人気の企業PR動画事例【1分未満あり】アイディアの出し方や作り方・費用を解説

更新日 2025.11.12

近年、動画市場の拡大に伴い動画を使った企業PRも一般的になりました。YouTubeでも企業のコンセプトムービーが多く投稿されていて、なかには2,000万回以上の再生回数を誇る人気の企業PR動画もあります。

この記事では、企業PR動画の事例や成功するためのアイディアの出し方、作り方のコツ、費用、おすすめの動画制作会社などについて徹底解説します。

「企業PR動画を作りたいけど何から始めればいいのかわからない」「PR動画の再生回数を伸ばしたい」こんなお悩みはありませんか?

keyMOVIEでは、マーケティング視点を持つディレクターが企画や構成のアイディア出しから動画制作まで手厚くサポート!まずはどのような動画が作りたいかを教えてください。

オンライン面談で見積もり・納期の相談可能!

監修者情報
監修者情報

小林 稜介|動画マーケティングコンサルタント
【資格】上級ウェブ解析士・JSPプロモーションプランナー
【得意分野】動画制作/WEBマーケティング/販促プロモーション
【経歴】
株式会社クレオ、株式会社デジタルアイデンティティと2社の代理店で、オフラインの販促プロモーションからクリエイティブ制作、WEBマーケティング全般まで、幅広いマーケティング施策を経験。2021年からkey MOVIEに動画マーケティングのコンサルタントとして参画。現在、広告や企業VP、採用、YouTubeチャンネルなど様々な動画の企画制作をしています。

Contents

企業PR(プロモーション)動画とは?

企業PR動画とは、企業の魅力・理念・サービス・人を映像で伝えるための動画コンテンツです。

ただ、企業PR動画といっても、目的に応じて「誰に・何を伝えたいか」を明確にする必要があります。例えば、企業PR動画は目的や対象、内容に応じて以下のような4つの種類に分類が可能です。

種類目的対象内容
会社紹介動画
ブランドストーリー
認知拡大
ブランディングの向上
ステークホルダー企業理念・代表メッセージ・事業紹介
歴史・理念・想いを伝える
採用PR動画求人応募数の増加
就職後の離職率の減少
学生・求職者社員インタビュー・社内映像など
製品・サービス紹介動画購買意欲の向上
リード獲得
認知拡大
ターゲットとなる特定のユーザー商品の特徴や使い方
IR動画資本金の獲得
説明コストの削減
投資家・株主投資家や株主向けに会社を説明

人気の企業PR動画事例【1分未満あり】

ここでは、人気の企業PR動画事例について紹介します。どのようなPR動画を作りたいかイメージを固めるための参考にしてみてください。

面白い企業PR動画|確定申告パニック『TAX SHARK(タックス・シャーク)』|1分30秒

確定申告パニック

クラウド会計システムのfreeeのPR動画です。

映画のパロディー風の演出で面白く興味をひき、要所要所で確定申告あるあるを組み込んで、上手く興味喚起から自社サービスのPRにつなげています。

面白い採用動画事例をもっと見たい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

かっこいい企業PR動画|徳本砕石工業: 採用コンセプト動画 ー砕石事業部ー【1分45秒】

採用コンセプト動画

砕石をおこなっている徳本砕石工業の採用PR動画です。

迫力のある砕石現場を様々なアンルグやカメラワーク、ドローンなどを使用してとても臨場感のあるかっこいい映像にしています。またこの映像のかっこよさを活かすため説明的な要素はかなり少なくし動画全体の雰囲気もかっこよく仕上がっています。

かっこいいPR動画をもっと見たい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

アニメーションを活用した企業PR動画|大成建設:TVCM(シンガポール篇)【30秒】

対象建設のTVCMです。企業PR動画のアニメーションといえば思い浮かべる人も多いかと思います。こちらは「君の名は」などで当時注目度の高かった新海誠監督が制作した超超本格的なアニメーション動画です。そのクオリティの高さから非常に好評を得ています。

アニメーションを活用した企業PR動画|Payme:サービス紹介動画【約1分】

給与即日払いサービス「Payme」のサービスPR動画です。

アニメーションというと、前述の大成建設のTVCMのようなまさに「アニメ」のような動画を想像する方も多いかと思いますが、このような動画は相当な予算が必要で大抵の企業には縁のないものになります。ただ、アニメーションという手法は企業のサービスをわかりやすく伝えるのに適しており、こちらの事例のような演出であれば前述のアニメーションと比べてかなり予算を抑えて制作することができます。こちらも、馴染みのなくわかりにくいサービス内容をアニメーションでとてもわかりやすくしています。

アニメーション動画に関しては下記記事にて、より詳細に紹介しています。

インフォグラフィックを活用した企業PR動画|スターバックス:THE SCALE OF STARBUCKS Infographic【1分15秒】

スターバックス社の成長、世界展開を紹介したPR動画です。

会社規模などの数値データは本来興味を持たれずらいですが、グラフィック化し、見ていて心地の良いモーションを付けることで、興味をひきやすく見やすい動画になってます。

インフォグラフィック動画に関しては下記記事にて、より詳細に紹介しています。

SDGsに関しての企業PR動画|吉本興業:『空飛ぶレジ袋』【1分30秒】

吉本興業が公開しているSDGs動画です。
SDGsの「海の豊かさを守ろう」をテーマとしていて、レジ袋が海の環境に害を与えていることを伝えています。最初、レジ袋が空を飛ぶシーンが明るい雰囲気で演出されていますが、海では亀がレジ袋を食べてしまっているなど、ネガティブな演出がされており前後のギャップが印象的です。

大学PR動画|筑波大学:理系のキャリアの築き方/ー自分の「好き」を「強み」に変える大学進学という選択【約10分】

筑波大学の受験生に向けたPR動画です。

実際の筑波大学の学生がそれぞれのテーマについて話し合う様子を動画にしています。リアルな学生の考えや意見が出ており、入学後をリアルにイメージしやすくなります。

大学のPR動画事例をもっと知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

地方自治体PR動画|東北観光推進機構:Autumn Colors in Tohoku, Japan 4K (Ultra HD) – 東北の秋【約3分30秒】

東北観光推進機構による秋の東北地方の魅力をアピールする自治体PR動画です。

東北の美しい自然などを圧倒的な映像美で魅せています。

自治体のPR動画をもっと知りたい人は、以下の記事も参考にしてみてください。

企業PR動画(プロモーション動画)のメリット・効果

企業PR動画を作るメリットや効果についても紹介していきます。

短い時間で多くの情報を伝えられる

動画はテキストや画像と比較して5,000倍の情報を伝えられるとされています。動画は動きの情報、聴覚的な情報もあり、また受け手が文字を読む必要がなく受け身でいられるため多くの情報を伝えることが可能です。

説明が難しいものを伝えやすい

無形サービスや抽象的なサービスなどテキストで伝えることが難しいものも動画であれば、ビジュアライズし更に動かすことで、関係性がイメージしやすかったり、実際に存在するものであれば実演することでとてもわかりやすく伝えることが可能になります。

ターゲットに接触できる媒体が増える

シンプルに動画を制作すると、ターゲットに接触できる媒体が増えます。

プロモーションにおいてメディアミックスの重要性は以前からありますが、昨今は動画媒体が急増しているため動画を用意するだけで利用可能な媒体がかなり増えます。

成功する企業PR動画を作るポイント・アイディアの出し方

企業PR動画は、企業側が伝えたいメッセージを羅列するだけでは上手く伝わりません。ここでは、成功する企業PR動画を作るポイントやアイディアの出し方について解説します。

ターゲットを明確にして何に興味を持つかを考える

動画に関わらず、コンテンツを作る際にはターゲットを明確にすることが重要です。

例えば、20代女性と50代男性の欲しい物や興味を持つポイントが違うように、ユーザーによって趣味趣向が異なります。また、同じ年代、同じ性別でも価値観は異なるため、大きな枠でターゲットを決めるのか、細かい条件でターゲットを絞るのかも考えておきましょう。

伝えたい内容に優先順位をつける

伝えたい内容を全て同じ熱量で動画に盛り込んでしまうと、情報過多で最終的に何が言いたいのか分からない動画になってしまいます。

メインとなるキーワードを決めて、伝えたい内容に優先順位をつけましょう。

優先順位を決めたら、それを言葉で説明するのか・映像のみで表現するのかを決めます。

映像のみで表現できるものの例として、育児や家事のシーンを女性ではなく男性が行うなどの表現があります。このように言葉で説明せずとも配慮していることを表現できるのは動画のメリットです。

伝えたい内容が決まったら、どこまで言葉で説明するのかも決めましょう。

ストーリー性を持たせる

PR動画は長くなることも多いため、1分を超える場合はストーリー性のある構成も重要です。例えば、起承転結を決めておくと最後まで興味を引き付けることができます。

また、苦労話や失敗談などを盛り込むことで親しみや共感を得ることができるので、ファンを獲得したいコーポレート動画やブランディングを目的としたPR動画、採用動画などには盛り込むようにしましょう。

構成に悩んでしまう方は、当サイトの無料テンプレートを参考にしてみてください。

動画制作の構成・企画テンプレート
無料配布中!
動画制作テンプレート

動画制作知識ゼロの方でも、入力するだけで会議・制作会社との面談に使える企画書を簡単に作成できます。

このような動画を作りたい人におすすめ!
・YouTube動画
・SNSなどの広告動画
・採用動画
・商品・サービス説明など

資料を無料ダウンロードする

サムネイルで惹きつける

動画を見てもらうにはファーストビューになるサムネイルが重要です。同じ動画でも、サムネイルだけで視聴率は大きく変わります。

視聴率を上げるサムネイルの作り方については、以下の記事で詳しく解説中です。

企業PR動画の作り方(制作の流れ)

初めて動画を作る方でも、流れを押さえれば難しくありません。
一般的な制作ステップは次の5つです。

Step1:目的・ターゲットを明確にする

「採用」「販促」「ブランド強化」など、何のために動画を作るのかを最初に決めましょう。

Step2:企画・構成を作る

どんな内容を、どんな順番で伝えるかを設計します。
プロに依頼する場合でも、社内で「伝えたいメッセージ」を整理しておくとスムーズです。

Step3:撮影

代表インタビュー・社員・オフィス風景・製品などを撮影します。
1日で撮影を終えるとコスパがよく、スケジュール管理も簡単です。

Step4:編集

映像にBGM・字幕・ロゴを加えて完成させます。
ナレーションを入れることで、よりメッセージ性が高まります。

Step5:公開・運用

YouTubeやWebサイト、SNS、展示会など、複数の場で活用しましょう。
1本の動画を短くカットして再利用するのもおすすめです。

企業PR動画の制作費

企業PR動画(プロモーション動画)の制作費は制作内容によって大きく異なります。

採用動画などは数十万円で制作することもあれば、TVCMなどでしようする会社PRや製品・サービスPR動画は数億円とかけているものもあります。

基本的には制作会社に見積り依頼をしていただきたいのですが、ざっくり目安は下記になります。

PR動画の種類費用感
会社PR動画30万~300万円
製品・サービスPR動画20万~300万円
採用PR動画10万~50万円

動画の制作費に関しては下記記事にて、より詳細に紹介しています。

まとめ

企業のPR動画は大きな反響を得られる代わりに、内容によっては炎上を招く恐れのあるコンテンツとも言えます。そのため、動画を製作するのであれば自分達で作らず、マーケティング視点を持つディレクターのいる動画制作会社への相談がおすすめです。

keyMOVIEでは、マーケティング経験の豊富なディレクターが企画・構成のアイディア出しから動画制作まで一貫してサポートします。企業PR動画を作成したい方は、ぜひご相談ください。

オンライン面談で見積もり・納期の相談可能!

この記事の監修者
小林 稜介
動画マーケティングコンサルタント

広告代理店のクレオとデジタルアイデンティティにて幅広いマーケティング支援に従事した後、key MOVIEに参画。サイト改善や広告運用など動画の活用面から逆算した動画企画の提案・制作をしています。

Key MOVIE

動画制作サービス 『key MOVIE』とは

key MOVIEは、マーケティング成果の出る動画を低予算で制作します。 全国の豊富なフリーランスクリエイターを案件毎にアサインすることで、様々なジャンルの動画を低単価で制作しています。 また、マーケターがプランニング・ディレクションをおこなうことで、マーケティング目的にしっかりと効く効果的な動画制作をおこないます。

動画制作費の相場紹介資料

費用感のわかりずらい動画制作の費用相場を紹介しています。