採用に効果的な社員インタビュー動画の質問内容と事例を紹介

更新日 2024.12.28

近年、採用動画では働き方や会社の雰囲気がわかる「社員インタビュー動画」が学生から人気を集めています。

インタビュー動画は製作費と制作期間を短くおさえつつ、企画をしっかり練ることで面白くておしゃれな動画にできるのがメリットです。

求人ページに採用・社員インタビュー動画を埋め込むことで、求人への応募率も高まる傾向にあります。

新卒採用の社員インタビュー動画では、学生が求める質問内容の把握が重要です。また、「やらせ感」をなくし自然体で回答してもらう必要があります。

この記事では、採用に効果的な社員インタビュー動画について、質問例や作成のポイントなどについて解説します。

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採用に人気の社員インタビュー動画とは

ここでは採用で活用されている社員インタビュー動画について、詳しく解説します。

社員インタビュー動画の効果・メリットとは

近年、学生はできるだけ給料や福利厚生、人間関係が良い企業に就職するために、SNSから情報を収集したりインターンシップ制度を活用しているケースがほとんどです。

そのため、ネット上でより多くの企業情報を公開することで、学生の目に付きやすく興味を持ってもらうきっかけ作りに効果的といえます。

社員インタビュー動画は、リアルな業務内容や人間関係、会社の雰囲気を見せることができるので、入社後のミスマッチを回避しやすくなるでしょう。

また、言葉で説明しにくい業務(研究職や専門職など)でも、実際の業務を見せることで分かりやすく伝えられます。

社員インタビュー動画の種類

採用で活用される社員インタビュー動画には、複数の種類があり、近年は以下のような社員インタビュー動画が作成されています。

種類メリット
1対1の対談・業務内容を深堀でき、業務内容が分かりづらい部署でもPRできる
・リアルな入社理由や仕事のやりがいを学生に紹介できる
社員密着・1日の業務内容がわかるので、入社後のミスマッチを回避できる
・業務中の真剣な顔などが見れるので、企業の好感度向上が図れる
座談会・複数人から意見が出るので、やらせ感がなくなる
・人間関係の良さ、健全性を見ることができる

この記事では、1対1の対談型の社員インタビューを想定した質問内容などを紹介します。

社員密着や座談会のインタビュー動画を作成したい方は、関連記事にある記事を参考にしてみてください。

業務内容を説明・PRする社員インタビュー動画の質問内容

インタビュー対象の方に、ご自身の業務に関する話しをしてもらいたい時のポイントです。

ここで学生に伝えたいことは、業務の内容はもちろん、現場のリアルな話しでより業務内容を具体的にイメージしてもらったり、やりがいなどの業務に関する深い話しや魅力です。

①業務の内容

②業務のリアルなイメージ

③業務の深い話し・魅力

この3点を組み合わせることで、社員インタビューだからこそ伝えられる内容になりますし、話しの構成としても聞きやすくなります。

①業務の内容を聞く質問例

Q:現在所属している部署を紹介してください。

Q:○○さんの主な役割は何ですか?

Q:仕事はチーム制ですか?

②業務のリアルなイメージを聞く質問例

Q:1日の流れはどのようなタイムスケジュールですか?

Q:業務内容で難しいと感じることはありますか?

Q:○○さんは、業務の中でどんなことを意識していますか?

③業務の深い話し・魅力を聞く質問例

Q:業務の中でどのような瞬間にやりがいを感じますか?

Q:なぜこの部署・職種を選んだのですか?

Q:将来的にどのような活躍をしたいと考えていますか?

会社(人間関係・労働環境)に関する社員インタビュー動画の質問内容

主に会社内の雰囲気など、実際に働く社員が感じてることを伝えることで、より信憑性が高く聞いてもらえます。

ここでのポイントは、いかに”やらせ感”を無くせるかです。

そのため、直接的であったり誘導のように感じる質問はなるべく避けて、自然と社員の方から会社の雰囲気に関して話すことになるような質問が望ましいです。

また、会社のことは主に下記③パターンに分けられるのでそれぞれバランス良く質問を構成できるとよいでしょう。

①社内の人間関係(横)

②社内の人間関係(縦)

③労働環境

①社内の人間関係(横)を聞く質問例

Q:業務以外でよくコミュニケーションをとるのは、どの部署や年次の人が多いですか?

Q:同期の人とはよく会話しますか?

Q:ランチはいつもどこで食べてますか?

②社内の人間関係(縦)を聞く質問例

Q:メンター制度や新人教育はどのようなことをしますか?

Q:上司や先輩の凄いなと思うところはありますか?(笑)

Q:上司や先輩のちょっと嫌だなと思うところはありますか?(笑)

★目上の人に関する話しは特に学生も知りたいことかと思いますが、話すことが中々難しい面も多いものです。そこで、笑い話し等にして話しやすい流れをつくる工夫が重要になります。

③労働環境を聞く質問例

Q:業務終了後はどのようにすごしていることが多いですか?

Q:お気に入りの業務スペースなどありますか?

Q:社内イベントは多い方ですか?

社員自身やまとめですべき質問内容

ここでは、社員自身のパーソナライズやまとめでしておくといい質問内容と例をまとめました。

社員自身に関する質問内容

インタビュー対象の社員の方自体のパーソナライズな話しも適時おこなうことで、インタビュー全体を通して明るいものになったり、視聴しているユーザーも親近感を感じたりと、インタビュー動画の良いアクセントとなります。

Q:休日はどのように過ごすことが多いですか?

Q:趣味はありますか?

ここまでは、なるべくリアルな話しや会社のアピール色の強くない雰囲気が重要でしたが、ここは、ここまでの話しを聞いてくれた学生に向けての最後のメッセージのようなパートになるため、思い切って会社のアピールをすることも有りかと思います。

社員インタビュー動画の総括的な質問内容

動画の構成的に最後の締まりを良くするための質問です。

Q:この会社のいいなと思うところはどこですか?

Q:将来的にどのような活躍をしたいと考えていますか?

Q:学生へのメッセージをお願いします

採用・社員インタビュー動画の目的毎の質問の構成例

ここまで質問例を紹介してきましたが、動画としては質問の構成も重要となります。

採用・社員インタビュー動画の構成で特に重要なことは、伝えたいことはなるべく前半にもってくることです。採用・社員インタビューは大体2~4分ほどが一般的ですが、この尺の動画の視聴完了率は一般的に60%と言われています。また、最後まで視聴されたとしても学生の動画への集中力は、動画の後半になればなるほど下がります。

なので、学生の視聴意欲が高い前半になるべく重要な話しをもってくることは非常に重要となります。

採用の社員インタビュー動画で「仕事のやりがい」をメインにした質問構成

自己紹介パート

ここは、採用・インタビュー動画の冒頭として基本固定です。

Q1:自己紹介と、所属している部署を紹介してください。

Q2:○○さんの主な役割は何ですか?

Q3:1日の流れはどのようなタイムスケジュールですか?

本題パート

ここで、本題の仕事のやりがいや意欲の高さなどを話してもらいます。

ここは質問の回答に対して更に話しを膨らましたりします。

Q4:○○さんは、業務の中でどんなことを意識していますか?

Q5:業務の中でどのような瞬間にやりがいを感じますか?

因みにパート

ここで一度、他の面も話すことで採用・インタビュー動画として、よりリアル感のあるものになります。

Q6:頑張っていますね!息抜きとして何か意識的におこなっていることはありますか?

Q7:上司or先輩はどのような人ですか?

総括パート

ここまでの繰り返しになるような話しになっても重要なことであれば問題なので、なるべく社員の方に自由に話してもらえるよう広めの質問をすると上手くまとまりやすいです。

Q8:将来的にどのような活躍をしたいと考えていますか?

Q9:最後に、学生へのメッセージをお願いします

会社の雰囲気を特に伝えたい場合の質問構成

自己紹介パート

ここは、採用・インタビュー動画の冒頭として基本固定です。

会社の雰囲気を特に伝えたい場合は、インタビュアーの採用担当の方との会話もなるべく普段通りに会話形式でおこなえると、雰囲気が伝わりやすくなります。

Q1:自己紹介と、所属している部署を紹介してください。

Q2:○○さんの主な役割は何ですか?

Q3:1日の流れはどのようなタイムスケジュールですか?

本題パート

ここで、本題の職場環境や人間関係などを話してもらいます。

会話形式のため質問数も多くなります。

Q4:○○さんは、普段どのような人と一緒に仕事をすることが多いですか?

Q5:お気に入りの業務スペースなどありますか?

Q6:上司or先輩はどのような人ですか?

Q7:上司や先輩の凄いなと思うところはありますか?(笑)

Q8:上司や先輩のちょっと嫌だなと思うところはありますか?(笑)

Q9:業務以外でよくコミュニケーションをとるのは、どの部署や年次の人が多いですか?

因みにパート

ここで一度、他の面も話すことで採用・インタビュー動画として、よりリアル感のあるものになります。

雰囲気を伝えたい場合、どのような人が働いているのかを伝えることも効果的なので、ここでは更にパーソナライズな事も質問していきます。

Q10:業務終了後はどのようにすごしていることが多いですか?

Q11:休日はどのように過ごすことが多いですか?

総括パート

会社の雰囲気をメインとしていると大抵は会社に対してポジティブな感情をもって話してくれます。そのため自然に会社のアピールを社員の方におこなってもらいやすくなっています。

また、ここまで会社の雰囲気などのどちらかというと楽しい話しをしているので、最後だけまじめな仕事の話しを入れてもギャップでかっこいい構成になることもあります。

Q12:この会社のいいなと思うところはどこですか?

Q13:将来的にどのような活躍をしたいと考えていますか?

インタビュー撮影時のポイント

ここまで、インタビュー質問の準備を紹介しました。

後は、この練った質問内容・構成がしっかりと意図通り伝わるよう、インタビュー撮影時のポイントも紹介します。

緊張を解く空気作り

職種によっては人前で話す機会のあまりない方が多くいますし、営業職など普段話し慣れている方でもカメラの前となると急に緊張してしまうことが多くあります。

なるべく撮影前に談笑したり、複数人のインタビューにしたりすることで緊張をほぐせます。また、逆にインタビューに関係無い人に多く見られていると緊張しやすくなってしまうので、なるべくインタビューに関係無い人のいない場所で撮影しましょう。

上司が見に来ている等は絶対NGです(笑)

余裕をもった撮影時間の確保

前述のように出演者は慣れていない社員の方です。緊張してしまって上手く話せなかったり等、撮り直しはよくおきます。時間が足りなくなることで余計焦ったりもしますので、十分過ぎるほど時間は確保しましょう。

話す量にもよりますが、1人あたり1時間は確保しておけると望ましいです。

カンペは絶対NG

最後に、採用・社員インタビュー動画において、カンペは絶対にNGです。

読んでる感、言わされている感が出てしまい、社員インタビュー動画である意味がなくなってしまいます。

インタビューする側の方は、質問項目くらいはメモを見ても良いかもしれませんが、インタビューを受ける側は絶対にカンペなどは見ないようにしましょう。そのために、質問項目や大まかな話す内容は事前に採用担当の方とすり合わせしたりしておくことが望ましいです。

採用で効果のある社員インタビュー動画の事例

上手く社員の方の自発的な話しを引き出せているインタビュー動画の事例を紹介します。

オシャレな動画の事例や面白い動画の事例もありますのでぜひ参考にして下さい。

トヨタコネクティッド株式会社:社員インタビュー動画の事例

【TC社員インタビュー】仲間との新たな挑戦が人生を豊かにする|New challenges with colleagues who share a dream will enrich my life.

個人的にもとても良いなと感じる社員インタビュー動画です。

凄くリアルで独自性のある話しをしつつもインサートなどもあり理解しやすいです。会社の直接的なアピールをほとんどしていないのに、社員の方の思い出話しから自然と会社の雰囲気や人の良さなどが感じられます。

PORTSTYLE株式会社:社員インタビュー動画の事例

インタビュー 中村さん 帽子専門店 イチヨンプラス(PORTSTYLE株式会社) 新卒採用 アルバイト アパレル

こちらも話されている社員の方の独自性のある話しがエピソードトークとしてよく伝わってきます。最初は少し固く緊張していたようですが、後半になるにつれて笑顔が出てきたり緊張が少なくなってきている様子もあり、とてもリアルな社員の話しという印象を受けます。

帽子専門店の会社のインタビュー動画ということもあり、全体的に動画を通してオシャレな雰囲気も伝わってきますね。

アカカベ薬局:社員インタビュー動画の事例

【社員インタビュー】アカカベですべてを手に入れた男!※最後も必見☆

こちらは、YouTubeの企画としてインタビューをおこなうことで、面白く明るく楽しい雰囲気がとても伝わってきます。質問の仕方もその場でランダムで選んでいるため企画としての面白みもあります。採用にYouTubeを活用する企業が増えてきている昨今ならではのトレンドをふまえた動画になっています。

こういった社員インタビュー動画のように、動画の中に面白いと感じるテイストがあると、視聴者に共感され採用効果が高まるでしょう。

まとめ

この記事では、採用動画の対談型の社員インタビュー動画について解説しました。

インタビュー動画での質問内容は、PRしたい内容にあわせて変える必要があります。

また、どの種類のインタビュー動画にするかについても、企業との相性やPRしたい内容とあわせて決めるようにしましょう。

どのような質問をすればいいのか、どのような企画・構成にすればいいのかについてお悩みの人は、採用動画作成に実績のあるkey MOVIEにご相談ください。

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この記事の監修者
小林 稜介
動画マーケティングコンサルタント

広告代理店のクレオとデジタルアイデンティティにて幅広いマーケティング支援に従事した後、key MOVIEに参画。サイト改善や広告運用など動画の活用面から逆算した動画企画の提案・制作をしています。

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