高く、親しみやすく見てもらえる特徴があります。教育系や理念紹介に向いています。
イラストアニメーション型
漫画風の絵柄を動かすスタイルで、キャラクターや場面を豊かに描写できます。エンタメ要素が強く、親しみやすいブランド構築に活用されます。
アニメーションPR動画の効果とは?
アニメーション動画は視覚・聴覚の両方に訴えるため、視聴者の注意を引きやすく、情報伝達力が高まります。ここでは具体的に期待できる成果を紹介します。
認知拡大とブランド浸透
SNSやYouTubeなどで拡散されやすく、多くの人に見てもらえる点はアニメーションの大きな強みです。特にユニークなキャラクターや映像表現が使われていれば、動画がシェアされることで自然と企業の知名度が広がっていきます。
問い合わせ・資料請求の増加
サービスの流れや特徴をわかりやすく解説したアニメーション動画は、視聴者の理解度を高め、「もっと詳しく知りたい」という行動につながりやすくなります。結果として、問い合わせや資料請求、ウェブサイト訪問などの反応率が高まる傾向にあります。
採用ブランディングへの応用
社員の日常や会社の雰囲気をアニメーションで描くことで、求職者に好印象を与え、エントリーの動機づけになる場合もあります。特にZ世代の若年層には、アニメーション形式の動画が好まれる傾向があります。
アニメーション動画の制作相場と予算感
動画の長さやアニメーションの複雑さ、使用する素材の量によって制作費用は異なります。以下は目安です。
- 1分以内のシンプルな動画:10〜20万円前後
- 1〜2分の一般的なPR動画:30〜50万円前後
- フルオリジナルで3分以上の動画:60万円〜100万円以上
外注先や制作スタジオによっても大きく変動するため、事前に複数社から見積もりを取ることが重要です。また、長期的に運用するならば修正しやすさも考慮しておくと、後のコスト削減につながります。
アニメーションPR動画の作り方と制作フロー
アニメーション動画の魅力を最大限に引き出すためには、計画的かつ戦略的な制作プロセスが欠かせません。この章では、アニメーションPR動画の基本的な制作ステップと、それぞれの段階で意識すべきポイントについて解説します。
ステップ1:目的とターゲットを明確にする
まず最初に行うべきは、「何のために作るのか」「誰に届けたいのか」という目的とターゲットの設定です。商品・サービスの認知拡大、企業理念の浸透、採用活動への活用など、目的によって動画の内容やトーンは大きく異なります。
ターゲットが若年層であればポップでテンポの速い演出、ビジネス層であれば落ち着いたトーンと理路整然とした構成が望ましいなど、視聴者像に応じた最適な表現設計が求められます。
ステップ2:構成・シナリオを作成する
動画の骨組みとなる構成案(絵コンテ)とシナリオ(ナレーション台本)を作成します。動画全体の尺(長さ)に合わせて、どこで何を伝えるかを設計することが重要です。
特に冒頭15秒は視聴者の離脱を防ぐカギとなるため、強い印象を残す演出やメッセージを配置しましょう。
シナリオは視聴者が理解しやすいよう、専門用語や長文を避け、簡潔で口語的な表現にするのが基本です。
ステップ3:デザイン・イラストを準備する
シナリオに沿って、登場キャラクター、背景、アイコン、グラフなどのビジュアル素材を作成します。ここでは、企業のロゴやコーポレートカラーを反映させることで、ブランドとしての統一感を演出することができます。
オリジナルのイラストを使うことで、唯一無二の世界観が生まれ、動画そのものに「企業らしさ」を持たせることが可能です。もし予算が限られている場合は、既存のテンプレート素材を活用する方法もあります。
ステップ4:アニメーション・モーションを加える
準備した素材に動きを加える段階です。キャラクターのアクション、テキストの出現タイミング、画面切り替えのトランジションなど、細かな演出の積み重ねが、動画全体の完成度に大きく影響します。
ナレーションやBGM、効果音もこの段階で組み込むことが多く、視覚と聴覚を効果的に組み合わせることが、視聴者の印象を左右します。
ステップ5:ナレーション・音声を収録する
動画の内容に合わせて、ナレーションの原稿をもとに音声を収録します。自社で録音する場合もありますが、プロのナレーターに依頼することで、より信頼感や説得力のある仕上がりが期待できます。
ナレーションのトーンやテンポは、動画のイメージやターゲット層に合うよう工夫が必要です。若々しい印象を出したい場合は明るくはっきりした声質、信頼感を重視したい場合は落ち着いた声など、目的に合わせて選定しましょう。
ステップ6:編集・試写・修正
全体を通して完成したら、必ず関係者によるチェックを行い、改善点や表現の違和感などを洗い出します。この段階で、テキストの誤字やBGMの音量バランス、ナレーションのタイミングの微調整など、細部を丁寧に仕上げていきます。
修正を重ねながら最終版へと仕上げていくプロセスが、動画の完成度を高める鍵となります。
ステップ7:公開・運用・効果測定
完成した動画は、自社のウェブサイト、SNS、YouTubeチャンネル、営業資料、展示会用モニターなど、用途に応じた複数チャネルで活用します。
また、動画公開後には視聴数・再生維持率・CV率などのデータを分析し、成果を測定することで、今後の改善や別動画制作に活かすことが可能になります。
制作時のポイントと注意点
アニメーションPR動画を成功に導くためには、以下のような点に注意する必要があります。
ブランドの軸を明確にする
誰に、どんな価値を届けたいのかを明確にしておかないと、メッセージがぼやけてしまいます。企業理念や商品コンセプトをしっかり反映させましょう。
ターゲット像を具体的に描く
「誰に届けたい動画か」を具体的に設定し、それに合わせたストーリーや表現にすることで、共感されやすくなります。
目的を一つに絞る
動画の目的が複数あると、内容が散漫になります。「認知向上」「問い合わせ促進」など、1本につき1つの目的を意識しましょう。
まとめ
アニメーションを活用したPR動画は、企業の個性を自由に表現でき、情報をわかりやすく届ける強力な手段です。コストパフォーマンスに優れ、修正や再利用もしやすいため、ブランディングやマーケティング戦略の中核に据える企業も増えています。
目的やターゲットに合った内容を設計し、視覚と心に響くアニメーション動画で、企業の魅力を最大限に伝えてみてはいかがでしょうか。